PC−9821V200ベンチマーク結果

 PC−9821V200のビデオカード交換に際して,ベンチマークをとってみました。
 測定には EP82改/かず さん作のフリーソフトウェア, HDBENCH Version 2.610 を使用させて頂きました。

 さて,気になる結果は以下の通りです。



・マシン状態
ProcessorPentium(MMX) 199.8MHz [GenuineIntel family 5 model 4 step 4]
Memory63,988Kbyte
OSWindows 98 4.10 (Build: 2222) A
HDC標準 IDE ハード ディスク コントローラ
GENERIC IDE DISK TYPE00
GENERIC IDE DISK TYPE00
GENERIC NEC FLOPPY DISK
SONY CD-ROM CDU511-NE Rev 0.9g

・Mystique

解像度:800x600 65536色(16Bit)
ALL浮動整数矩形TextScrollDDReadWriteMemoryDrive
9666113321203722171100201698416918364297611460A:10MB


解像度:800x600 1677万色(32Bit)
ALL浮動整数矩形TextScrollDDReadWriteMemoryDrive
7774113241202817041886789286233623112311392A:10MB


解像度:1024x768 65536色(16Bit)
ALL浮動整数矩形TextScrollDDReadWriteMemoryDrive
86911133312037189307652147549143666106510968A:10MB


・Millennium

解像度:800x600 65536色(16Bit)
ALL浮動整数矩形TextScrollDDReadWriteMemoryDrive
1100911398121032753579912344312253678180511518A:10MB


解像度:800x600 1677万色(32Bit)
ALL浮動整数矩形TextScrollDDReadWriteMemoryDrive
95041140312108254606728151755733590151711316 A:10MB


解像度:1024x768 65536色(16Bit)
ALL浮動整数矩形TextScrollDDReadWriteMemoryDrive
1051311399121052671971492044348053669214111005A:10MB


・結果比較

 それぞれの環境下で,比較するとこんな感じです。CPU,メモリ関係は除外してます。
 Mystiqueを1としての比率(小数第3位を四捨五入)

解像度:800x600 65536色(16Bit)
矩形TextScrollDDReadWrite
1.240.801.380.710.281.011.85

解像度:800x600 1677万色(32Bit)
矩形TextScrollDDReadWrite
1.490.761.700.921.000.991.35

解像度 1024x768 65536色(16Bit)
矩形TextScrollDDReadWrite
1.410.931.395.271.251.002.01



 ベンチマークに興味をもつような人であれば,必要ないかも知れませんが,一応項目の説明を。

CPU関係[ 浮 ]浮動小数点演算能力
[ 整 ]整数演算能力
ビデオカード関係[ 矩 ]矩形(塗りつぶし)の描画速度
[ 円 ]円(塗りつぶし)の描画速度
[ Text ]テキスト(文字)の描画速度
[ Scroll ]画面スクロールの速度
[ DD ]DirectDraw能力
HDD関係[ Read ]シーケンシャル読み出し速度(KB/秒)
[ Write ]シーケンシャル書き込み速度(KB/秒)
その他[ Memory ]メモリパフォーマンス
[ Drive ]測定に使用したHDドライブとデータサイズ


・結果について(感想)

 なんと言うか……ベンチマーク変えた方がよかった……かも知れない。
 そんな第一印象です。ちゃんとまとめてみると。
 もともとMillenniumの頃になかった[DirectDraw]の結果はさておきましょう。

 [矩形]と[TEXT]でかなり上がっているのはいいとして,[円]では低下しているし……。
 得意不得意のような一方で,[Scroll]のように,解像度によって結果が大違いのものもあるし……。1024×768ハイカラー環境での 5.27 倍って何事?

 さらに……ナゼにHDDの結果がこれほど違う!?
 [Read]はほぼ一定しているクセに,[Write]のこの違いは……。最大2倍の差ってナゼに!?

 分らん……。


・CPU換装時

 PC−9821Xa7のCPUアクセラレータを「PK−MII300/98」に換装したので,結果として余った「HK6−MX233N」をこちらに装着しました。
 その時の結果です。

・マシン状態
解像度1024x768 1677万色(32Bit)
DisplayNEC FullColor Window Accelerator Board X2
Memory96,828Kbyte
OSWindows NT 5.0 (Build: 2195) Service Pack 3

・換装前「MMX−Pentium 200MHz」
ALL浮動整数矩形TextScrollDDReadWriteDrive
8416110071165211652413015654237334351790A:10MB

・換装後「K6 233MHz:HK6−MX233/N」
ALL浮動整数矩形TextScrollDDReadWriteDrive
10662161982082321992555715699261231401625A:10MB

・結果について(感想)

 Pentium系と,K6系の違いがくっきりと出た……というような感じでしょうか。
 動作クロック自体も,200MHz=>233MHzと向上していますが,それ以上に,整数演算能力が向上してます(約1.8倍)。
 実を言えば,浮動小数点演算能力の方も約1.47倍とクロック数以上に向上してますし,ビデオカードの性能(矩形)が妙な上昇を見せていますが……。もしかして,CPUの整数演算能力がこれまでのボトルネックになっていた……とか?

 なお,メモリについては,うかつなことに換装前にチェックするのを忘れていたので(メモリ増設前のものしか記録がなかった),今回は省略しています。
 まぁ……32MBも増えているので,スコアが上がっているのは間違いないですし,そもそもCPUの違いによるスコア比較が今回の主眼ですので,なくても問題はないということで(笑)



最終更新日:2003年 1月 6日
(細部調整:2007年 9月16日)

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