那岐山



標高 1240m    難易度 ☆☆     登り68分(西仙コース) 下り55分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   120Km        登頂日 2000/05/28   ガイドブック  F

駐車位置10:07−10:14ゴーロ橋−10:22馬の背−10:30シャクナゲの峰−10:36馬の背避難小屋−10:44標高1000m−10:50紅葉トンネル−11:10三角点−11:15山頂11:40−11:50分岐−12:05標高1000m−12:19標高800m−12:27登山口−12:35駐車位置

登山
 昨日の土曜日は雨 今朝も怪しげな雲行きだが予報によれば雨は降らないようなので出かけることに 那岐山(1240m)鳥取側ルートを選ぶ

 駐車しているそばにコガクウツギが白い花を咲かせ ホトケノザやオウギカズラと思われるシソ科の花が咲いている 渓流は昨日の雨の為だろう豪快な音をたてている

 一部舗装された道を登ってゆく 路面には水が流れ渓流を渡渉しているような感じ このような状況は初めて ゴーロ橋から登山道に入る 登山道は杉の植林の中を登る 先ほどと異なり水溜りのようなものは全くない 大地に雨水が吸い込まれている 舗装した路面と腐葉土から成る大地とその違いを知らされた

 尾根コースを行くには渓流を渡る必要がある 今日は水量が多く 靴を水に浸して渡る

 小鳥のさえずりはひっきりなしに聞こえる 小鳥達の澄んだ鳴き声はいつ聞いても素晴らしい

 馬の背からシャクナゲの峰と登ってゆく イワウチワやシャクナゲの花は今は無い イワウチワの葉がしげり山肌を覆っている 華やかな花の時の余韻を残している

 イワウチワの次に何が咲いているか期待していたが イワウチワの咲いていた場所には花は見られない 登山口でユキザサを見つけ 馬の背避難小屋を過ぎてから所々にチゴユリが咲いているのを見つけた サラサドウダンはまだ咲いていない

 紅葉トンネルのカエデの新緑が美しい 空気が湿り気を帯び 吸い込むとおいしい 

 三角点に出る ガスがかかり眺望は全く得られない 団体が来ており一度ににぎやかになる 何人か追い抜き一足お先に山頂へ 山頂にはすでに三人のパーテイー すぐに先ほどの団体が続々と登ってくる 団体は3〜40名と相当な人数 大阪からバスできたとの話 女性が圧倒的に多い

 ガスで視界が見えなかったものが次第にガスがあがり滝山や日本原が見えるようになってきた 昼食休憩をしている団体の人達から歓声があがる 何も見えなかったものがどんどん見通しが良くなってくる その変化は実に感動的 自然の素晴らしい力だ

 下りは東仙コースを降りる ササユリ チゴユリがあちこちで咲いている 西仙コースより花が多い ギンリョウソウやキランソウも見つけた イワウチワが群生していた場所にはシャクナゲの峰の尾根同様イワウチワの葉が一面に茂っていた

 登山口の近くでホウチャクソウが幾つも花を咲かせていた ホウチャクソウはゴーロ橋の近くでも見たが、こちらが圧倒的に多い 登山口から渓流沿いの道を降りてゆく、そこでもホウチャクソウを見つけた

 駐車場には2台駐車していた


アプローチ
 429経由で53にのる 雲が厚く日本原からでさえも那岐山を見る事が出来ない 黒尾峠を越え53を降りてゆき那岐山登山道に向かう 道路脇にタニウツギが咲いている もうタニウツギの出番になってきた 今度はシャガ 渓流沿いに結構咲いている 車を先月駐車した場所に駐車する 今日は一台も駐車していない