通算14日目
2004.3.18(木) 雨後曇り
ロッジ尾崎 〜 室戸岬・24番最御崎寺
昨日からの雨が降り続いている ロッジ尾崎でごみ捨て用のポリ袋をもらいザックに被せて出発。
雨の国道をひたすら西へ西へと進む右は山、左下は道に沿って畑が数十メートル帯状にありその向こうは太平洋である。
畑の中にぽつんと一軒だけある納屋からへんろが手招きしている、牟岐の食堂で会った姫路の定年へんろだ、「一休みしてはどうですか
私は出発しますから」
場所を空けてくれた、狭い軒下へ荷物を降ろししばらく休んでまた出発。
夫婦岩が見えてきた写真を撮りたいのだが横殴りの雨でどうにもならない、通り過ぎて風下になった室戸側よりやっと撮れた。
室戸が近くなった田植えの準備が終わった田んぼの中ではカエルが鳴き沢山のおたまじゃくしが行列を作って泳いでいる、えんどうの蔓も人の背の高さくらいある やはり南国高知だ我が家のえんどうはまだ20cmあるなしなのに。
またアロエを生垣代わりに植えているのにも驚いた。
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夫婦岩 | みくらどう | 室戸海岸 | 岩に抱きつくあこうの木 |
国道脇の大師修行の洞窟「御蔵洞」へ入ってみた 奥へ入り坐ると入り口から見えるのは海と空だけ、空海は何日もの間何を思いどんな気持ちで修行したのであろうか・・・。
どうやら雨はやんだしかし風が強くなり一段と寒くなって来た。
室戸岬の海岸へ降りて行き岩陰に身を隠すようにして尾崎でもらったおむすびを震えながら食べた、海岸につづく遊歩道一帯には南国特有の樹木が生い茂っていた。
急勾配のへんろ道を800m登り24番 最御崎寺(ほつみさきじ)到着。
参拝後宿坊へ、素晴らしい宿坊だ広いツインの部屋に一人だけ、ウオッシュレットのついたトイレもある一泊二食で5985円は安い。
夕食は大食堂、テーブルの名札を見て坐る 団体客が沢山来て従業員(腰の曲がったおばあちゃんが多い)はてんてこ舞いだ。
宿坊とは云っても酒もあればビールもあるテーブルの上には鰹のたたきもあるし天ぷらもある観光旅館と変わりはしない。
ビールはまだか?酒まだか?手が足りないのでバスの添乗員さんまで手伝っているようだ、やっと我々のところへもビールが来た添乗員さんが持ってきてくれた「すみませんねえバス会社の方にこんなにまでして頂いて・・・」
「いえ、あの〜・・・住職の家内です」
飲んだ食べた さあ飯にするか あれ???ご飯がないみんなのテーブルには「飯ひつ」があるのに・・・ない。腰の曲がった ばあちゃんに云ったご飯は?
いつまで待ってもばあちゃんは厨房から出てこない、行ってみた一つ少なくおひつに取ってしまったらしい、炊飯器にご飯はもう残ってない、。
その原因をああだこうだと言ってるようだ 腹が立った原因究明は後にして早く炊けそして おむすび にでもして部屋へ持ってきてくれ、団体客の喰い残しはだめだぞ!
それから暫らくしてばあちゃんと住職の奥さんが不手際を詫びながらたくさんのおむすびとおかずを届けてくれた。
カッとしてつい強く言い過ぎた自分を恥じた、反省した 飯くらいのことでこんな事でどうする・・・修行が足りない!
土佐は修行の道場だ・・・修行しなくてはなあ。
歩数25100歩 距離 15.5km
ロッジ尾崎宿泊料 | 6,900 |
コーヒー・ケーキ | 600 |
最御崎寺宿坊 | 5,985 |
納経料 | 300 |
洗濯代 | 300 |
本日計 | 14,085 |
累 計 | 131,175 |