天銀山


標高 981m    難易度 ☆☆     登り60分 下り40分   岡山県
倉敷からの距離    97Km        登頂日 ’96/11/23    ガイドブック    F

駐車場所9:30−林道からの取り付き点9:55−切り開き10:25−10:30山頂10:35−林道10:55−駐車場所11:15

登山
 今日は新見市にある3つの山に登った 天銀山(てんぎんやま)981m 三日月山(みかづきやま)993m 明石山(あかいしやま)1110m いずれも二つ星の山であったがそう大きなトラブルも無く登頂する事が出来た

 1/25,000の地図で位置を確かめ、林道を進む 舗装道路からすぐに未舗装の砂利道に入る 花の時期は終わり、時期を終えた草木が種を広げる手練を駆使している チョット触れると袖やズボンに種がまとわり付く いろいろな種が取り付く 取り除こうとしても容易でない 匂いも強烈なものがあり閉口する そうこうする内に林道からそれて稜線に取り付く場所にきた

 取り付く位置が一つの課題である 山ふところに飛び込む訳であるから 間違った入口では先が大変である ガイドブックに植林帯と自然林の境界を植林帯の中を行くと記載してある 紅葉した木々と杉の常緑樹でなっており境界は明確である ルートは読めないながらも邪魔をするヤブも無く、方向を見定めながら登る しばらくすると林道に出た どうも取り次ぎ地点が早く林道のカーブをバイパスしショートカットして登ってきたようだ(帰路に確認 当初は林道の延長とは解らなかった)

 杉の植林帯は独特の感触がある 杉の小枝などで全体がふっくらとしておりクッションが良い ヤブが生えておらずルートを自由に選べる 登りは急勾配であるじっと立っているとズルズルとすべりおちそうになる 杉の木や小枝につかまりながら高度をかせぐ 小枝も注意しないと簡単に折れてしまい身体のバランスを崩すおそれがある 少々太い木でも簡単に折れる 生きている木枝を選ぶのがポイント また,帰路の目印を確保するためポイントポイントにテープを巻く

 そうこうする内に足跡が解るようになった 誰か下った跡であろう ルートが見えると安心である 足跡をなぞるようにして登ってゆく 30分程杉木立の中を登ってゆくと切り開きに出る 目印のピンクのテープが点々と付けてありルートが解りやすくなった 稜線を進み山頂に到着

 山頂には二等三角点があり山頂を示すポールがある 眺望は晩秋から冬が良いと記載されているが 木々にさえぎられ視界はあまりきかない 落葉した木々を透かし近隣の山々を伺う事が出来るが どの山なのか特定出来ない 落葉していないとほとんど見えない可能性が高い

 下りは登ったルートを戻る ピンクのテープが道しるべになっておりそれに従って降りてゆく 杉木立の下りのポイントが登りのポイントと異なる しかし ピンクのテープが付けられている事から そのルートに従う 順調に下り 林道までテープがガイドしてくれた 結果から見ると 取り付き位置が早く 急勾配の所を登った事がわかった テープのガイドに従ってゆけばより容易に登る事が出来る


アプローチ
 国道180号を進み新見を行く気温2℃と冷えている、千屋ダムの工事現場を過ぎ剣森山を右に見てすぐに代城の交差点を左折し県道11号を行く この道はいつも180号を走る時気になっていた道である 登山口にあたる大忠の集落は左折して約4Kmの所にある バス停の所を左折し林道に入る 入って間もない所で林道の空地に駐車する