那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り87分(西仙コース) 下り66分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   119Km        登頂日 2004/04/05   ガイドブック  F写真 音訳日記削除

駐車位置10:58−11:08ゴーロ橋−11:17写真11:23−11:31シャクナゲの峰11:39−11:46休憩小屋−11:57標高1000m−12:31_三角点12:36−12:44山頂13:06−13:17_500m−13:20分岐−13:42標高1000m−13:45分岐−13:55標高800m−13:58写真14:04−14:10林道−14:18駐車位置

登山
 4月の声を聞き早速、那岐山(なぎせん1255m)のイワウチワを訪ねる 那岐山登山は40回目となった

 雪解け水の水音は何故か懐かしく感じられる この時期には1998年以来毎年訪ねてきている 私の春はここから始まる 水音を聞きながら登って行き、ゴーロ橋から山道に入って行く

 この辺りにはミヤマカタバミが顔を見せてもいいはずだが今年はまだだ 来るのが早すぎたようだ この様子だとイワウチワもまだかも知れない 登ってゆくとイワウチワの葉が次々と現れてくるが花は見られない それでも蕾の状態を幾つか見つける ルートにシャクナゲの木が倒れている 回りこんで抜ける シャクナゲの峰の周辺にはびっしりイワウチワが繁っている 蕾が大部膨らんできている 蕾には水滴がついており、所々に雪がある 昨日はここには雪が降ったようだ 折角花を咲かそうと思っていたのに

 シャクナゲの峰を過ぎてもイワウチワの群落は続く 花が咲いていた時をイメージしながら登ってゆく 休憩小屋に出る 軒下には雪が一列残っていた

 山道を登ってゆく 標高1000mの標識辺りに来るとルート上には薄っすらと雪が残っている ウグイスの声が聞こえてきた 一生懸命練習している ルートは少しづつ雪が増えて来るが特に支障はない ドウダンツツジの群落の辺りに来るとルートには根雪が残っている 雪解けが進んでおり踏み抜くと水溜りになっている 踏み抜かないよう注意しながら登ってゆく この辺りでもウグイスが鳴いていた そして三角点ピークに出る

 滝山に繋がる尾根道は雪は消えている 山頂に向う尾根道にも雪は無い 避難小屋の所で小学校高学年の男の子と出会う こんにちはと挨拶を交わす そして山頂に出る 山頂は誰もいない 休んでいると先ほどの男の子がお母さんと一緒に登って来られた 和気吉水から来られた由 男の子は今日が初めての山登りとか 写真を撮りましょうかとカメラのシャッターを押してあげる

 そうこうしていると上半身裸の方が登って来られた 冬でもこの恰好で登る 氷点下6℃まで大丈夫だ と話されていた それでは家でもその恰好ですか? と伺うといやいや家では普通との事 記念写真をとお願いしたが断られた

 下山は東仙ルートに降りる Bコースと同じ尾根道を行く 尾根道は雪解け水でぐちゃぐちゃ Bコースの分岐を少し先に進み 今度はAコースと別れ左に降りて行く この辺りはまだ雪が残っておりルートがわかり難くなっている 前にも経験しているので迷う事なくルートを見つけて降りてゆく

 西仙ルートはサラサドウダンの潅木帯の中の一本道であるが東仙ルートは割と自由にルートがとれる 雪でルートを見分け難い 擬木の階段があるので目安にして降りてゆく あっ! スッテンと足払いを掛けられたように横倒しとなる 足元に張っている根っこの上を踏んでしまったようだ 雪でわからなかった

 急な斜面を降りてゆく 積雪量は結構ある 雪解けが進んでおりズボズボ踏み抜ける 踏み抜くと身体のバランスが思うようにならない 何回かころぶ 膝頭辺りまで埋もれるので足を抜くのも大変 いつもならリズム良くとんとんとんと降りて行けるのにと思いながら降りてゆく

 雪の道も標高1000m辺りまででそれ以降は歩き易くなる

 渓流をまたぎ少し登った位置からイワウチワの群落がある ここで花を開いているイワウチワを見つける 可憐な花が花を広げ春だ春だと謳っている 春の使者はついにやってきた


アプローチ
 春のうららかな日が射し 国道429沿いはすっかり春の装い 吉備路は桃の花のピンクのベールが広がる 沿道には桜の花が咲き誇っている 足守 旭川ダム堰堤 三休公園と次々と桜並木が展開する 三休公園にはミツバツツジも咲き出したようだ桜の花に混じってミツバツツジの色も見える

 休乢トンネルを抜ける 春霞で山の姿はぼんやりしている 津山の手前で53に合流する ここでやっと泉山の姿を確認出来た 津山では鶴山公園の桜を沿道から見る事が出来る 日本原では那岐山を間近に見る事が出来、所々に白いものが見える 昨日の雨は山では雪だったようだ

 黒尾峠を抜け鳥取県に入る 那岐山登山道の案内を左折し登山口に向う ここにも桜並木があるのだが 花はまだ 大部時期がずれている 因美線のガードを潜り案内標識に従って左折 あとは道なりに林道に入ってゆく 要所要所に案内標識がある

 登山口には1台駐車していた