Natural harmony which the tone of a koto plays.     Gaia Harmony
私の音楽紀行
●音楽紀行(2003年度)
心と音楽・・・ 2003/12/9 書き込み
 12月3日、南岡山病院へ院内コンサートに行ってきました。ずっと寝たきりの患者さんばかりの病棟でしたが、それでも看護士さんに車椅子や簡易ベット(?)を押してきてもらって聴いていただきました。何年もかかってやっと約束の「赤とんぼ」が病棟で演奏できました。以前お伺いした時、リクエストを下さった方はすでに退院されていましたが「ふるさと・赤とんぼ」の演奏がはじまって、涙を何度も何度も拭きながら聴いてくださるかたがいらっしゃいました。思い出の曲だったのか、お好きな曲だったのか何かはわかりませんがその方の心に何かが届いたのでしょう。こんな私が弾く演奏が人の心を動かすことができるんだという思いが私の方にも込み上げてきました。コンサートが終わって、心に届く音楽をやっていくことが自分の音楽なんだとあらためて原点に戻った私でした。ありがとう!聴いてくださったみなさん・・・。


11人のアドリアティカたち 2003/10/22 書き込み
 10月18日(土)、倉敷市芸文館ホールで「国際交流バレエコンサート」が行われました。この中の演目のひとつにCDにも入っている自作曲「アドリアティカ」の生演奏にあわせて11人の可愛い少女たちが幻想的な舞台で踊ってくれました。CDにあわせて踊る方がよほど楽だっただろうに、生演奏に振り付けという選択をしてくれた安藤恵美子先生には非常に感謝しております。今までは踊りの方とコラボレーションしても1対1がほとんどだったので結構お互いの呼吸で変化したりして自由を楽しむことが多かったのですが、今回はそういう形ではなく決められた形を毎回やらなければならないという演奏で非常によい勉強になりました。出番終了後、皆で記念撮影!可愛いみんなありがとう!とってもステキだったよ!


倉敷にうまれて・・・ 2003/10/22 書き込み
 普段生活をしているとあまりに当然すぎて、「この街にうまれてよかった」と感じる時は少ないのですが、久々に倉敷にうまれて、ここで育って、そして生活していることをとても嬉しく思いました。10月18・19日と倉敷屏風祭がありました。今回このお祭りの中のひとりとしてKCT特設ステージで演奏させていただきました。今までお祭りというのは見る側で参加する側ではなかったのですが、今回初めて参加者としてお祭りを肌で感じることができ、感激でした。まぁ、久しぶり(何年ぶりかもわからないくらい)に着物を着て演奏したということもあるのかもわかりませんが、こんな味のある粋なお祭りのある倉敷にうまれてよかったと思いました。そういえば子供の頃は秋祭りには着物を着て神社に行っていたことを思い出しました。昔は風情があったんだ・・・。なつかしー・・・。生放送での1コマ、倉敷屏風祭実行委員長の岡さん、KCTの落合アナウンサーと。


あっぱれ!新田中!! 2003/10/02 書き込み
 今日はかわいくって!たくましい!倉敷市立新田中学校の和楽器選択クラスのお話をさせていただきます。私は3年前から新田中学校の和楽器選択クラスの講師としてお世話になっているのですが、去る9月19日、文化祭の舞台で和楽器選択クラスの2年と3年が箏と和太鼓の演奏をしました。ここの生徒がすごいのは箏も弾くけど和太鼓も叩くということ!この対照的な楽器をメリハリきかせて演奏します。今年は2学期に入って文化祭までお箏の授業が1時間しか取れなかった為、3年生の有志がお箏を演奏してくれました。にわか仕込みだったにもかかわらずさすが3年生!新田中の為にアレンジした「さくらさくら」を堂々と演奏しました。ステージの写真をお見せしたかったのですが映りが悪かったので演奏後のすがすがしい顔をご紹介しましょう!


「トップヘアー」倉敷発の力 2003/9/24 書き込み
 9月21日、関係者のみだったのでスケジュールには掲載していませんでしたが、倉敷アイビースクエアーで倉敷発全国区を目指している美容室(と簡単に言ってよいのか?)『トップへアー』の20周年記念パーティーがありました。私はその中で演奏させていただきました。私には倉敷に尊敬する人が何人かいるのですが、ここの甲斐社長ご夫妻もその方々です。会社としての経営、マネージメントがしっかりしていて、スタッフのチームワークの良さ、そして磨かれた感性と技術。どれをとっても素晴らしいものでした。よくある出番はその時だけの参加が多くてイベントの内容はよくわからないということも多々あるのですが、最初にうちにお話にこられた時からスタッフの方の情熱が伝わり、当たり前のことですが私が出ることでこのパーティーを台無しにしてはいけないと深く心に刻みました。私の演奏の後、社長ご夫妻のご挨拶があり、その時BGMとして演奏しながらご夫妻の背中を見た時、両脇にはスタッフの背中の数々、そしてその向こうにはたくさんのお客様の顔が見え、「人間の力ってすごいなー」と感動いたしました。社長さんもいわれておりましたが、「最初は3人で始めた」という『トップヘアー』。今ではもう倉敷、岡山の顔となっています。是非、全国展開していかれて世界を目指してほしいと思います。私も音楽で倉敷発を目指している身なので非常に力をいただき、心に残る出番だったのでHPで書かせていただきました。当日はお忙しい中、私のヘヤーとメイクまでしていただき感謝です。ありがとうございました。


ふるさと夜の美術館 2003/9/24 書き込み
 9月20日が雨で順延になり、晴れて翌日21日、無事行われました。岡山の各分野のアーティストの素晴らしい作品がライトアップされた中での演奏は非常に気持ちのよいものでした。舞台にこれだけのアースティックなものを並べることはまずできないでしょう。総社市文化協会の力はすごいですね。今回は『くらしき1988』のメンバーのほか、『和楽』のメンバーにも参加してもらいオリジナルを中心に演奏させていただきました。カミガツジプラザの会場の中次々に展開される舞台にお客様は前見たり、横見たり、後ろ見たり忙しかったかもわかりませんが、タイトル名のごとくまさに『夜の美術館』だったであろうと思います。台風が去って急に冷え始めた夜でしたが最後まで聞いてくださったお客様をはじめスタッフの方々にお礼申し上げます。写真はその時のものです。巨大な流木アートの前での演奏でした。


「リヨンの夏」からいつのまにか秋へ・・・ 2003/9/2 書き込み
 8月29日金曜日、倉敷市のレストランリヨンでのライヴ&ディナー「リヨンの夏」が無事終わりました。レストランリヨンはもう20数年もの実績を持つ西洋料理店ですが、店内でライヴをするのは初めて・・・ということでした。お店の壁は漆喰、床は天然木ということでアコースティック楽器にはもってこいの心地よい音が響き、楽しく、気持ちよく演奏させていただきました。今回もキーボードの松本加代子さんにも参加していただき、オリジナル曲からスタンダードナンバーまで演奏しました。今回の為に「リヨンの夏」という小さな曲も出来(なんとシャンソン風にアレンジして演奏したのだ!)、何せ出来上がったのが2日前だったので演奏する時はさすがに緊張してしまいましたが・・・。でもこうして何かのきっかけで小さな曲が増えていくことがうれしいです。(自ら進んで曲作りをしようとかあまり考えないなまけものなもので・・・笑)でも「リヨンの夏」という曲は恵まれてますね。生まれてすぐにお客様に聴いていただけて・・・。一生懸命作っても陽の目を見ない曲もたくさんある中、本当にありがたいことです。それにしてもお客様をはじめ、スタッフの皆様には感謝です!特にオーナーの清水御夫妻には準備から片付けまで大変だったことでしょう。本当にありがとうございました。また、これに懲りず「秋、冬、春・・・」とできるといいなぁと勝手に思っています(笑)今回来れなかったお客様、またの機会をお楽しみに・・・!
写真後列右からキーボード松本加代子さん、オーナーシェフ清水詩郎さん、マダム清水恵美子さん、そして私。前列はスタッフの六ツ森宏朗、清水いつかさん、そのお友達です。


くらしき1988コンサートと仲間たち 2003/07/26 書き込み
 7月20日(日)倉敷市芸文館ホールで16回目のコンサートを行いました。今回は特別ゲストに、はしいはるひこさんをお迎えしました。はしいさんの温かい歌とメロディーに心がほんわか・・・。はしいさんのつくる曲ってどうしてあんなにあったかいんだろう・・・?コンサート前、やることだらけで時間が足りなくってイライラしてる時、はしいさんの「坊や」をCDで聴きました。イントロが流れ出た瞬間ふわ〜っと心が軽くなってイライラが消えてしまいました。あんな風に人の心に自然に入ってくる、そして人をやさしくできる曲を書けるってすごいと思います。やはり人間性がでるのかな?私もああいう曲を書けるようになりたいです。

 くらしき1988の仲間はいつもマイペースで和気藹々(すぎる?)。みんな楽しむことが1番でなかなか成長は・・・ムムッ・・・ですが素晴らしい仲間たちです!私の宝物!ジュニアは舞台にたつと静かで楽屋では大騒ぎ!あの元気が舞台に出るともっと楽しいコンサートになるのに残念・・・。しかし、結構成長してきましたよ。自分たちより下の子の面倒が見れるし、「チビッコ親子合奏団」の練習のときなんかは、自分の練習がなくてもお手伝いに来てくれる!やはり大人を見ているのかな。みんなステキだよ!ありがとう!

 くらしき1988のコンサートでは一般の子供たちが参加する「チビッコ合奏団」という企画があります。今年は親子で楽しめるよう「チビッコ親子合奏団」になりました。70名の子供と親子のみなさん楽しんでいただけましたか?今年で5回目のこの企画。5年連続出場の子もいます。この時だけしか会わないんだけどみんな可愛い!また、来年も来てねー!。


私のこと
 初めてこのHPを開いて下さったかたには「六ツ森恵子とは何ぞや」と思われることでしょう。プロフィールのページもありますがざっくばらんにお話させていただきますとですね、とにかく音楽が好きです!そしてどこにでもいる平凡な人間です。ただ、こうして筝の演奏や指導や創作活動をさせてもらえる恵まれた環境にいる幸せものです。
 自然に触れるのが好きで、つい最近は倉敷より少し北に入ったところに生息しているホタルを見にいきました。すぐ傍を車がブーブー通っているのですが、車が走っていないと幽玄の世界というかそこの場所だけが異次元の空間で、時間がゆっくりゆっくり流れていてとても不思議な感じがしました。
 私は倉敷市で生まれましたが少女時代を過ごした矢掛町が妙に自分にあっていて、いまだに自然を求めては矢掛に帰ったりしています。矢掛町も「ホタルの里」で有名です!
 やっぱり田舎はいい!・・・・歳なのか・・・・?!
 まっ、こんな私ですがよろしくお願いいたします。



そして私と筝
 筝との出会いは気がついたらさわっていた・・・という感じでしょうか。
 そもそも家の床の間に立てかけてあった大きな長い物体に「触ってはいけない」と云われれば触りたくなるのが子どもで、祖父母や親の居ぬ間に弦ののびた筝を『ビヨヨ〜ン、ビヨヨ〜ン』と触っていました。ある日内緒で触っていたところを祖母に見つかり『恵子はお筝がしたいんか?』と聞かれ『やりたい!』と答えたことから私の筝人生が始まりました。どんな音がでるのかも、どんな風に弾くのかも知らぬままやることになり、祖母は『恵子がお筝をはじめる』とばかり慌しく先生を捜し、筝の糸を新しく締め直し、『芸事をはじめるのは6歳の6月6日から』とたまたまその話がでたタイミングが良かったのか、6歳の6月6日から筝の手ほどきを受けました。不思議とその日のことは今でも鮮明に覚えていて、私の前に綺麗になった筝があり、お筝の先生が隣にいて、祖母や母が傍で見守っていてくれていました。なんか私が筝を始めることが一大事のようで、昔、本格的に筝の道に進もうとしていた叔母までがやってきて赤い可愛い爪箱をくれたことまでくれたことまで覚えています。よほど印象に残る1場面だったのでしょうねぇ。



院内コンサート
 去る5月24日、キーボードの松本加代子さんと笠岡第一病院のロビーコンサートに行ってきました。海のすぐ傍に建っている病院でロビーからは海が見渡せるようになっていました。釣り好きの私としては良いポイントがいっぱいあって釣り竿持ってきとけば・・・と少々悔やまれましたが・・・。患者さんをはじめ病院関係者の方やご近所の方、たくさんの方々に筝とキーボードの演奏を楽しんでいただきました。曲に合わせて手拍子を打って下さったり、うたを歌って下さったり演奏している私達も楽しませていただきました。スタッフの方々色々お世話になりました。
 ここで新たな発見!コンサートが終わって、ある方から「六ツ森さんは演奏の時と喋っている時とのイメージがガラッと変わりますねー」と云われました。へー、そんなん云われたのはじめてでしたので自分でもビックリ!演奏している時の私ってどんな感じなのかしら・・・?




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六ツ森ケイ子

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