駐車位置10:35−10:40第二駐車場−10:54登山口−11:12看板−11:15輪カンジキ11:22−11:40ベンチ−12:12五合目−12:20大神岩下−13:13_500m−13:27三角点13:33−13:51山頂14:06−14:19三角点−14:26_500m−14:30八合目−14:48大神岩下−14:51五合目15:11看板−15:22登山口15:24−15:35駐車位置
今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる 那岐山登山は34回目になるが3月の登山は初めてだ自動車道を行き、第二駐車場から渓流沿いの道に入る 第二駐車場には一台駐車 渓流沿いの道は雪景色 休憩所の屋根にも30〜40cm程の雪が積もっている ルートは踏み固められているので歩き易い
渓流沿いの道から一端林道を登り登山口から登山道に入る、見慣れた景観ではあるが雪景色はいい 看板のある場所も過ぎ 順調に登って行く 先日Kさんから那岐山に登ったが3時間かかった 幸い先に登っていた人がいて、その人のお陰で登れました というメールがあった あのKさんからのメールなのでCコースと言えども雪が降った後は厳しいのだなと思っていたが、こうしてしっかりしたルートがついていると何の心配も無く順調に登って行ける
看板を過ぎて少し登った所で5名のパーテイーが降りて来られた もう登って来られたのですか? と伺うと いや この先雪が深く、私達何も用意して来なかったものですからGiveUpして戻ってきたのです 輪カンジキを履いて登ってゆかれた方がいるようですが という次第 折角来られたのに残念ですね と言い別れる
そう伺って少し行くと、踏み固められたルートが一変する 足が雪に深くとられ歩く事が思うようにならないので足場の良い所に戻り輪カンジキを履く 5名の方はここまで来られたようだ その先には輪カンジキの足跡が続いている
輪カンジキを履いて足跡を追う 足跡を追ってもなお雪に沈む 足跡の無い所は更に沈みが深いので足跡を忠実に追ってゆく 結構歩幅が広いので所々で調節をしながら登ってゆく どんな方だろうか? 背が高く足の長い人だろうか?と思い描きながら登ってゆく
水呑場がありその先でルートは大きく曲がる 斜面をトラバースするように足跡がついている ウーン こうなっているのか これまでは踏み固められたルートしか歩いていない この足跡が無かったら 果たしてこのルートを間違いなく登ってゆけるだろうかと考えさせられる 良く見ると ルート脇の小枝にマークがあるのが目印になるのだろうが、そう多くない 雪の状態で随分と山の感じが変わる事を教わった
斜面をトラバースするようにして登ってゆくと、背後にAコースの山が見えてくる 夏山でも視界が開ける場所だ そしてまた樹林帯に入ってゆく どこでも歩けるというのはルートを間違い易い 雪面の足跡を忠実に追いながら登って行く 雪面は太陽の日差を受け 木々の陰がシルエットとなって写っている 今度は、五合目の標柱が頭を出しているのを見つける 足跡は標柱のあるルートをバイパスするようにしているのでそれを追う
左上に大神岩が見える ルートはそちらにも向わず尾根を左にみながら樹林帯の中を登っている なるほど 尾根のアップダウンを見越してなだらかに登っている この辺りの地形を熟知された方だなと思い 安心して足跡を追ってゆく 12:38に降りて来られる方と出会う お話を伺うと、山頂まで登られたとの事 ルートをつけて戴いたお礼を言い別れる その方は私とそう背丈が変わらない 私よりお年をとられているように思える このような方もおられるのかとすごいパワーに驚かされる
足跡は途中から登りと降りと別れている 登りのルートを追ってゆく 八合目辺りだろう この辺りから樹氷が形成され景観が一変してくる 樹氷は太陽光線を浴びきらきらと輝いている ここまで登ってきた甲斐があったと喜びながら登ってゆく 雪は結構深い 帰路八合目の標柱の所を通ったが 標柱の頭すれすれに雪面がきていた
山頂まで500mのところに出る 岩の間を縫うようにしているはずのルートであるがすっかり雪で埋められなだらかな斜面を形成している 500m標識のところは岩の上の少し高い位置なのだが その岩も雪で埋められ岩の存在がわからない状態になっている ここから下を見ると樹氷で白くなった樹林を見下ろす事が出来る なかなかの景観だ その景観を楽しみ 雪面を登ってゆく
山頂に近づくと左手に滝山への尾根道が見えて来る、右手には真っ白な那岐山山頂が見えてくる 樹木に付着している樹氷は更に大きくなり その美しさに眼をとらわれる 雪面はわりとしっかりしてきて歩き易くなる やがて標識が見えて来て、ついに三角点に出る
三角点の標柱や休憩小屋には雪が付着し滅多に見る事が出来ない景観を見せてくれる 時折強い風が吹く 雪面には風紋が出来ている これまでとはまた違った雪景色だ 雪面は固く歩き易い 三角点周辺をうろうろし写真を撮ってから山頂に向う
尾根道は比較的歩き易い 岩場に樹氷が映え 美しい景観が右に左に見える 山小屋に向うルートを手前の岩の右を廻るという夏山では考えられないルートを歩いてゆけるのも面白い 山小屋に入って着替えようかと思ったが 入口の戸が雪で開く事が出来なかった 天気もいいし、雪掻きは止めて山頂で着替える事に
山頂に向って好きなようにルートを取れる だが、場所によっては雪が柔らかくなっており足が太ももまで深く埋もれてしまう 足跡を追うが歩幅が追いつかない なんとかクリアーして山頂に立つ ここまで3時間少々、結構ハードな登りであった
山頂は標高を示す標石の頭がわずか出ている程雪が積もっている 三角点と似たような環境なのにこちらは雪が相当積もっており随分と状態が違う こうした違いも面白い 周辺の景観は思うがまま 山頂に雪を抱いた山並みが展開する 大山に繋がる山並みはぼんやりではあるが確認出来る 幸い風もなく暖かい日差を浴びながら着替えをし 昼食をとる
下山のルートであるが Bコースに足跡は無く結構疲れも溜まっているので 登ってきたルートを降りる事にする 三角点に戻り、Cコースを降りてゆく 実に快適である 先行する足跡を追いながら降りてゆく 500m地点は登りのルートより右方向にルートをとり降りてゆく どうやら八合目の標柱を目指しているなと思いながら降りてゆくと ぴったりと標柱のところを通る 標柱の頭の雪を取り除き 標柱が解り易いようにしてくれていた
もうしばらく降りてゆくとお一人の方が登って来られた ルートを追ってきたが大神岩に向っていないのでそちらまで行き写真を撮ってきた 今いる場所はルートと外れているようだが輪カンジキを持って来なかったので足跡を追っている と話された 私もそう思いましたが実に良くルートをご存知で安心して追ってゆかれたら良いと話す 今からでは随分遅くなるのでは と尋ねると 6時頃までには降りれると思うと話し 登って行かれた
下りも足跡を追ってゆく 登りと違ったルートを随意に選び降りている 本当に良くルートを知っている ほぼ直線状に降りている 山を巻くべきところは着実に巻いて降りている ここまで知っていると気分がいいだろうなと思いながら足跡を追いながら降りて行く 登山口からは自動車道を降りる
いつものように429を走る 三寒四温と言われるとおり寒暖の変化が結構激しい 今日は比較的暖かな天候 旭川ダムを抜け休み乢トンネルを抜けると泉山が顔を見せる 白く輝いている山並みを確認出来、この様子なら那岐山も雪はあると一安心する津山の手前で53に合流する 少しづつ山の角度が変わってゆくのを楽しみながら車を走らす 日本原を過ぎた地点に那岐山・滝山の山並みを見渡す場所があるのでそこに車を停め写真を撮る 真っ白になった尾根が見え山頂周辺の雪景色に期待される
那岐山登山口の案内に従い左折する 左折した途端 畑に雪が残っている景色が飛び込んで来 雪山が近づいてくる 山の駅付近に来ると道路に雪が残っている 道路の中央部分は雪が無いのでそのまま走り 登山口駐車場手前の道路脇に車を停める 道路脇には雪があったがバックでなんとか停める事が出来た もう一台姫路ナンバーの車が駐車していた