那岐山 イワウチワの西仙・東仙コース



標高 1240m    難易度 ☆☆     登り75分(西仙コース) 下り55分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   120Km        登頂日 2000/04/22   ガイドブック  F

駐車位置10:26−10:37ゴーロ橋−10:44馬の背−10:54シャクナゲの峰10:59−11:05馬の背避難小屋−11:20紅葉トンネル−11:40三角点−11:46山頂12:07−12:17分岐−12:28標高1000m−12:39標高800m−13:02駐車位置

登山
 そろそろイワウチワの時期ではないかと思い立ち 那岐山(1240m)鳥取側ルートを登る

 車のすぐそばにフキノトウが顔を出している ミツマタもあちこちに花を付けている 渓流は轟々と音をたてて流れている 小鳥の声も聞こえてくる 登ってゆくに従い渓流の音は小さくなり反対に小鳥の声が大きく聞こえてくる

 ゴーロ橋から登山道に入る 尾根ルートを選び登ってゆく 杉の下枝がルート上を覆いまるでクッションの上を歩くよう

 ミヤマカタバミが清楚な花を咲かせている イワウチワも顔を出してきた まだ少し早いのかつぼみのものが結構ある 花は開いたばかりか少しばかり花弁を開き 薄っすらと薄紅色をしている 馬の背あたりから更にイワウチワが増えてくる シャクナゲは残念ながらつぼみも見えない 連休過ぎてからか?

 シャクナゲの峰には日当たりが良く イワウチワが一面に咲いている リュックを置いてカメラのレンズを花用に切り替え、しばし花の写真撮りを楽しむ

 イワウチワを楽しみ避難小屋、そして紅葉トンネルと登ってゆく 昨日の雨の影響もあり足元の柔らかい所がある 滑らないよう気を付けながら登る 汗がタラタラと帽子のひさしからたれる

 三角点に出る 6名程のパーテイが休んでおり カメラのシャッターを押してあげる やっとの思いで登ってきたようだ 山頂でまた出会う 地元の勝北町の人だが那岐山を登るのは初めてとの事 薄日が出 日本原がぼんやり見えてくる これまで仰ぎ見ていた山の頂きから自分達の棲家を見下ろす事が出来てよかった

 山頂は結構な賑わい すでに3パーテイが昼食休憩 風はなく 寒くなく心地が良い 汗をかいた下着を着替え 昼食をとる

 下山は東仙コース 山頂にいた4名の女性パーテイーを追い越す すれ違い時に東仙コースにイワウチワが咲いているか聞かれた こちらも素晴らしいですよと話す 山口から尋ねてきた 那岐山のイワウチワは有名でありイワウチワを見るのが目的 登りで堪能した あれほど素晴らしい群落は初めて 下りでも見る事が出来るとは と喜んでいた 時期が少し早いので果たして咲いているか心配である

 下りは木の階段が続く テンポ良く降りてゆく 東仙コースのイワウチワは登山口の近く 大分くだったところに咲く この斜面一面に咲くのだがまだつぼみ いくつか花を咲かせているのがありほっとする イワウチワの葉が斜面全面を覆っているので 花が咲いた状態をイメージする事が出来るだろう と思いながら 進んでゆくと ルートの両脇にイワウチワの花が迎えてくjれる ここにもこんなに咲いているのかと新たな発見

 今度は コブシ 白い花を咲かせている 足元にはイワウチワ 目をあげるとコブシ 木の階段を踏み外さないようにしながら あちこちキョロキョロと花を楽しみながらおりてゆく 山口から訪ねて来られたパーテイーもきっと大いに喜んだことだろう

 すぐに登山口の林道に出る 東仙コースから登れば登山口から花の歓迎を受ける形になる

 林道沿いにミツマタが花を咲かせる 渓流とミツマタも結構味がある


アプローチ
  いつものとおり429経由で走る 吉備路周辺の桃の花はもう終わってしまった 今年は残念ながら見逃してしまった そう言えば、4月になって429を走るのは今日が初めてだ 旭町の旭川沿いの桜もすっかり終わってしまった 今はヤマツツジが美しい 429はヤマツツジを見るところに事欠かない 旭町の三休(ミヤスミ)公園でツツジ祭りが計画されている旨ラジオで放送していた 429からも公園のツツジを見る事が出来る

 今日の天候は花曇り 日本原の53号から那岐山を全く見る事が出来ない 

 黒尾峠を越える 峠の温度は10℃ いくらか涼しい程度 峠を越えるのは今年初めてだ 鳥取側に降りてゆくと満開の桜が出迎えてくれる 峠を境に随分と違いがある

 林道を走り登山口に 車はここまでと記載があり 林道の工事が行われている 駐車場は整備されていない 工事をしている人に聞き ダンプの後に駐車させてもらう 登山者の車と思われる車がすでに5台 思い思いの場所に駐車していた