那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り83分(西仙コース) 下り47分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   119Km        登頂日 2003/05/13   ガイドブック  F写真 音訳日記削除

駐車位置10:35−10:47ゴーロ橋−10:50写真10:54−11:09シャクナゲの峰11:14−11:21休憩小屋−11:30標高1000m−12:00三角点−12:07山頂12:23−12:30_500m−12:32分岐−12:44標高1000m−12:47林道−12:54標高800m−13:02林道13:05−13:13駐車位置

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)西仙ルートを訪ねる シャクナゲはもう終わってしまっただろうか?

 林道を渓流の瀬音を聞きながら登ってゆく 瀬音に小鳥の鳴き声が消されてしまう 一月前に咲いていたミヤマカタバミはもう花は終わった この時期は花は無いのかと思いながら登っているとチゴユリとホウチャクソウを見つけた 目立たない花だ

 ゴーロ橋から登山道に入る ミヤマカタバミの葉がなごりを偲ばせる 渓流を渡り尾根ルートを登ってゆく イワウチワの葉がこれまたなごりを偲ばせる シキミ チゴユリ ユキザサが花を咲かせている 登ってゆくとシャクナゲが咲いていた でももう時期は終わりに近い ルート上に花が落ちている まだ新しい 木に咲いている花よりもルートに落ちているものが多い程だ

 鎖のある斜面を登り シャクナゲの峰に出る シャクナゲの峰と言うだけあって峰の左右はシャクナゲの木々が群生している 大きな木で下から見上げると花はあまりわからない 目線の位置か少し見下ろす状態で咲いていると良くわかる 自然に育った木々なのだろう庭先で咲いているものと比べると花の数は少ないがピンク色の大きな花は見応えがある

 シャクナゲの峰を過ぎ休憩小屋へ ルートにはイワウチワの葉がびっしり生えており花の時期を彷彿させてくれる 小屋を過ぎてもイワウチワの葉はルート脇のあちこちに見つける事が出来る 時々 チゴユリが小さな花を下に向けて恥ずかしそうに咲いている

 標高1000mを過ぎる 時々スミレが顔を出す ミツバツツジが淡い紫色の花を咲かせている ショウジョウバカマが2,3最後の花を咲かせていた 小鳥の鳴き声が絶え間無く聞こえてくるのは嬉しい 数日前ラジオで爪ヶ城のベニドウダンがそろそろ咲くと聞いていたのでこちらの状態がどうか気になっていたが枝から新芽が出、新緑が鮮やかな状態 花芽らしいものはわからなかった 今年の花はどうだろう

 ドウダンツツジの群生を抜けると眺望が開け すぐに三角点の休憩小屋が見えてくる 滝山に繋がる尾根道も見えてくる

 三角点に出る 今日は誰もいない 休憩小屋で話し声が聞こえたが立ち寄らず山頂に向う 尾根道にはスミレが咲いていた

 山頂に出る 山頂にも誰もいない 誰もいないのも淋しい 昼食をとり下山する 下山は東仙ルートに降りる Bコースと同じルートを降りてゆき Bコースの分岐を直進 すぐ先でAコースとの分岐を左にとる 先月にはこの辺りは雪で覆われルートを探すのにうろうろした所だ このような感じだったのかとルートを確認する

 分岐から少し降りた地点で男性の方が登って来られた シャクナゲはどこに咲いているのだろうと問われ 西仙ルートに咲いていると説明し別れた 別れてから尾根ルートと渓流ルートがある事を説明し忘れ申し訳ないことをした 果たしてシャクナゲに出合えただろうか?

 下山ルートにはチゴユリ スミレ ユキザサが顔を見せる 丸太の階段をテンポ良くトントンと降りてゆく 東仙ルートは今回で9回目となるがいずれも下りだ ここの登りは結構つらいだろうなと思いつつ下りを楽しむ 花が良いのは西仙ルートなのでどうしてもそちらを登る事となる

 丸太の階段を降り林道に出る 林道に出た所にホウチャクソウが群生していた 渓流を左手に見ながら林道を降りてゆく キケマン ミツバツチグリが咲いていた


アプローチ
 いつものように429を走り津山の手前で53に乗る 黒尾峠を越え鳥取県に入る 峠の降り口にある那岐山登山口の標識を左に曲がり戻るようにして登山口に向う 林道入口付近にシャガが群生し花を咲かせていた 登山口には車が一台駐車していた