こういう場合こそ、都市計画法の技術基準を参考にした方が良いと思う。
どの条件も悪条件で設計させられますので、安心できると思います。
具体的には現地盤10t以下・μ0.4
背面客土φ25・体積重量1.7t
くらいで理学計算して、耐えうる構造なら大丈夫でしょうね。
ただ大事な事はお客が理解しようがせまいが、この条件は悲観的数値で計算されたものだが完全で無いことを伝える事でしょう。
それでも客が完璧に近いモノを求めるなら、ボーリング調査が必要な事を伝え、それには1ヶ所20万円以上かかっていて、殆どの人はそこまではしていない・・と付け加えてあげる事も大事かなと。
部材厚は15cmを下限に考え、予算に余裕が有るなら20cmをお勧めすれば完璧。
水中になる部位の鉄筋被りが10cmが推奨環境となるので、予算余裕があれば20cmがお勧め。
この条件で進行して、保険代わりに松杭@2mもしくは、水砕スラグ改良まで書いておけば、大がかりなボーリングは不必要かと。
↑これでも心配な場所は県内では水島のレンコン田ですけど。(泣)Subject: Re: 擁壁の構造
Date: 2008/12/06 01:41
From: 卯之介
その「こういう場合」が皆目わからないわけで……質問者は施主か設計者か施工者なのか、もっと先に考えないといけない許認可があるのではないか…。そんな事は聞かれていないので今回の質問である擁壁の仕様についてだけ回答すれば済むのかも知れませんが、どうもこれだけでは状況が飲み込めなくて心配です。壊してやり直せとか元に戻せとか言われないことを祈るのみです。
> その「こういう場合」が皆目わからないわけで
はは・・そうですね。
開発の許可が要る場合は構造自体もさることながら、根入れだのなんだの・・。
こんなやりとりが、最終的に壊してやり直しのケースを作るのかもしれませんね。
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