猫山



標高 1195m 難易度 ☆     登り60分 下り40分  広島県
倉敷からの距離    125Km        登頂日 2005/07/27   ガイドブック  写真 山の音

駐車場10:09−10:28リフト終点−10:31水場−10:34山上さん10:35−11:10山頂11:15−11:16笹原11:47−11:48山頂−12:10山上さん−12:14リフト終点−12:28駐車場

登山
 今日は久々に猫山(ねこやま1195m)を訪ねる
 どんな音が飛び込んでくるかと期待して車のドアを開く し〜ん しばらく間を置いて遠くからホトトギスの鳴き声が聞こえてきた 曇り空でセミも小鳥達も喜びを表せないのだろうかと期待していただけに残念に思いながら登山の支度をする

 駐車場の奥から登山道に繋がっている 駐車場ならびに登山道入口付近にシモツケソウ オオバギボウシ ノアザミ クサレダマ ヘソカズラなどが咲いていた 登山道に入ると樹林帯で花は少ない ゆるやかな登りでこんなに楽だったのかなと気持ち良く登って行く 小鳥の鳴き声が聞こえてきたので収録する 登って行くと時折ギイとか一声セミの声が聞こえたり 下草から慌しく飛び立つセミがいるのでセミがいるのは間違いないが息を潜め鳴き声は聞こえてこない

 登りが少しきつくなってくるとリフトの上に出る ゲレンデには夏草が茂っている リフトを過ぎてもう少し登るとルートは右にカーブをする 迷い道に迷い込まないようロープが張ってあり、猫山と書いたルート標識もある

 そこからは暫くゆるやかなアップダウンで山を左に巻く 途中山上さんと書いた石の地蔵さんがある ヤマアジサイが所々で顔を見せるが花は少ない

 やがてルートは2、3回ジグザグに折り返し尾根の登りとなる ニガナ ママコナが顔を見せる 左手にスキー場が見える 太陽の陽射しが時折現れるようになってきたがルート脇の潅木が日陰を作ってくれる そして樹林帯へのルートとなる

 今日猫山を狙った理由に山頂付近での音が何だったかを確かめたかった 1999/7/17の登山日記に下記の記載がある

 稜線にかかると登りが急になる ヒグラシがカナカナカナと鳴き出す 登山道入口でかすかに聞こえた 空耳かなと思っていたが 登るにつれ鳴き声がはっきりし この辺りとなると蝉しぐれである 小鳥も負けじと声をあげ実ににぎやか 森の大きな鼓動を聞く事が出来る 蛙のような鳴き声がする蝉の種類なのだろうか?

 今になって思えばエゾハルゼミの鳴き声と思われるがその時の山の鼓動を収録してみたいと思って登ってきた だが 残念ながらその時に感じた蝉しぐれも小鳥の鳴き声も聞こえて来ない ブナ樹林を確認出来たし少ないながらもエゾハルゼミの鳴き声も聞こえてきたので蛙のような鳴き声はエゾハルゼミだったと推測できる

 急な登りを登り切ると山頂に出る 二等三角点があり猫山と書いた標識があるが眺望は全く得られない 記念写真をとり眺望の良い場所に向かう

 100m程西の方角に進むと見晴らしのきく草原に出る 眼下に小奴可の町と走ってきた道路を見る事が出来る シモツケ ナデシコ ノアザミ ユウスゲ クルマバナ イブキトラノオ オオバギボウシ シュロソウ オトギリソウなどの花が咲いていたユウスゲが咲いているのは嬉しい 虫の音 ウグイスの声も聞こえてきたが音が小さい果たしてわかるだろうか

 昼食をとり下山する 下山は登ってきたルートを戻る 山頂を少し下った所でアキチョウジが咲いているのを見つけた 登りでは足元を見ていて気がつかなかった

 駐車場ではエゾハルゼミが賑やかに鳴いていた エゾハルゼミが鳴くのには天候の影響がありそうだ


アプローチ
 猫山は広島県の山 真っ青な青空を映し高梁川の川面が美しい 高梁川を見ながら180号を走り 新見で182に乗り東条に行く 東条から314に乗り北上する いつの間にか青空は消え 曇り空となる 小奴可(おぬか)に新しく猫山への案内標識が出来た 標識に従いを右折し猫山に向かう 正面に見えてくる山が猫山だ 三叉路が2ヶ所あるが案内標識がある 山裾を左に巻きながら走って行く スキー場リフト乗り場を左に見て そのすぐ先に駐車場がある そこに駐車 今日は誰もいない

 新しい道は183を経由するより近道であり道路も走りやすい