通算29日目

平成17年3月20日 (日) 曇り一時雨

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宿毛市民宿 嶋屋 〜 松尾峠 〜 40番 観自在寺 〜 内海リゾートホテル 



 6:50 民宿嶋屋出発R56を西進、細い遍路道に入ったり出たり2時間近く歩いて宿毛市街のコンビニで昼食用におむすび三ケ購入、旭川の娘、夫婦遍路、その他数人のへんろも弁当を買っていた。
そして土佐から伊予への国堺松尾峠を目指して皆次々に急な山道に入って行った。最初の内は一列になって歩いていたがいつの間にか引き離されされ見えなくなってしまった。
標高300m松尾峠の東屋で寒さに震えながら握り飯を食べた、近くに茶屋跡の立て札があった、昔はこの峠を通る人も商う人も大変な思いをしたことであろう。

高知県側の坂は傾斜がきつかったが愛媛県側は緩やかで道もよく整備され転落防止の柵まで設置してあった。
小雨が降り続く長い下り坂を黙々と歩く一本松町へ降りてから方向感覚を失い国道を逆方向へ歩いていた。
城辺町〜御荘町を経て午後4時 40番 観自在寺にやっと到着。
納経所で車遍路が寺の人に尋ねていた
松尾峠 茶屋跡

これから39番寺へ5時までに行けるでしょうか?
40分で行けます十分間に合いますよ・・・と

私達は今朝6:50に出発して今やっとここへ着いた。
車社会に慣れきり当たり前だと思っていた時間や距離の感覚を再認識させられた、いい時代に生まれてきて良かった。
今晩の宿「内海リゾートホテル」まで約8km、一日4万歩がほぼ限界だタクシーで行く。
土佐、伊予の国堺

松尾峠東屋 観自在寺で


行って驚いたまるで休業中のホテルのようだ 玄関や窓のガラスは曇り部屋の紙障子は破れロビーや廊下の内装は傷み放題雑然とし閑散としていた。
電話で予約したときは満室なので二人一部屋でよければ・・・と云った。
でも宿泊客は数組のようだ、ホテル自体は大きい客室も20室以上はある・・・どうやらエアコンが故障しているためそう云ったらしい、つまり泊まれる部屋の数が少ないようだ。
朝食も係りの人が休みなので出来ないと言って前の晩におにぎりを渡された。
まあ料金も安い(一泊一食おにぎり付6000円)のであまり文句は言えないが・・・。

    歩行距離 29.5km   歩数 44950歩

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民宿嶋屋 6,500
弁当 340
納経料 300
ホテル内海 6,000
タクシー 1,110
酒・ビール 1,000
本日計 15,250
累 計 296,848