名頃登山口_3.2Km9:38−10:00水場−10:22分岐_1.8Km−10:40標高1600m−11:00山頂見える−11:13池−11:23山頂11:43−11:53ヒュッテ12:00−12:16標高1600m−12:28分岐−12:38水場−12:50登山口
三嶺(みうね1893m)は「アルペンガイド中国・四国の山」では剣山からの縦走コースを始め幾つかのルートの紹介がある 「中四国・兵庫の山百選」には名頃からのルートを紹介しており、こちらからの方が比較的楽に登れるようである ガイドブックによると三つ星の山 徳島県東祖谷山村と高知県物部村の境界に位置する山頂まで3.2Kmと標識が出ている 登山口の標高は1120m付近なので標高差は770mと剣山より手強い 剣山に比較して急勾配の登りをゆく 急勾配とはいえ草木を掴まないと登れないようなものではなく 適当なペースで登ってゆける 予想していたより楽だ 早速ギンバイソウが出迎えてくれる 剣山でも登山口の近くで出会ったがここでもそうだ
渓流の流れが聞こえる 近くになったり遠くになったりする ルートは樹林の中 木漏れ日がゆらゆらとゆれる 一吹きの風が涼を運んでくれる 夏山登山のご褒美だ やがて水場に出る 水場を過ぎると渓流の音は遠ざかってゆく
分岐に出る 山頂まで1.8Kmと表示 ここまで1.4Km 上の登山口まで1Kmとの表示があった ここからはなだらかな尾根道が続く モミの木が多い 樹林の下は花は少ないが モミジガサ ダイコンソウに出合った
標高1600mの標識を過ぎてしばらく行くと 樹林がまばらになり 花も増えてくる タカネオトギリ イブキトラノオ ダイコンソウ トウバナと出会う おや! エゾハルゼミの鳴き声のようだゲーゲーと蛙のような鳴き声をしてガチャガチャ・・・と聞こえてくる 鳴いているのは一匹なのかゲーゲーと鳴いてからガチャガチャ・・・と鳴くがすぐに鳴きやむ ブナの木も目にする事が出来た
視界が更に良くなり 剣山、次郎笈そしてそれに繋がる山並みが目前に見えてくる前方には山頂が見えてくる 小さなガレ場がありそこを巻くようにルートがついている 勾配が厳しくなってくる 遮るものがなく日差しが容赦なく照りつける 登ってゆくと池に出る 右手にヒュッテがあり 左手が山頂だ 左手にとり山頂に進む
視界が良くなり 日が当たるようになると花が増えてくる ニガナ ノリウツギ ノアザミ イヨフウロ ヨツバヒヨドリ ナンゴククガイソウ ホソバノヤマハハコ? ソバナ セリ(ツルギハナウド) メタカラコウ シュロソウ コメツツジと次々と現れる 池から山頂にかけてコメツツジが斜面を覆っている 紅葉の時期はさぞ素晴らしいことだろう
山頂の景観は実に素晴らしい すでに10名程のパーテイが登ってきている 白髪山から登り西熊山方面に降りるとの事 白髪から3時間かかった由 下山口には車を廻しているとの話 その下山ルートに当たる西熊山のルートは緑の絨毯に覆われているころがってみたい気持ちになる その先を見ると三角形をした山が見える 天狗塚のようだ 今度は白髪山から尾根を逆に追い 次郎笈 剣山に至る稜線が続く 次郎笈まで7時間の大縦走路だ 登っていたメンバーもウーンこのルートはすごいなとうなっていた 目を左に移すと矢筈山に繋がる山並みが連なる
池に下り ヒュッテからその先に行く ダム湖や塔ノ丸が見える 塔ノ丸から三嶺を見た時は仰ぎ見る感じがしたが 今度は逆で随分下方に見える 塔ノ丸の右手には剣山そして次郎笈が見える
山頂で何組かのペアーに出会う その中で前日剣山で出会った方がいる 確か道を聞かれたように思う 昨日剣山でお会いしましたのでは? と挨拶をする 先方は認識が無く そうでしたか 確かに昨日は剣山に登りましたが と 先に駐車しておられた姫路ナンバーの方でした 林道はすごい道でしたね どうなるかと心配しましたと 奥さんの話 同感と話があう 少し雑談してお先に失礼する
下山は登ってきたルートを戻る 足場の悪いところは少なくピッチ良く降りる 小走りに降りれるところも随所にあり1時間で降りてしまった 三つ星の山との紹介ではあるがそう難度のある山ではなくせいぜい二つ星のルートに感じた
前日剣山と塔ノ丸を登り 宿を金清温泉にとった事から再度438を往復する 一度走った事があると様子がわかり余裕を持って走る事が出来る 438の通行制限にかからぬよう走り抜け ほっとする 塔ノ丸登山口にはすでに一台駐車していた見の越で438から439に右折し 祖谷川に沿って名頃に向う途中奥祖谷かずら橋があったが立ち寄らずに通過 名頃ダムの景観が楽しめるかと思ったが国道から景観の良い場所が無く 立ち寄ることなく三嶺登山口の標識に従い左折する
三嶺林道入口にロープを張り車を停めていた ここまできてどうした事かと思ったら登山に関するアンケート 調査結果を参考にして林道の補修を検討しているとの事 アンケートに答え 林道を行く すごく荒れた道 車が大丈夫か心配だ なんとか下の登山口に着く すでに姫路ナンバーの車が駐車していた(上の登山口までは更に2.2Kmと標識があった この状態ではとても走る気にならない)