那岐山 700回記念登山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り130分(BAコース) 下り69分(Cコース) 他20分  岡山県
倉敷からの距離   102Km        登頂日 2006/06/14   ガイドブック  F写真 山の音

駐車場9:56−10:10登山口−10:12BCコース分岐−10:50ABコース分岐−10:59林道−11:05六合目−11:43八合目−11:50東仙分岐−11:52B合流−11:53道標_500m−12:06山頂12:35−12:43三角点=12:51西仙ルート=13:03三角点−13:10道標_500m−13:13八合目−13:28大神岩−13:45水場−13:48休憩所−13:50林道−13:58合流−13:59登山口−14:04駐車場

登山
 今日は700回目の記念登山 那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる 那岐山登山も丁度50回目になる

 駐車場の周りにコガクウツギが白い花を咲かせ出迎えてくれた 足元にはオドリコソウが最後の花を咲かせていた 渓流沿いのルートに入って行く 台風の影響で壊れていた橋はいつの間にか修復されていた 渓流沿いの土砂崩れした場所は相変わらず手が付けられていなかった 渓流の石の上を迂回して抜けて行く

 林道に出る 駐車場には2台駐車していた 登山口の近くにも1台駐車していた 林道のルート脇にはノアザミ ニガナ ノイチゴの実 ウマノアシガタが顔を見せていた また路傍で良く見かけるヒメジョオンが咲いていた

 登山口から山道に入る 入口のところにコガクウツギが咲いており いい香りがする ルートにはヤマツツジが咲き出した B,Cコースの分岐に出る 今日はBを行きAに廻ってみよう その方が花に合える機会が多いだろうと考え分岐を右に行く 足元に白い花が落ちていたので見上げるとエゴノキが花を咲かせていた 太陽が顔を出し周辺の緑が鮮やかになってきた

 橋を渡り ルートを登って行く コガクウツギが斜面のあちらこちらに白い花を咲かせている 上を見ても、下を見ても白い花を確認できる そしてその芳香が漂ってくる ふわーと漂う風に香りの固まりが送り届けられる 身体に浸み込ませるよう大きく息を吸い込む この香りを楽しむ事が出来ただけでも幸いだ

 ルート脇にはコガクウツギの他 ミズタビラコ ヤマアジサイ ダイコンソウと思われる黄色い花 オオギカズラ フタリシズカ オカタツナミソウ ノアザミなどが顔を見せる ミズタビラコは湿ったところで良くみかけるが杉樹林に沢山花を咲かせていた ヤマアジサイはまだ花芽の状態で色がまだ出ていない ウグイスの鳴き声が聞こえてくる 時折足を止めてウグイスの鳴き声を収録する

 分岐に出る 分岐の手前にヤブデマリが白い花を咲かせていた 分岐をAコースに向けて登って行く Bコースを少し行くと五合目の標識がある 標識を見ようと目を向けるとネットがある事に気がつく ネットはルートの先で林道に出たところにも張られておいた Bコースを登られた方に後で聞いたのだが五合目のところに入口があり扉を開けて入って行く ルートの先にも出口と思われるフェンスがありそこを通ってきた 植林した新芽を猪などに食べられないように保護しているのではないかとの話だった 台風の傷跡を修復するのは大変なことだ

 林道を登って行くとタニウツギ ヤブウツギが花を咲かせていた 写真を撮っているとカッコーの鳴き声が聞こえてきた 今度は急いで収録をする そしてAコースの六合目に出る そこからまた山道となる

 ルートの入口にミヤマヨメナが咲いていた 登って行くとミヤマヨメナが群生している ルートの両脇にびっしり 思いがけない出会いにびっくり Aコースを選んで良かった ミヤマヨメナの他にニガナ コナスビもところどころ群生し 黄色い花の固まりを作っていた ホトトギスや小鳥の鳴き声が聞こえる おや?エゾハルゼミと思われる鳴き声が聞こえてきた

 ルートを登ってゆくとミヤマヨメナは次第に少なくなりコガクウツギ タニウツギ サラサドウダン レンゲツツジ ヤマツツジなどが顔を見せる サラサドウダンは昨年西仙ルートで見事に咲き 今年は裏年にあたるので西仙ルートを選ばなかった 場所が違うと裏年が異なるのだろうか? 樹木の数は少ないものの見事に咲いているサラサドウダンに出会えこれも大喜び

 八合目を過ぎ少し登ると東仙ルートと合流する 尾根道にはタニウツギ サラサドウダン ヤブウツギが花を咲かす そしてすぐにBコースと合流 合流してからもタニウツギやサラサドウダンが顔を見せる 2人連れが降りて来られた サラサドウダンがきれいですねと話を交わしていると西仙ルートから登って来られたとの事 今年は裏年に当たるが西仙ルートはどうでした と 伺うと 咲いていました との返事だった それなら西仙ルートを覗いてみよう と お礼を言い別れる

 山頂に出る 山頂には4名2組の方が休んでおられた 私も写真を撮ったり 昼食休憩をする 休んでいる間にご夫婦連れが登って来られ Bコースを登ってきたとフェンスの話を伺う 話ていると先ほど東仙ルートに降りると言っておられた方が戻って来られた 人間違えしたかなと半信半疑で先ほど出会った方ですよね と伺うと ええ 滝山に行こうと言うので戻ってきた あそこまでどの位で行けますかと問われ 片道1時間程度ではないでしょうかと返答する 話していると サラサドウダンのいい時はご存知ないようだった

 山頂からもタニウツギ サラサドウダンが咲いているのを見る事が出来 ナナカマドは花芽をつけていた 遠望はあまりきかず滝山がぼんやり見える程度 籠山はガスで見えなかった ウグイス カッコー ホトトギス エゾハルゼミの鳴き声が遠くから聞こえてきた

 休憩を終え それぞれ思い思いの方向に下山される 私もお先にと挨拶して三角点ピークを目指す ルート脇のヤマツツジはまだ蕾であった 尾根ルートにあるサラサドウダンは今年は花を付けていなかった やはり裏年にあたるのだと確認する

 三角点ピークから西仙ルートへ降りて行く 10分もしないでサラサドウダンの群生地に着く やはりサラサドウダンの花は少ない 探すと花を見つける事は出来るが圧倒的に数は少ない ある程度状況がわかったのですぐに三角点ピークに戻るタニウツギが咲き ギンリョウソウが地面から顔を出していた 

 三角点ピークに戻るとまたまた先ほどの人と会う 今日は良くお会いしますねと挨拶を交わし サラサドウダンの状況についてコメントをする いい時が楽しみですねと話され滝山に向かわれた

 Cコースを降りる アカモノ ヤマツツジ タニウツギ ニガナ ナナカマドと出会った花をメモしながら降りて行く 旧ルートを通り500m地点に出る 旧ルートは人が通らないのか樹木が随分と茂ってきている 500m地点からの展望を楽しみ降りて行く

 八合目を過ぎた地点で足元にサラサドウダンの花が落ちていた 見上げるとかなり高い位置に花を咲かせているのが見えた ギンリョウソウ ヤマツツジ コバノフユイチゴなどが咲いていた エゾハルゼミが鳴いており収録して広島のセミの先生に送りエゾハルゼミの鳴き声だとの返事を戴いた

 大神岩のところにはタニウツギ ヤマボウシが花を咲かせていた 更に降りて行くとコガクウツギ ニガナ オカタツナミソウに出会う 桧の樹林帯ではコガクウツギの香りを楽しむ事が出来た

 登山口まで降り 林道をそのまま降りる 林道の斜面にコガクウツギが群生していたのを見た記憶があり林道をそのまま降りていったが台風の影響か群生している状況を確認出来なかった


アプローチ
 いつものように429を走る 先月8日以来なので1ヶ月振りだ 満々と湛えていた旭川ダムの水位はダウンしていた 田植えが始まっており農業用水の為だろうか 6/8に梅雨入りしており降水対策だろうか 旭町を過ぎ休み乢トンネルを抜ける 視界はきかず泉山を見る事が出来ない 津山の手前で53に乗り 津山市街地を抜ける 日本原の沿道からでも那岐山はガスに隠れ山容を確認できない 日本原の温度表示は23℃ 那岐山登山口の案内に従い左折し登山口の第二駐車場に 1台も駐車していない