通算30日目
平成17年3月21日 (月) 晴れ
内海リゾートホテル 〜 柏坂峠 〜 宇和島 駅前ターミナルホテル
昨晩貰ったおむすびを部屋で食べ6:40出発
ホテルを出てすぐ標高470mの柏坂越えコースに向かって山道に入る。
柳水大師8:10着「弘法大師が柳の枝で突いた所から泉が噴出し旅人の飲用水が出来た、その柳の枝を大師が突き刺したら柳は根付き今日まで植え継がれているという。
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雨情 | 炭焼き窯跡? |
遍路道沿には昔話や野口雨情の詩が多い
こんな事を書いていた。
「トッポ話 土佐の愚か村 話の名人が津島町の茂八とトッポ話の試合に来ました。名人が茂八を訪ねると家の前では10歳あまりの女の子が遊んでおり「茂八さんはおるかの」と聞くと、留守だといいます。「どこへ行ったのか」と尋ねると、「父やんは裏の山がかやりよる(崩れている)いうので線香持って突っ張りに行ったぞなし」と答えます。
土佐の名人さすが茂八の娘と感心して
お母やんは・・・と聞くと「母やんは座敷でノミにぽんし(ちゃんちゃんこ)着せて遊ばしよる」と云います。
名人はこれではとうてい茂八にはかなわぬとばかり、ほうほうのていで逃げ帰ったとか、津島町にはこの様な楽しいトッポ話(ほら吹き話)が数限りなくあります。 津島町
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柳水大師東屋 | 柏坂へんろ道 |
野口雨情
梅の小枝で やぶ鶯は 雪の降る夜の 夢を見る
松は緑に 心も清く 人は精神 満腹に
雨は篠つき 波風荒りょと 国の柱は 動きゃせぬ
里が近くなった頃山の裾野のみかん畑で作業していた奥さんがらポンカンの接待を受けた。
このみかん畑に続く道は軽四がやっと通れる程度の道、昨日の雨でぬかるんだ所を車が通ってドロドロ状態次の一歩をどう踏み出すか・・・下手に歩けば靴の中に泥水が入る注意しながら浅いようなところを探して歩いた。
国道を随分歩いた、左足小指の大きな豆がつぶれ痛い これをかばって歩くから腰までが痛くなった・・・明日は駄目かもしれないなー。
見かねたか、察したか「石津」さんがバスに乗りましょうと言う、天の助けOKOK.
13:50 「於泥」より乗車 宇和島駅14時着(650円)
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つわな展望台より | 狸にだまされたお話 |
駅前ターミナルホテルへ荷物預け多賀神社(凸凹寺)へ
パンフレットに
「凸凹寺は寺に非ず陰陽研究の道場である性宗教、民族、風俗資料文献など数万点蒐集し・・・・
展示場を凸凹神堂と云い日本はもとより中国・韓国・インド・ネパールといったアジア各国からヨーロッパ・南米にいたるまで世界の貴重な性文化財が数万点展示されています」
まあ早い話が性器に似た展示物、浮世絵等の印刷物がものすごいことあります。
入場料800円はちょっと高いがまあ見る価値は○?!×?!か。
夕食は町へ出た和風郷土料理の店「かどや」へ入った。
今夜は贅沢しよう・・・「鯛めし」なるものを注文
鯛めし
「その昔海賊たちが、火の使えない舟の上で酒盛りをした時酒を飲んでいたお椀にメシを盛り、生の鯛の身を載のせてそのまま食べたのがはじまり、新鮮な鯛の風味が生きた、日本でも宇和島だけに伝わる独特なもの」だそうだ。
食べ方
「だし汁の中に卵を入れ混ぜてから鯛の刺身、海藻、しその葉を入れかるく混ぜる。
熱いご飯の上に鯛の身を並べだし汁を適量かける。
食べた、飲んだ(中ジョッキ3杯)美味しかった4090円!反省なし、幸せ。
歩行距離 20.7km 歩数 30620歩
お茶 | 150 |
昼食 | 700 |
バス於泥〜宇和島 | 650 |
凸凹神社入場料 | 800 |
鯛めし | 4,090 |
洗濯 | 100 |
宇和島ターミナルホテル | 5,400 |
本日計 | 11,890 |
累 計 | 308,738 |