私が使っている主なアプリケーション(MS−DOS)
・ワードプロセッサ
松 Ver.6 / 管理工学研究所
ハッキリ言って,これ以外では仕事になりません。
まぁ,普通に文章を編集するだけなら,他のでも大抵は何とかなりますが,文章を考えながら入力したり,ということになると……。
因みに,変更がきかなかった主な理由は「機能」……ではなくて「ショートカットキーの割り当て」です。しかも,それを自由自在にカスタマイズできたので余計に他のワープロは扱いづらく感じるようになってしまっています。
Windowsワープロの画面を眺める時間が増えた結果ですが,背景が白というのは,かなり目にキツイです。その意味では,デフォルトの背景が黒という松はかなり目に優しくていいのかも……。
・データベース
桐 Ver.5 / 管理工学研究所
やっぱり仕事の上でなくてはならないソフトです。
更に,プライベートでも様々なデータ管理に欠かせません。
9万8千円という定価も相当なものでしたが……(さすがに定価では買っていませんが)。まぁ,高いのは確かに高いんですが,その値段が納得できるものであったことも確かです。
個人的には,マニュアルの量の凄さ(多さ)も特筆物ですが,ある程度慣れてくると逆に『これくらいはしてくれないと』という気になってしまって,最近のWindowsソフトのマニュアルの薄っぺらさを不満に思うようになるから不思議です。
今更ではありますが,アップデートキットを購入して,アップデートしました(動作機種拡大,対応プリンタ追加,DOS/V用KKCFUNC.SYS版松茸追加など)。
・日本語入力FEP
松茸 Ver.3.8 / 管理工学研究所
『松』や『桐』に付属しているFEPです。
「ぁぃぅぇぉ(小さい「あいうえお」)」の入力が[SHIFT]キー + A I U E Oだったり,「ラ行」の入力に[L]が使える,[X]キーで「ん」が入力されるなど,少々変則的な入力規則なのですが,慣れると手放せません。
変換ロジックはATOKなどに比べると単純のようですが,その分サイズが小さくで動作が高速です。その分,変換精度が心配なところですが,スペースで文節区切りをユーザーが明示的に指定できるという機能を持っていて,それをうまく活用すると,文節区切りの判定失敗による誤変換がかなり減少します。
実は,この機能が他のFEPに変更できなかった最大の理由です(笑)。
・辞書
辞スパ Ver.3 / 学習研究社,スリー・エーシステムズ
常駐型のソフトなので,ワープロなどを使っているときに直に利用できるのは非常に便利です。しかも,カーソルの位置にある語を自動的に検索してくれたり,検索結果をワープロの文書に直接張り込めたりと結構使いやすいものです(アプリケーションとの組み合わせではできないものもありますが)。
容量の問題からか,内容的には不十分に感じるときもありはしますが,とっさの時には結構役立ってくれています。
当然『松』や『桐』を使うときには常駐させています。
・ファイラー(ファイル管理)
FD Ver.2.42 / A.Idei
説明不要なくらい,超有名なフリーソフトウェアですね。
と個人的には思うのですが,Windows95以降の人は勿論,DOSの全盛期でもパソコン通信をやっていない人となると知らない人も結構いるんでしょうね。
PC−98&DOSを使い始めた頃には,市販ソフトの『エコロジーII(これも超有名なソフトでしたねぇ)』を使っていたのですが,2〜3年後にはこちらに移っていました(その当時はVer.2.32)。
拡張子連動起動を可能にするパッチ(by「早紀」)を併用しています。
そのパッチを使うためだけに,最新版(Ver.3.13)へは移行していません。
GF Ver.2.5 / O2
個人的には,フリーソフトウェアがかなり優勢を占めていたファイル管理ソフトの中で,市販のファイル管理ソフトとしては『エコロジーII』以来の大ヒットとなったものではないかと思っています。
ファイル管理の大半は『FD』で済んでいるのですが,ディレクトリ丸ごとをコピーするような場合には,『FD』よりも楽です。
・アーカイバ
LHA Ver.2.55B / 吉崎 栄泰
これまた説明不要な,超有名フリーソフトウェアですね。
こちらはFDよりはWindows時代にも知ってる人は多いとは思いますが……。って,そもそもアーカイバとか使わないレベルのユーザーにはあまり関係ないから,その意味ではやっぱり知名度はイマイチかも……。
個人的にはデータのバックアップやら何やらで,活躍してます。
・エディタ
MIFES Ver.5.5 / MEGASOFT
雑誌の記事などでは,『Vz』の方が優勢なのかなぁという印象をずっと受けていましたが,実の所がどうなのか分からないまま,ずっとMIFESです。
もっとも,使い始める前は,動作の軽さに物を言わせて(?)『松』をそのまま利用してましたが(笑)
ショートカットキーの割り当てが,結構『松』と共通しているので(現実にはどちらが先かは知りませんが),ことテキストの編集ということに関しては,殆ど違いを意識せずに利用しています。
・ネットワーク
PSLINK Lite / イマジニア
パラレルポートをクロスケーブルで接続する事で,相手マシンのディスクドライブ(ネットワークドライブ)をローカルドライブのように扱えるユーティリティです。
PC−98(36ピンパラレルポートをもつ機種。一部制限あり)同士,PC−98とAT互換機同士で使用可能というものですが,PC−98同士で使用してます。
LAN環境(10M/100Mbps)に比べると遅いですが,カタログ値800kbps以上というスピードはそれなりにいい感じです。
DOS6付属のMAXLINK Liteの最高速度が,本体のシリアルポートの能力の関係で,Xtなどで119.2kbpsですから,それに比べると断然早いです。明らかに早いのが分かる……どころではなく,数倍早いと実感できます。
まぁ……使う度の接続が手間ですが……。
簡単WEB / BUFFALO(メルコ)
MS−DOS上でLANを実現するツール類です。
対応製品が10BASEの物(LGY−98Jシリーズ,LPC2−T)だけという制限はありますが,フロッピー1枚に入らないデータの交換には欠かせません。
以前は,RS−232Cクロスケーブル と MAXLINK Lite(DOS6.2付属)とか,パラレルクロスケーブル と PSLINK Liteなどを使っていましたが,転送速度や使い勝手から言えば,これが一番です。
これを使って,Windowsよりも先にMS−DOSでLANを組んでいました。
・音源関係
MIMPI Ver.4.27 / [斎 藤]
MIDI関係では,知らない人がないと言ってもいいくらいに有名なフリーソフトウェアではないでしょうか。
対応しているインターフェースとデータ形式の多さで,MIDIを扱い始めた頃から愛用しています。
レコンポーザ Ver.3.0 / カモンミュージック
DOS用のMIDIシーケンサーとしては定番中の定番ですね。
レコンポーザ用のデータが結構たまってきて,しかもけっこういい曲が多いので,そのスコア(と言うよりもソースという表現の方がピッタリか)見たさに購入しました。
Windowsが主流のこの時代に,わざわざDOS版を買うというのもなんですが……。
使用頻度は……聞かないで下さい(笑)
PMD Ver.4.7F / M .Kajihara(KAJA)
FM音源ドライバとしては,“超”有名なヤツですね。
学生時代に好きだったゲームがBGM演奏用にPMDを使用しており,更にPMDのデータファイルがそのまま格納されていたのを見つけたのが切っ掛けで,ワープロ使用時のBGM用としての使用が本格化して,現在に至っています。
Midi Random Player Ver.1.15 / TORO
常駐MIDIプレーヤーです。標準MIDIファイルの他,レコンポーザのデータにも対応しているので,手元にあるデータはほぼ100%利用できています。
ベクターのフリーソフトウェア&シェアウェア集(CD−ROM10枚組,収録総数約1万9千本)の中から,『桐』の助けを借りて,見つけ出しました。
演奏用データファイルのリスト作成が多少手間と言えば手間ですが,そう毎日データの変更があるわけでもないですから,一度作ってしまえば後は問題はありません。
PLAYER Ver.0.11 / H.Takeshima, TSG
常駐型のCDプレーヤーです。
『Midi Random Player』同様,フリーソフトウェア&シェアウェア集から探し出したものです。
機能的には不十分な点もあるので(リピートができないと言うのはその最たるものでしょう),他のものにしようかと考えていたのですが……実は他のものでは,何より最大のポイントである,ワープロなどのBGMとしての使用に問題があったので,消去法的にこれが残りました。
その意味では不満がないわけではないのですが,CDの再生を始めてしまえば,常駐を解除しても再生に支障がない(当然,早送りとかの制御はできませんが),つまり,常駐サイズゼロを実現できるので,まぁいいかなと思っています(笑)。
UIDE−66導入時にうまく動作しなくなっていましたが,どうやらCD−ROMドライブがマスター(プライマリ,セカンダリを問わず)でないとうまく制御できなかっただけのようです。無事復活しました。
・環境設定関係
cinit Ver.1.06B / Falcon
CONFIG.SYSに登録されたデバイスドライバの組み込みを制御をしたり,CONFIG.SYSやAUTOEXEC.BATの切り換えを可能にするデバイスです。
1つのCONFIG.SYSファイルに,20通りのCONFIG記述ができ(つまり,20種類のCONFIG.SYSを1つのファイルにまとめることができる),起動時にそれを任意に選択できるので,私みたいに複数のCONFIG.SYSを切り換える必要があるような使い方をしていると非常に便利です。
HSB Ver.3.7 / Masao
DOS上から,メモリチェックなどを省略して高速に再起動を行うソフトです。
上記のcinitと組み合わせて利用していますが,非常に便利です。
ハードディスクの種類(IDE,SCSI)とパーティションを指定してやることで,DOS以外のOSにも切り換えることができます(Win95/98やNT,OS/2など)が,これも結構便利です。
UIDE−66導入後,DOSからWindows98への直接切り換えを行うと,途中でハングアップするようになってしまいました。残念ながら未解決です
Sound & ID Controler Ver.2.03 / TAKE52
PC−98本体内蔵音源と外付け音源を共存させるツールです(各音源のボリューム制御も可能です)。
メインマシン(Xt13)上で,これを使って,86ボードと,内蔵音源を共存させています。と言っても,DOS上でPCMを2チャンネル化してもあんまり意味はないんですけどね。必然性がないから(笑)
まぁ,内蔵CD−ROMでCDを再生した時に,本体スピーカーで再生されるのがメリットと言えばメリットですね。(笑)
・表計算
実は,職場で他人のSOSで以外では,使ったことがありません(大方が1−2−3)。
少なくとも,私個人の仕事は全部『桐』で何の問題もなかったので……。
なので,購入していません。
前のページへ
最終更新日:2003年10月26日