駐車位置10:38−10:48登山口−11:04ベンチ−11:27五合目−11:30大神岩11:33−11:49八合目−11:55_500m点−12:03三角点12:09−12:17山頂12:46−12:55_500m点−12:56分岐−13:03_1Km−13:20黒滝分岐−13:22五合目−13:39橋−13:42登山口−13:44分岐=蛇淵の滝=分岐13:50−13:55駐車位置
今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる 那岐山登山は32回目になるが11月に登るのは初めてだ洗車されている方に山頂まで登ったのですかと伺ったら いや山頂には登った事はない 滝までとの事だった 支度を終えそれではと挨拶し駐車場を後にする
渓流沿いの道を登ってゆく 紅葉は終わっているがルートはまだ新しい落ち葉で埋まっている 赤を基調とした落ち葉 黄色を基調としたものとそれぞれ違いがあり 彩りの違いが面白い 落ち葉は幾重にも重なっており 重厚な絨毯のように踏み応えがある
擬木の階段を登り 林道に出る この位置にも駐車場があり3台の車が駐車していた ここに駐車したら折角の渓流沿いの景観が見れないのにと思う
林道沿いに新しい看板が立っている 滝山や爪ヶ城で見たのと同じもの 那岐山・滝山・広戸仙の三座の説明図だ 那岐山の標高が1255mと記載されていた 何時標高が変わったのだろうかとインターネットで検索してみると2001/6/2付け読売新聞に2001/3/13中国地方測量部が人工衛星の電波を使って測量した所 山頂は三角点より15m高い事が判ったと報道されていた 私のホームページの那岐山の標高も2001/3以降を変更しておこう
登山口から桧の樹林帯 最近伐採がなされ鬱蒼としていた樹林帯は随分とさっぱりした形になった 樹林特有の趣が感じられるようになるまではかなりの年月がかかりそうだ 切り株から桧の香りだ漂う 切断された悲鳴なのだろうか
国有林の役割など森林について書いた絵入り説明板を過ぎた所で下山してきた男性の方とすれ違う 挨拶のみ交わす
登りが少しきつくなる所に左に迂回するルートが新たに作られていた ルートは雪解けでぐちゃぐちゃになっていたので確認するのはやめて いつものルートを登ってゆく どこかで合流する筈だと思いながら登って行くと 五合目を過ぎた地点ならびに もう少し登った大神岩の手前で左手から合流してくるルートがあったのできっとそこに繋がっているものと思われる
大神岩に行き 眺望を楽しむ 児島の山が泉山から見た時よりぐんと近くに見える 瀬戸内海だろうか光が反射して輝いている部分が見える その左手は小豆島かも知れぬ
大神岩を後にし登ってゆく 大神岩の所が丁度標高1000mにあたる ルートは少し下り気味 太陽の日差しから隠れる為かルートには雪が積もっている ここで女性の方とすれ違う ルートが登りとなると日差が届くようになり雪が少なくなる
山頂が樹間から見えてくる 確かここは八合目の標識があった筈だが見当たらない山頂まで1.1Kmの標識になっている 記憶違いかなと思いながら登ってゆくと ルート脇に八合目の標識を見つけた どうやら標識の位置を変更したようだ
この辺りになるとルート上の雪は多くなる 山頂まで500mの標識のあるところに登る ここも迂回路が出来、標識のあるルートを通らなくても登れるようになった 旧ルートを登ると登ってきたルートを見下ろすことが出来るので好きだ そこからのルートは岩がせり狭い 雪を乗せた笹の葉がせせり出ており首筋などに冷たい雪が落ちてきたりするが面白い
迂回ルートと合流し山頂を目指す 標識が見えてくるとあとわずかである 滝山方面の尾根道の眺望が広がってくる
三角点に出る 休憩所の方角を見ると鳥取側斜面に樹氷が出来ている 休憩所の方に行き写真を撮り三角点に戻る 今日は大山が見える 雲は大山より高く 冠雪した山頂を確認する事が出来た
三角点から尾根を歩き 山頂に向う 山頂の北側の斜面も樹氷が出来ている 生憎上空に雲が出 太陽光線が隠れてしまっているので太陽が出るのを待ち写真を撮る 尾根道で下山されてくるご夫婦連れとすれ違う
山頂に出る 誰もいないのを幸いに大声を出し 発声練習をしながら景観を楽しむ 鳥取の方角に白波と思える白いものが海岸線のように見える 日本海だろうか 瀬戸内海と日本海とを見る事が出来雄大な気持ちになる 北の山々は山頂に雪を抱いておりひきしまって見える
着替えをし昼食をとる 日差しが出てくるのを待ち ここからも樹氷の写真を撮る
下山はBコースを降りる 雪の上に幾つも足跡が残っている 少し降りると雪解け道 でも那岐山は水捌けが良い為かぐちゃぐちゃになっている所はほとんど無く 順調に降りてゆく 時々ザザーと音がする 綿帽子のように木々に積もった雪が解けて落ちてくる音だ
黒滝分岐0.2Kmと書いた新しい標識が立っている 今日は訪ねるのを見送りまたの機会としよう その標識からすぐ五合目に着く 五合目は標高差の中間点であるが距離も山頂からも登山口からも1.5Kmと表示されており中間点になっている でもここまで降りるとあとわずか 渓流の音が次第に大きくなり橋に出る 橋を渡り少し行くとCコースの登山ルートと合流し登山口に出る
蛇淵の滝に寄り下山する
帰路、菩提寺の大銀杏に足を伸ばす 大銀杏の頂部の葉は落ちて足元は銀杏の落ち葉で埋め尽くされている 下の方の葉はまだ残っており太陽の日差しに輝いていた 高さ45m 推定樹齢900年とか 見事である
いつものように429を走る 旭川ダムは水位が戻り落ち着いた景観が戻ってきた 休乢トンネルを抜けると山頂が冠雪した泉山が見える こっちの山がいいよと手招きしているようだ この分なら那岐山も冠雪しているに違いないと誘惑に耐え 予定通り那岐山に向う津山の手前で53に乗る 市街地の道路工事の為片側交互通行の所が数箇所あり なんとか抜ける 津山インターチェンジを過ぎると那岐山に連なる山並みが見えてくる 日本原の道路沿いに眺望の良い駐車可能場所があり そこに車を寄せる 滝山から那岐山に連なる尾根と山頂付近が白くなっている 那岐山も冠雪している事が確認出来安心する
那岐山登山口の標識を左に曲がりトイレ横の駐車場に 洗車している車が一台あったのみ