7日目
03年4月21日(月) 曇り後晴れ

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  立江寺(宿坊) 〜 金子や(生名)


早朝石津さんが 僧正!本堂でお経を上げませんか?と云う。
私が頭を丸めたので「僧正」だそうだ。
消灯している薄暗い廊下を通り抜け本堂へ・・・さすが名刹、高野山の別格本山と云うだけあって凄い!絢爛豪華な中にも荘厳とし凛とている。
正座し合掌、深々と礼拝、読経を始める・・・間もなく張り詰めていた空気が緩み声は調和し反響し高い天井の本堂内に響き渡る、少し浪曲調の声を出してみる・・・ん?!益々いい感じ!仏様たちも喜んでくれているな・・・と思った。

7:05立江寺 出発相変わらず足が痛い、石津さん武永さんが私のペースに合わせてくれる・・・申し訳ない。
勝浦町沼江で道端の作業所から女へんろが一人出てきた我々よりも一足先に立江寺を発った人だった。
「ここでお茶ご馳走になりました、あなた方も頂いて行ったら?」・・・歩きのお遍路さん接待所の看板が出ている・・・入って行った・・・「コーヒーとお茶どちらがいいですか・・・高田 治さん」三人ともお茶をお願いした。
ここはサンダルなどの裁断所、趣味で昔ながらのタバコ盆や傘をも作っている器用な人だ、しばらく話して石津さんは竹とんぼをお礼に渡し出発。

外に出た・・・なんだ、なんだこの看板
「歩きのへんろさん接待所」 300m⇒・・・おいおい。
・・・と云うことは・・・我々3人は招かれもしないのに押しかけ接待を受けたと云う事か・・・
高田さん失礼いたしました。


途中の郵便局でリュックを再点検、絶対に必要なもの以外は皆それぞれの留守宅に送った。
今夜の宿「金子や」へ午前10時着チェックインは3時からだ。荷物を置かせてもらって石津さん武永さんは番外の「星の岩屋 裏見の滝」へ私は足をひきずりながら2km先の勝浦病院へ・・・風が強く寒い。
高田さん タバコ盆と和傘

レントゲンを撮り説明してくれた使い痛みだ貼薬と痛み止めの内服薬をくれた、まだ12時前・・・待合室は暖房が効いて心地よい、よしここで時間調整しよう。
雑誌を見たり居眠りしたりして一時過ぎに病院を後にした。

宿の近くのミニ公園から川をまたいでワイヤーを張り鯉のぼりを吊っている風が強く勢いよく泳ぐ・・・公園で武永さんが呼んでいる石津さんは弁当を買いに行ったと云う、私も天ぷらとビール買ってきて出来るだけ風の当たらないような所を探し昼食。
勝浦病院 勝浦川


3時までにはまだ時間がある勝浦川まで行く事にする。
茎の長いタンポポが群生している、子供の頃に戻ってタンポポの首飾りを作りながら歩いた、勝浦川原で武永さんの首へ・・・。
川原の壊れたコンクリートの蔭に身を寄せ風を避け時間調整やっと3時チェックイン。
部屋の暖房を入れしばし昼寝。

          歩行距離     14.6km
          歩  数  23、598歩

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立江寺宿坊   5,775
郵送料 610
お茶 150
勝浦病院 2,450
ビール・つまみ 500
洗濯代 300
本日計 9,785
累 計 60,130