2日目
03年4月16日(水) 快晴
おやど たみや〜8番 熊谷寺 〜 11番 藤井寺〜ふじや旅館
たみや 7時出発8番 熊谷寺、9番 法輪寺と順調に回れた、去年自転車で回っているので多少は見当がつく、法輪寺を出ておよそ300m田んぼの中の十字路で夫婦へんろに道を尋ねられた「あそこに見える森が法輪寺ですよ」と私。
夫婦が来た方へ行けば10番寺だと思い左折した、これがまずかった直進だったのだ長方形の一辺で行ける所を3辺を歩く事となった。
自転車なら3kmや5kmの遠回りは一向に苦にならない、しかし歩きへんろにはつらい。
今日は快晴とても暑い、汗を拭きながら田んぼ道を歩く・・・この辺り(板野郡土成町)の民家はすごく大きくて立派な家ばかり、なんでこんなに景気がいい?ハウス栽培か・・なんて考えたりしながら歩く。
門前町を通り過ぎ仁王門から330段の石段を登り10番 切幡寺に着いた、杖を置き拝んでいる内に誰かが間違って私の杖を持って行ったらしい・・・同じ様なのが杖立に残ってはいるが、それを持って歩くわけにはいかない。今度買ったら何か工夫しなくてはなあ・・・1,300円の損失。
11番寺への途中赤い乗用車がゆっくりと停まった、若い女性とその母親と見受けた「藤井寺ですか・・・」と彼女。 はい 「良かったら乗りませんか」 感謝し丁寧にご辞退した。
声をかけてくれるだけでもこんなに清々しい気分になれるのか・・・感謝、感謝。
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8番熊谷寺 | 9番法輪寺 | 10番切幡寺 | 粟島神社・・・昼食 |
リュックが重い11番への道中八幡郵便局からジャンパー下着等1kgを自宅へ送り返す。
局を出て少し歩いた所に粟島神社があった、境内の木陰にビニールシートを敷き靴を脱ぎ足を伸ばし携帯ラジオのスイッチを入れて昼食、気分は最高、美味しい!・・・と言っても乾パンとお茶だけだが・・・。
境内の前を通り過ぎた男女のへんろが弁当を下げて戻ってきた。
「ご一緒させて頂いていいですか?」
はい!どうぞ、どうぞ・・・。食事後行き先は同じ11番、一緒に歩くことになった。
吉野川の川島潜水橋を渡り広い広い中洲を進む内に分かれ道、道しるべはそれぞれの方向に進む様に標しがある、どっちへ行く・・・右か左か???。
右へ行った正解だった、どうやら左は橋のない時代、渡し舟の乗り場への道しるべだったようだ。
一緒に食事をした男性は浜松の石津さん、女性は福岡の武永さん、吉野川の中洲で知り合った岐阜の松原さん、みんなでわいわい云いながら歩く、時々自動車が来る待避場所でやり過ごさないとすれ違えない位狭い橋だ。
中洲を2kmほど歩いて大野島潜水橋を渡りやっと向こう岸だ・・・吉野川は広い。
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川島潜水橋石津さん | 石津さん、武永さん | 私 | 11番 藤井寺 |
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しかし暑い・・・左足がちょっと痛い、まあそのうちなれて痛みも取れどんどん距離を延ばせるようになるだろう。 鴨島町内で3〜40人の歩きへんろに次々に追い越された200mにも及ぶ長蛇の列みんなリュックもなく手ぶらでスタスタ・・・。 荷物は? バスが先に旅館へ運んでくれています。 道を知り尽くした先達さんの後をただ歩くだけ聞くことも迷うこともない、いろんなへんろがあるのだ・・・。 |
松原、武永、私 |
でも・・・うらやましいとは思わなかった、もしかしたら迷ったり困ったりしている事も含めてへんろを楽しんでいるのかも知れない
11番 藤井寺に着いた。ノースカロライナから来たと言う歩きへんろが今夜の宿が取れないとか云ってるらしい石津さんが親切に相談に乗ってやっている、日本語でなら私も多少国際親善ができるのだが・・・。
門前のふじや旅館では一緒に歩いた男3人が相部屋になった夕食の時それぞれビール1本ずつ注文、内1本がシャーベット状態、振っても叩いても切れ切れにぽたっ!ぽたっ!
おかみさんちょっとこれっ!。
新しいのを持ってきてくれた、長話をしている内にいつの間にか解けた、飲んだ。
もうけたなあ三人ともご機嫌。
歩行距離 16.6km
歩 数 23.130歩
旅館たみや | 6,500 |
杖 | 1,300 |
郵送料 | 710 |
ふじや旅館 | 7,100 |
本日合計 | 15,610 |
累 計 | 21,775 |