通算23日目

2004.3.27(土) 晴れ

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     グリンピア横浪 〜 岩不動 〜 番外 大善寺 〜 岬旅館


 ホテル横浪三里7:45出発 穏やかな横波の海がキラキラと金色に輝く中を行く。
やがて山道に入った道路脇にキュウリを沢山捨てていた規格外で処分の困りこの山中まで持って処分したのだろう。

仏坂へんろ道に入り標高140mの山道を上りやがて細い細いつづら坂を降りた所に岩不動があった。
手入の行き届いた庭には あせび、みつまた、菜の花、桜などが咲いていた。

須崎市の田園地帯に入ったすごく大きなビニールハウスが何棟も立ち並んでいる、これはまさに野菜の製造工場だ。
中は見えないがニューミュージックが流れている若者が働いているのであろう。

道端に捨てたキューリ 右・仏坂へんろ道 岩不動つづら道 野菜製造工場


途中番外の札所 大善寺へ寄った、納経の際寺の奥さんがビニール袋に入った「吉祥塩」なるものを呉れた。
身に付けていれば「除災招福、息災延命」のおかげあり、お茶に入れて飲めば元気が出、足に振り掛ければ痛みが取れる・・・と云う。

88ケ寺も少しは見習って欲しい努力しなくても人が沢山来る寺と そうでない寺はこうも違うのだ 物がほしいから云っているのではない、やさしさ、いたわり、親切、気配りがほしい。

納経のとき待っておれ!書いてやっているのだ!と云わんばかりの態度、雰囲気「納経帳を広げ書く人に向けて出すように」こちらは 忙しいからうっかり反対に書く事がある・・・と叱られていたへんろがいた。
それは分かるが300円取っているのだろう 偉そうに命令しないで欲しい、忙しければ人を増やせ  ご協力願えませんかと云う気持ちを込めて云えないのか。

まるで昔の役所だ競争がないとこうなるJリーグのサッカーみたいに入れ替えがあればいいのだ・・・番外は20ケ寺ある切磋琢磨して入れ替えて欲しいと思うのは私だけであろうか。

私の友は数年前 日帰りで八十八ケ寺を車で何回かに分け回ったときの話をした。
奥さんと交代で運転し朝7時までには寺に着き拝む係りと印を貰う係りを分担し大急ぎで次の寺へ、昼食も持参した弁当を移動中に食べ寸暇を惜しみ回った、ある寺で納経印を貰いに行ったら住職が一番札所はへんろ用品を高く売りすぎるとか、一番から順番に回る必要はないとか長々と聞かされうんざりした・・・と言っていた。
またあるへんろのホームページでは7時直前になっても納経所が開かないチャイムを押してみた、耳を澄ませたが鳴っているのかどうかはっきりしない2〜3度押した 奥のほうから「うるさい!一度押せば分かるそれにまだ時間前だ」とどなりながら出てきたそうである。

それはそうだ待てばいいのだ しかしなあ時間前にはカギを開け庭を掃き水を打ち硯の墨を磨って時間が来たら{おはようございます お待たせしました、朝早くからご苦労様です どちらからお出でになりました?・・・どうぞお気をつけて・・・}なんて云われたら心がどんなになごむか・・・

また別のホームページでは
「途中で女性に声をかけられる。「私も納経所を手伝ってる」
 聞けばシルバー人材センターで紹介されたとのこと。「梵字の練習には3日かかった。」とか「私自身は立正佼正会なんだけどね」とか聞くとちょっと考えさせられる。
 そう言えば、ある寺に団体遍路一行が到着したときに、「またいっぱい来た」と舌打ちしているのに遭遇したことがあったっけ。閑話休題」

ごく一部の寺があたかも全てでもあるかのように品格を下げる・・・「さわらぬ神にたたりなし へんろはすれど納経せず」・・・こんなへんろが増えたらどうする・・・これでいいのか八十八ケ寺 

それともこれはアマちゃん観光へんろを鍛える手段なのか 一々むかついたり顔色が変わるようでは修行が足りぬ もっと怒れ わめけ そしてどうだ1300〜400km歩いたら・・・少しはわかったか?
「納経とは本来般若心経を自書し各寺の本堂、大師堂に納める事、その証として納経印が押される」
へんろの殆んどは納経印など貰える資格はない・・・そのへんろがどやどやと ひっきりなしにやってくる
他人をとやかく言う前に先ず己を見よ お前が種をまき水をやり大きく育てておいて人のせいにしていた事が・・・

でもやはり わからん 悟りとは 僅かでも己の非を探し出し相手を許しあきらめの境地に辿り着く事か!?

オレオレ詐欺にかかった婆ちゃんが云っていた・・・孫の声にそっくりじゃった 大きな事故を起こし途方に暮れて泣いていた・・・ お金が着いてほっとしたろう・・・孫でなくてよかったよ。
ええ ええ あの電話の子が喜んでくれれば・・・?????
「相手を恨まず 自分を責めず悔やまず」 こ、これは一体何なんだ 現代版良寛か?!

大善寺を出発して間もなく新荘川(しんじょうがわ)橋を渡った。
昔この川の上流で投網(とあみ)漁に行く取引先の人に同行した事があった。
誘われるままに深みへ入って行ったのはいいが清流がすごい速さで流れ足を掬われそうになり岸に戻れなくなった事があった・・・ ああ あれから40年・・・
あの青年実業家は元気だろうか 上流には今でも「日本かわうそ」はいるのだろうか、河口に近いこの辺りは中洲が出来草が生え流れもほとんどないようだ。
15:40安和町 岬旅館着

       歩数 34000歩   距離 19.0km

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3/26洗濯 300
缶ビール 450
グリンピア横浪 7,875
お茶 150
かつ椀うどん 871
小銭お賽銭へ 14
納経料 300
文旦 5000
本日計 9,960
累 計 204,176

文旦=合計に含まず