小田山



標高 719m    難易度 ☆     登り55分 下り52分   広島県
倉敷からの距離    131Km        登頂日 2001/06/17    ガイドブック     写真

駐車位置10:50−10:55山道−11:07鉄塔−11:16鉄塔−11:24尾根分岐−11:45山頂−11:50手洗鉢岩11:56−12:00展望岩12:29−12:33山頂12:40−12:55尾根分岐−12:56鉄塔−13:05ピーク−13:10鉄塔−13:14笹ヶ峠−13:22鉄塔−13:25池道路−13:32駐車位置

登山 
 小田山(こたさん719m) ひろしま百山 分県ガイド広島県の山に記載の一つ星の山
 標識に従い幅広の未舗装道路に入って行く 数分で山道になる マツタケ山なのか9/25〜11/5入山禁止の標識があちこちにある 登山ルートも禁止されているのか不明だが 下山ルート(笹ヶ峠からのルート)にはこれらの標識は無ったので そちらから山頂に立つ事は出来る

 あまり花の無いルートである 鉄塔の所に出ると眺望が開け 山頂ならびに下山時に訪ねようと思っている笹ヶ峠への尾根を見る事が出来る ヤマツツジが所々に花を咲かせているが余りインパクトが無い 次の鉄塔のところまで見晴らしがきく 尾根沿いのルートであり、鉄塔の高圧線沿い登ってゆく

 2つ目の鉄塔を過ぎると見晴らしはきかない 左手にちらちらする笹ヶ峠への尾根がどんどん近くなる 比較的楽な登りのまま尾根分岐に出る ここを右折し山頂を目指す

 ルートに白い小さな花が散乱していたツツジ科のように思うが名前はわからない 今度はコガクウツギの花弁が一枚ルートに散っている見回すとコガクウツギがひっそりと咲いていた 登っている途中 犬を連れた3名のグループと出会う 挨拶だけで別れる

 所々急な所があるが尾根分岐の標高が500m程で山頂までの標高差は200m程度である 急であればそれだけ標高を稼げると変な理屈をつけ登ってゆく

 尾根分岐から20分少々で山頂に出る 1等三角点がある なかなか堂々としたもの 山頂の標識もありすぐに山頂とわかる だが眺望は全く得られない 展望岩3分手洗鉢岩4分と書いた標識がある ガイドブックにもその紹介があり 山頂を後にそちらに向かう

 なだらかなルートを下ってゆく 岩が見え小さな板に展望岩と書いてあり 手洗鉢岩への標識もある 手洗鉢岩に向かう 岩がごろごろし急な下りになってくる 山頂から4分なのか展望岩から4分なのか それとも見逃していないかと心配になっていた所 手洗鉢岩と書いた大きな説明書が岩に立てかけてあるのを見つけた

 手洗鉢岩の上に立てるように足場が用意されている リュックを足元に置き身軽になって足場に挑戦する 2m程を登るのだが足をかける所が一ヶ所しかなくよじ登るのに奮戦する なんとか登り 岩のくぼみに溜まっている水溜りを見る 思わず ♪くぼみに溜まる水溜り♪ と 男声組曲 水のいのちの一部分が口に出る そこから黒瀬町を俯瞰出来る また上を見ると展望岩と思える岩が望めるので 展望岩に向かう

 展望岩には丸太(倒木か)が立てかけてあり それを伝ってよじ登る 手洗鉢岩程ではない 最初はリュックを置いて登ったが 展望岩の所で昼食休憩としようとリュックをとりに戻り登りなおす

 展望岩では黒瀬町の町並みから 登ってきたルートを眺めることが出来る 野呂山 灰ヶ峰を正面に見える だが景観は薄ぼんやりしている 瀬戸内海の島々も見えるようだが判別出来なかった 岩のそばにスイカズラが花を咲かせ良い匂いがしていた イワガラミ コガクウツギ ヤマツツジも咲いていた

 昼食休憩をとってから山頂に戻り 三角点での記念写真を撮り下山 急な登りも大きな問題も無く尾根分岐に 尾根分岐を直進するとすぐに鉄塔に出る そこでササユリが一輪花を咲かせていた ササユリとは今年の初顔合わせだ 新聞に写真入りで報道されており もうササユリが咲くようになったかと思っていた矢先で実に嬉しい 下を見ると ヤマボウシと思われる白い花を一杯に抱いた木を見る事が出来た

 軽いアップダウンの後 少し急な下りがある 下った分登りかえすと二つ目のピークだ ピークを過ぎた所にガレ場があり ガレ場越しに小田山山頂を見る事が出来る ガレ場を下ってゆくとまた鉄塔 そこではノアザミが咲いていた 鉄塔を過ぎるとすぐに笹ヶ峠に出る 峠には広島縦走会による小さな標識があった ここまでの尾根道は荒れている様子は見られずしっかりとしたルートがついている

 尾根分岐をイラスケ方面に降りてゆく 時々渓流をまたぎながら下ってゆく 鉄塔を過ぎてからだと思うが草が大分繁ってきた ルートはしっかりしているが背丈を越える草の中をかき分けるようにして進む 雨露が草についていればびしょびしょになってしまう そう思っている矢先に池が見えてきて 舗装道路に出る 舗装道路を下ってゆくと駐車していた場所に出る



アプローチ
 広島の山は3/24に烏帽子岩山を訪ねて以来になる 芸予地震の記憶がまだ残っている 国道2号を走るのは休日でないと混雑がひどい 天気が持ちそうなので訪ねる事に

 渋滞もなく順調に走る 西条バイパスで375に左折し呉方面に向かう 新幹線の陸橋をくぐると間もなく前方右手に小田山が見えてくる 黒瀬町の陸橋をくぐり 県道34を熊野方面に右折する 右折地点は2号を右折してから13Kmある

 県道34は快適なルート イラスケのバス停を見逃さないよう注意して走る 5Km程走った所でバス停を見つける 右にゆるやかにカーブする登りの場所 右手に鉄工所の建物が見える

 イラスケのバス停前を右折する すぐに、右手に小田山と書いた小さな木の標識がある その前に駐車可能な空地がありそこに駐車 すでに1台駐車