琴引山


標高 1013m    難易度 ☆☆    登り62分 下り37分  島根県
倉敷からの距離   173Km        登頂日 ’98/08/22   ガイドブック 

駐車場14:31−14:41登山口−14:56十畳岩−15:10弦の清水−15:18大神岩−15:30琴引山神社−15:33山頂15:35−15:38琴引山神社15:43−15:55弦の清水−16:10登山口−16:17駐車場

登山
 琴引山(ことびきやま1013m)は三瓶山の南東,広島県の県境に近い島根の山 登山GuideBook 中四国・兵庫の山百選に記載の二つ星の山 『出雲風土記』によると大国主命(おおくにのぬしのみこと)がこの山の山腹の岩屋で琴を引きながら国づくりをしたと記されており 山の名称はその古事にちなんでいるとの事

 スキー場ゲレンデ入口に「琴引山登山者はゲートを入り左手に登山口がある」と記載してある その近くで中年の男性が自動販売機の清涼飲料水を飲んでいた その人からガイドブックにある周遊コースを登ってきたが 周遊コースは変化が無いから同じコースを戻ってきた方が良いとのコメントを貰った 天候もすっきりしないし、登る時間も少し遅いので様子を見て判断しようと考えていた矢先であったので コメントに従い基本方針を同じコースを戻る事とした

 スキー場のゲレンデを登ってゆく 斜面はグラススキーが可能なようにプラスチックのボードが敷いてありその上を歩くのは歩きにくい 人工の斜面を避けリフトの下を登ってゆく リフトの終点を更に登ってゆくと登山口の案内がある

 登山口から1.5Kmとの事 大万木山を登った疲れがまだ残っており足が重い 一歩一歩ゆっくりと登る ルートは整備されており迷う事は無い 大万木山の登山ルートに比べると道幅が狭い 道幅が狭い方が山登りをしているという感じがする ここの山も花があまり見られない 午後である為か小鳥の声もあまり聞こえない 渓流の音が静かに聞こえひっそりとした感じ

 ゴロゴロと音がする 最初は週末でもあるのでどこかで花火がありその合図かと思っていたらそうではなく雷の音のようだ かなり遠くに聞こえるが気持ちが悪い 夕立に出会うかも知れない さはさりながら今日はこちらに泊まる予定であり行ける所まで行こうと登ってゆく

 大万木山を降りてから清涼飲料水を500ml飲んだが すぐに喉が乾く 麦茶の残りが少ない事を気にしながら登ってゆくと水場に出くわす ガイドブックを見ると弦の清水で ここで喉をうるおし一息入れると記載がある これ幸いにガブガブと清水を飲み喉の乾きを潤す 飲み過ぎたのかお腹がチャプチャプと言っている感じがする

 水場を過ぎると渓流の音が聞こえなくなる 雷鳴の音は相変わらずゴロゴロと聞こえるが近づいてくる気配は無い 大神岩そして琴引山神社を過ぎると山頂に飛び出す山頂のすぐ手前までは木々の下を行くのだが いきなり山頂に飛び出しさえぎるものが無い 山頂は狭いがケルンが積んであり 天気が良ければさぞかし眺望が良いと思われるが生憎の天候で眺望は得られない 三脚をセットして記念写真を撮っているといきなりゴロゴロとやってきた 遮るものが無いところに出た理由もあろうが 音が近くに聞こえあわてて荷物を抱え山頂のピークを降りる

 少し下の琴引山神社で一息入れて下山する 残りの麦茶を飲み干し 弦の清水で水筒に補充する

 ゲレンデの所まで降りてきた所で小雨が降ってきた 激しい雨に降られずに済みほっとした


アプローチ
 大万木山に向かう途中に琴引山スキー場の案内がある 国道54号から2Km3分を要しスキー場駐車場に