那岐山



標高 1240m    難易度 ☆☆     登り87分 下り68分   岡山県
倉敷からの距離   102Km        登頂日 2000/12/30   ガイドブック  F

駐車場10:25−10:34登山口−10:45林道−10:50森林説明ガイド−11:00アイゼン11:09−11:22五合目−11:25大神岩11:28−11:35八合目−11:48_500m地点−11:57三角点−12:04那岐山頂12:25−12:34_500m地点−13:01五合目−13:25登山口−13:33駐車場

登山
 20世紀最後の山登りには那岐山(なぎせん1255m)を選ぶ
 駐車場の周りにも雪がわずか残っている 山に白いものが見えたのでアイゼンを準備 カンジキまでは必要なさそうなので車に置く 靴下も冬用のものを履き出発

 渓流沿いを登り 蛇淵の滝口に出ると2台駐車 さらに登山口手前に2台駐車 下の駐車場に駐車している車が無かったので今日は独り占めかなと思っていたが この時期でも何組もの人が訪ねている

 登山口から山道に入る 植林の間伐がなされ鬱蒼としていた植林地帯に随分と明るくなったものだと感心しながら登ってゆく 林道にかかる手前で男性二人が降りてきたリュックも背負っておらず一人は運動靴 果たしてどこまで登ったのだろう? 10:44汗とメモ 久々に汗が額から垂れる

 林道を横断し少し登ると森林の働きなどを図解説明した絵図がある 新しくなっている 7月には気が付かなかった

 登ってゆくに従い雪が増えてくる アイスバン状態になっており ガリガリと音がする アイゼンを履こうかと思うと日当たりに出 雪が無くなるのでもう少しとアイゼンを履くタイミングを伸ばす アイスバンのところは滑りやすく足元が怪しくなる五合目の手前 Aコースの尾根がよく見える場所でアイゼンを履く アイゼンを履くのはこの冬初めてで手間取るがなんとか思い出し着装する 足元が格段に安定する これならもっと早く履けば良かった

 五合目辺りになるとアイスバン状況からサラサラの雪になる 雪が降ってから何人もの人が登ったのだろう 沢山の足跡がついている

 大神岩からの展望を楽しむ 薄っすらと雲が流れ 墨絵の世界 住宅は雲に隠れ自然の姿がそこにある 多くの人の生活を大きく包み込み ゆったりと広がる自然 美しい自然の姿をいつまでも残してゆきたいものだ

 500m地点を過ぎ 最後の登り 小学校高学年ぐらいだろうかお父さんと一緒に下山してくるアイゼンを履きストックをつきながら降りてくる 実にほほえましい姿に接し今日一日が楽しくなる

 三角点に出ると滝山に繋がる尾根が見えてくる 鳥取側の山肌は樹氷で覆われている 冠雪した大山が見えや泉山を中心にした山並みが続く 景観を楽しみながら山頂に 避難小屋には何人か休んでいるようだ 休んでいる人が見えたので挨拶だけして山頂に出る 山頂からは氷の山が見える 裾野まで白い

 山頂で着替える 日が出て風が無いとはいえ冷たい 一番冷たく感じるのは指 手袋のままではボタンが外せないので手袋をとる 手早くやらないといけない 身体はまだほてっており外気が気持ちが良い 肌着を着替えるとポカポカしてくる

 一人占めで山頂の景観を楽しみ Bコースに向けて下山する Bコースにも足跡がついている 足跡が無ければどうしようかと考えが決まっていなかったが 足跡があり安心して降りる 雪道のBコースはルート探しが難しいので留意することが好ましい

 尾根道はサラサラの雪で気持ち良い Aコース(or東仙コース)への分岐にも足跡があった 分岐を降りてゆく 雪がある事でかえって降りやすい 五合目辺りになると雪はかなりべとつきアイゼンに雪玉が出来る 雪が消えるところでアイゼンを外す 雪玉の不安定さが解消される アイゼンを履く時と同様、脱ぐタイミングも難しい

 95/6に上蒜山を登り 掲示板に掲載したのが始まりで 登山記録データ数は何時の間にか375件に達した 95/5に購入した車は13万Kmを超えた これまで大きなトラブルも無く山を楽しむ事が出来た事を大いに喜びたい あと2週間で毎日が日曜日になる 忙しい時間を割いて山を楽しむというこれまでのパターンと異なるだろうなと不安もよぎるが 新しい出会いにも期待し 人生を大いに楽しみたい


アプローチ
 いつものように429経由で津山へ向かう 道の駅加茂川円城はもう正月休み 旭町から休乢トンネルを過ぎると視界が広がり、曇り空ではあるが泉山が良く見える あの山はどこだろうかと山並みを眺めながらゆったりとドライブを楽しむ 津山のインターを過ぎると山形仙 爪ヶ城 滝山 そして那岐山が顔を出す いくらか白いものが見える 日本原の気温は0℃を示す 車内も足の方が冷え冷えと感じる

 いつもの駐車場に停める さすが今日は誰も駐車していない トイレ有り