大山

標高 1711m    難易度 ☆☆    登り114分 下り95分 鳥取県
倉敷からの距離   147Km        登頂日 2004/10/23  ガイドブック  写真

駐車位置9:28−9:36登山口−9:45一合目−9:55ニ合目−10:03三合目−10:12四合目−10:23五合目−10:24分岐−10:35六合目10:37−10:47七合目−11:02八合目−11:24山頂−11:26三角点11:41−11:44山頂−12:04八合目−12:14七合目−12:20六合目−12:27分岐−12:43元谷−12:48自動車道−13:00大神山神社−13:07金門−13:19駐車位置

登山
 紅葉のシーズンがスタート、大山(だいせん1711m)を訪ねる 台風の影響はどうだっただろうか

 車を出ると流石ひんやりしている リュックを背負うと気持ちが緊張するのかリュックそのものが暖房着の役割をしてくれるのか寒さは気にならない ただ手が冷たい 大山寺橋から見える大山は山頂付近にガスがかかり大山山頂は判別出来るものの三鈷峰やそれに連なる山容は定かでなかった

 橋を渡った所の駐車場のトイレで用を足す 隣の方は登って来られたようで6時過ぎから登ってきました 生憎ガスがかかっていました 山頂は随分冷えていますよ と話を伺う 登山口の石垣にツリフネソウがまだ花を咲かせていた

 紅葉のシーズンであり休日の土曜日とも重なり登山客が多い 少しピッチをあげて団体のパーテイーを追い抜く 一合目 二合目と登って行く 合目のところが休憩の区切りが良いのか何人も休んでおられる これ幸いと登ってゆく 紅葉は今一 太陽光線が隠れており鮮やかさが無い

 三合目を過ぎた所でブナが倒木している 太い樹木が根こそぎ倒れている 登って行くと 倒木の数が増え 何本も固まって倒れている所もある ルートも荒れているが倒木部分を巻いたルートが出来ており支障なく登ってゆける 倒木は登山ルート沿いの樹木に集中している 確か ルート上に根が張り出していた所もあったように思うが ルートとして切り開かれたのが災いして根が支えきれなかったという事なのだろうか 倒木は五合目を過ぎて 行者コースの分岐にかけて続く ルートの補修工事をやった場所と関係がありそうだ

 行者コースを登って来られた方がおられたのでルートの状況を聞く 荒れてはいるが通れるとの話だった

 分岐を過ぎて少し登ると六合目の展望所に出る 多くの方が休んでおられる 三鈷峰や北壁にはガスが流れており見え隠れしている 宝珠越えのルートは山肌が紅葉している 遠くから見た方が見応えがある

 すぐに登りにかかる 最初ペースをあげた影響が出たのかいくらかバテ気味 汗をポタポタとたらしながら登って行く 八合目を登り少し行くと木道になる だがそのルートは補修工事の為か回り道をするように標識がある 一度くだりまた登りなおす ダイセンキャラボクが群生している場所はキャラボクが木道にはみ出ておりルートは狭くなっている 下山してくる人と交互片側通行の要領でお互い譲り合いながら進んで行く そして山頂に出る

 山頂には3,40名だろうか 避難小屋周辺に結構沢山の人がいる その足で三角点ピークに向う この先危険の標識やロープがあるのを抜けてゆく すぐに三角点に着く 三角点には7,8名の方が昼食をとっておられた 写真撮影のタイミングを狙ってるおられ方もおられた

 ガスが流れ、これまで見えなかった剣ヶ峰がみるみる見えてくる 見えていなかったものが見えてくるのは嬉しい 烏ヶ山も見えてきた 日本海や弓が浜は良く見える 景観を楽しみながら昼食をとり下山する

 時間は12時少し前で登ってくる人が結構多い ダイセンキャラボクの隘路を団体が抜けるのを辛抱して交わし降りて行く 六合目を過ぎ 分岐を行者コースに降りて行く かなりルートが荒れていたが手が入れられており ブナの太い樹木を切断したり樹肌にステップを刻んで通行出来るようになっていた 樹林は紅葉していたが見慣れた事も災いしてかそう感嘆するものではなかった

 元谷から宝珠山の紅葉を見る事が出来る 雲が移動し翳っているところと輝いているところがありそのコントラストが美しい 時間があればもう少し登ってみたい所だが今日はここまでとしよう

 大神山神社に降り 紅葉の名所の一つである金門に出る ルートの途中水が出ており穴の開いた靴でひやひやしたが濡らさずに通ってゆけた 金門では太陽光線が翳っていた事もあり今一つであった



 帰宅してから入浴そして ビールを飲み いい気持ちで合唱演奏会を聞かせて戴いた

アプローチ
 夕方合唱の演奏会を聞く予定があり早めに家を出る 土曜日である事もあって川辺橋や総社大橋の渋滞はなく順調に走る 総社で180号に乗り北上する 青空が広がり気持ちがいい 高梁に入るといつものようにガスが出ていて青空が隠れる 高梁の気温は9℃といよいよ一桁台 新見の市街地もガスがかかっており8℃と更に下がっている 新見を抜けるとまた青空が出てくる 千屋では10℃とあがってきた

 明地峠のトンネルを越えると鳥取県 今日は大山が良く見える 雲海が広がりその雲海の中に大山が聳えている こんな景観は初めて 峠の駐車場に車を停め カメラに収める ただ今日持参のカメラは応急対応のバカチョンカメラなのでどのように撮れるか心配だ 峠の標高は600mを越えているので雲海の広がる景色が見えてもおかしくない

 峠をくだり 日野町で181に乗る 大山や烏ヶ山の山並みが見えたので181に乗った時点では雲海は消えてしまったのかもしれない 溝口から県道45に乗り桝水ヶ原を目指す 枡水ヶ原の気温は12℃ 大山循環道を走り 大山寺の旅館街を抜けた駐車場のスペースに駐車させて戴く 今日は車が多く 丁度1台空きスペースがあった