鍵掛峠10:07−10:31文殊越合流−10:53鳥越峠−11:331385mピーク−11:48烏ヶ山山頂12:00−12:151385mピーク12:29−13:04鳥越峠−13:23分岐−13:46三の沢−14:15鍵掛峠
烏ヶ山(からすがせん)標高1448mは一年振り今年初めて 大山三鈷峰の紅葉が素晴らしかった事から,間髪を入れず鍵掛峠からの紅葉に期待を込め尋ねた駐車場から少し鍵掛峠の方に戻り 烏ヶ山の眺望と周辺に広がる紅葉を楽しむ まだ色合いが残っているが茶褐色系統の色となりピークの色ではない それでも山肌全体が色づいており見るものを圧倒させる 烏ヶ山の独特のごつごつした山頂はこれからあそこに立つのだという期待を抱かせる
登山口からはブナ林が続く 宝珠山のような若木による黄色のベールは見られず残念 ブナ林の紅葉のピークも過ぎてしまった様子で昨年程の感興はない それでも彩り鮮やかなブナ林は充分に楽しませてくれる 今年は天気が良く 日のかげりが無い昨年は日が射す時間が少なく 太陽の日射しが通り抜けるとその位置が輝いて見えそれだけ強烈な印象として残っている 今日のように,絶えず光り輝いているとその輝きに慣れてしまい その美しさに鈍感になってしまっているのかも知れない
ここのルートは歩き易く 勾配も緩やかな事もあり登山目的でなく 散策している人によく出会う 子供連れで来ている人もいる 美しい景色の中 おいしい空気を一杯に吸って走り回っている子供達の姿はほほえましい まだ歩けない赤ん坊を抱きながら尋ねてきている人もいる
文殊越ルートと合流し鳥越峠に向かう 鳥越峠にさしかかる最後の登りの斜面の木々が赤や黄色に紅葉しており見事だ
鳥越峠から烏ヶ山の案内に従って右にルートをとり烏ヶ山に向かって登ってゆく 高度を上げてゆくと背後から槍ヶ峰の秀峰が顔を出してくる 振り返りながら登ってゆく 周辺のブナ林はすっかり落葉している 葉を落とした枝振りだけの木々もそれなりに美しさを持っている
左手に野田ヶ山そして矢筈ヶ山が見えてくる 今日は天気が良いので周辺の視界がきく 尾根沿いに大きく下りそれから急登を登るとルートは右にカーブして烏ヶ山に正面を向く形となる ルートの曲がり角からは山肌に赤く紅葉したホツツジを見る事が出来る 昨年烏ヶ山のホツツジの紅葉は素晴らしいとの情報を得た そのホツツジの紅葉が太陽の光に照らされて輝いている 足元に広がる絨毯である
1385mピークから烏ヶ山のとんがった山頂の全貌を見る事が出来る 近くから見てもとんがっている このようなところをどうして登るのかと思うがルートがついており 山頂に立つ事が出来る 草木に掴まりながら岩をよじ登ってゆく
山頂は満員の大盛況 狭い山頂でありリュックを下ろす場所を見つけるのも容易ではない 天気も良く紅葉のシーズンであるので混雑するとは思っていたが これほどとは思わなかった 私が登ってきたルートはそう人が多くはなかったが鏡ヶ成からのルートから次から次ぎと登ってくる しまいには私が降りる下山ルートもルートとは知らずに座りこんでしまう始末 そこに陣取られると(人一人がやっと通れる程の道なので)登る人も降りる人も通れなくなるので そこは通路だからと注意しルートを開けてもらう え! こちらからも降りれるの と ビックリされていた
山頂の混雑を避けて1385ピークに戻り そこで昼食休憩 同じように山頂の混雑を避けてきたご夫婦が休憩していた 鏡ヶ成から登ってきたが 人が多く 一方通行となっておりそちらを降りるのは大変だから鳥越峠に出て 沢沿いに下り 大山滝の上に出る 沢には所々砂防提があるが階段がついている と 教えてくれた 色々なルートがあるものである
帰路は文殊越えルートを通り三の沢へ 文殊越えルートの紅葉を期待したが期待に答えてくれるような光景には出会えなかった
三の沢周辺の紅葉が素晴らしい ピークは過ぎている様子だが それでも色鮮やかである ガレ場の岩や大山の南壁が背屏風のように聳えているのが紅葉した景色と良くあう
三の沢から紅葉を楽しみながら自動車道をくだる 歩きながらであるからいつでも立ち止まって写真が撮れる 車で通り過ぎるより幾段も気持ちが良い おまけに鍵掛峠に近づくと渋滞であり 歩行者の方が早い 車に乗っている人を追い越して行くのは更に気持ちが良い しかし,このような場所を歩いているのは私だけだった
鍵掛峠を過ぎると今度は烏ヶ山が顔を出す 山頂のごつごつした姿や山頂に至る尾根 その山肌に広がる紅葉を楽しむ 登る前にも眼にした光景ではあるが あそこに立った実感を持って眺めると 充実した気持ちに包まれる
国道180号で大山に行くルートを走り 桝水ヶ原経由で鍵掛峠に向かう 一昨日より好天気 大山山頂もくっきり見える 大山循環道の紅葉が太陽の光に輝き彩りが鮮やかに見える 大きなカメラを持ち紅葉を撮影している方がチラホラする 車は繋がって流れる状況で 好スポットと言えど駐車するわけにゆかない 鍵掛峠には少し待たないと駐車出来ない状況 鍵掛峠を過ぎた位置に烏ヶ山登山口の駐車場がある ここも満車状態でやっと駐車出来るスペースを見つけてもぐり込む
帰路は鍵掛峠方面渋滞で反対方面に進み 御机から江府に出 来た道を戻る 往路が149Kmに対し復路は137Kmと10Km余り短い