那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り85分(西仙コース) 下り50分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   121Km        登頂日 2005/04/16   ガイドブック  F写真

駐車位置10:36−10:48ゴーロ橋_2.7Km−11:05シャクナゲの峰11:24−11:30休憩小屋−11:39ここまでイワウチワ−11:41標高1000m−12:12_三角点−12:20山頂12:50−12:57_500m12:58−13:00分岐−13:13標高1000m−13:15分岐−13:23標高800m−13:27写真13:30−13:35林道−13:44駐車位置

登山
 今年も那岐山(なぎせん1255m)のイワウチワを訪ねる 果たして花は咲いているだろうか

 渓流の流れる音が響く フキノトウ ミツマタが咲く ウグイスが鳴く 春の訪れをそれぞれがそれぞれの形で喜びを見せる ゴーロ橋から山道に入る この辺りでミヤマカタバミが咲いていたように思うがまだその姿は見えない

 ルートを尾根コースにとりシャクナゲの峰を目指す 倒木があるものの本数は少なくそう大きな支障も無く登って行く イワウチワが顔を見せる 蕾の状態が多い 場所によってはいくつも花を咲かせている 日当たりの良否で雪解けのタイミングが違ったのかも知れない 春の使者を自称するかの如く大きく花弁を開き 春の陽射しを受けている イワウチワの花や蕾を楽しみながらシャクナゲの峰の群落を目指す

 シャクナゲの峰には期待どおりイワウチワが山肌一面に咲いている そこで写真撮影されている男性の方と出会う 男性の方はイワウチワを撮りにきたとの事 今日は一人なので心ゆくまで撮れる 家内と一緒だと いつまで写真を撮ってるのとか言われ落ち着かない と話されていた 私もリュックを降ろし何枚か写真撮影を楽しむ 写真撮影を楽しんだ後 男性の方にごゆっくりと挨拶して山頂を目指す

 イワウチワはまだまだ続く ルート脇のあちこちで顔を見せる 朽ちた樹木の切り株やら岩陰やら そして休憩所に出る 建てやは改築するのか取り壊されていた 休憩所を過ぎてもまだ葉が繁っていたり 花が顔を見せたりする 花は標高1000mの手前まで続く 歩いた時間から ざっと全コース2.7Kmの1/3の900mにわたり咲いている 実に素晴らしい

 標高1000mの標識を過ぎた地点で女性2人とすれ違う 小鳥のさえずり ウグイスの鳴き声が耳を楽しませてくれる 標高1000m付近に倒木が数本あったもののルートには大きな支障も無く登って行ける 樹間から滝山方面の山肌が見える 所々に雪が残っているのが見える しかしこちらのルートには雪はもう無い 樹林を抜けると視界が開け滝山に繋がる尾根道が見えてきて そして三角点ピークに出る

 三角点ピークには沢山のグループが昼食休憩をとっておられた 丁度昼時だ これだけ沢山の方が登られているので岡山側からも登れるようになったのだろう あとで話を聞こうとその足で山頂に向う

 山頂も沢山の人 ざっと20名以上はおられた 昼食休憩をしている間に大人数のグループが下山され2グループとなった どちらから登られたか伺うと西仙ルートの方とCコースからであった Cコースの方に話を伺うと駐車場には駐車可能だった 倒木は多数あったけれどルートは整備されている模様 Bコースは登山禁止となっている由 先ほど下山された大人数のグループは三角点ピークから岡山側に向われていた Cコースは登山可能な状態に整備されているようだ

 東仙ルートを降りると話し お先にと下山 尾根道には雪が少し残っているものの雪の上を歩かなくても済んだ 雪解け水でルートはかなりぐちゃぐちゃ 滑らないよう注意して行く 分岐から鳥取方面に降りてゆく こちら側はまだ雪が少しあり数歩雪の上を歩く 雪面には足跡があり降りた人がいるようだ 倒木の状態が心配だったが降りた人がいるようなら大丈夫だろう

 雪は尾根から降りたほんの少しの部分でそれ以降はルート上に雪は無い 倒木も特に無く 擬木の階段をテンポ良く降りて行く 黒尾峠に向う分岐を過ぎ 標高800mを過ぎ 渓流を渡った地点にイワウチワのスイートスポットがある ルートを少し左に入り花の状態を確認する まだ少ないものの幾つか咲いていた ルート沿いにもあちこちに花を咲かせ楽しませてくれる

 丸太の階段を降りて行く 林道に出る手前でミヤマカタバミが一輪咲いていた ミヤマカタバミはこれからのようだ 林道をくだり駐車場に

 駐車場では車は3台減っていたがバスが2台増えていた バスにはアミューズトラベル イワウチワ咲く 那岐三山縦走と湯郷温泉と書いた福岡ナンバーの車と同じ会社の広島ナンバーの車だった 帰宅して調べるとアミューズトラベル社では福岡発の企画と広島発の企画があった その他にカタクリ咲く毛無山の企画があった それならイワカガミを狙った蒜山縦走があっても良いと思ったがどうだろう


アプローチ
 桃の花が咲き吉備路五重の塔付近はあちこちにピンクのかたまりを見る事が出来る 倉敷の桜はほとんど散ったが今年は桜の開花が遅く 旭川ダム堰堤や三休公園はまだ花盛り 沿道の桜を楽しみながら429を走る 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける 春霞で泉山は見えない 津山の手前で53に合流する 津山の鶴山公園の桜が咲いている状態を国道から見る事が出来る

 日本原の温度表示は15℃ 国道から見える那岐山にはもう白いものは見えない 岡山側の那岐山登山口を通り過ぎ鳥取県側に向う 黒尾峠を抜け鳥取県に入る 黒尾峠の温度も15℃であった 那岐山登山道の案内標識を左折し登山口に向う 沿道の桜が満開だ 因美線のガードを潜り 案内標識に従って左折 民家の庭先のシャクナゲの花芽が大部大きくなっているのを見つける 林道に入ると災害復旧工事の標識がある ここもあちこちで倒木している 林道は車が走れるよう整備されており登山口まで行く事が出来た 登山口周辺にはすでに6台駐車している この様子ならイワウチワは咲いていそうだ