大山

標高 1711m    難易度 ☆☆    登り123分 下り64分 鳥取県
倉敷からの距離   146Km        登頂日 2006/06/20  ガイドブック  写真 山の音

下山駐車場9:49−10:02一合目10:03−10:14ニ合目−10:24三合目−10:33四合目−10:43五合目−10:45分岐−10:59六合目11:01−11:14七合目−11:34八合目−11:55山頂−11:58三角点12:30−12:33山頂12:38−12:50花12:54−12:56八合目−13:07七合目−13:13六合目−13:18分岐−13:19五合目−13:24四合目−13:28三合目−13:33二合目−13:38一合目−13:46駐車場

登山
 今日は先月のリベンジに大山(だいせん1711m)を訪ねる ダイセンオダマキが咲く頃だ

 登山支度をして出発する 早速さわやかな小鳥の鳴き声が聞こえてくる 自動車道なので車が来ないようにと祈りながら収録する 20秒程録ったところで車が通る 夏山登山道の標識から石段を登って行く サワフタギ コナスビ ミヤマヨメナ ミヤマキケマン アカショウマ ウリノキ ヤマアジサイが顔を見せる ここでもミヤマヨメナが群生していた ヤマアジサイはまだ花芽 エゾハルゼミの鳴き声が聞こえてくる

 薄日が射し 緑が映える 太陽が出ている為かエゾハルゼミは休みなしに鳴いている ブナの樹林がある範囲は彼らに占拠されてしまったようだ セミの鳴き声に混ざってカッコーの鳴き声が遠くから聞こえてくる

 二合目 ヤマボウシ ニガナ サワフタギ アカショウマ 三合目 ミヤマナルコユリ ギンリョウソウ タニウツギ 四合目 ニシキウツギと花がぽつぽつと顔を出す ブナ樹林帯の中のルートだ 五合目に来ると三鈷峰が見えてくる 少し登ると行者コースと合流する ここを少し登った所で足を痛めたのだ ヤマシャクヤクが咲いていた場所を確認し この場所だった事を確かめる 足は何ら異常なし 無事通過

 カッコーの鳴き声が聞こえてくる 六合目は間もなく ブナの樹林帯は過ぎたのだがエゾハルゼミのバックコーラスは相変わらず聞こえてくる 女子のグループが下山してきた こんにちはと挨拶を交わす 発音がどことなくぎこちない 中学生なの? ええ どちらから? 中国からなの? ええ と伺う 話が通じたのかわからないが皆大山登山を楽しんでいるようだった いい思い出になるといい

 六合目に出る 避難小屋があり 三鈷峰から大山北壁の景観が楽しめる 不思議な事に誰も休んでいる人がいない 景観を写真に収める ナナカマドが花を咲かせていた ウグイス カッコー エゾハルゼミなども聞こえてくる 大きな案内板の支柱が折れて倒れていた どんな力がかかったのだろう

 六合目手前から樹林帯は終わり直接陽射しが降りかかる ルートの窪みに入り日影になるとひんやりとして心地よい 風も時折すーっと通り過ぎてゆく 日影や風が心地良い季節になった マイヅルソウやクルマバナが花を咲かせている 下の方でもこれらの花に出会ったが花はすでに終わっていた ヤマボウシは咲き出したところ 標高差で花の咲くタイミングが異なる ホトトギスの鳴き声も聞こえてきた

 八合目を過ぎた地点でダイセンクワガタに出会う いよいよダイセンオダマキの咲いている場所に出る 八合目を過ぎ 木道の階段を越えた所でルートは平坦になっている ダイセンオダマキの蕾をいくつか見つける 私と同じように探している人がいる 今年はまだですかねと話ている時に 咲いているのを見つける こちらに咲いていますよ と 声をかける ああ ここまで登ってきた甲斐があったとカメラをセットして撮影しておられた 私も喜んでカメラに収める 周辺にはイワカガミ マイヅルソウが咲いていた

 ダイセンオダマキを後にし木道を歩き 山頂に向かう マイヅルソウがあちらこちらに咲いているが花は少ない まだこれからだ 黄色い花を見つけたが何だろう? 山小屋の近くでミズチドリと思われる花を見つけた

 山頂には人はぱらぱら7,8人が休んでおられた すぐに三角点ピークに向かう 尾根道にダイセンクワガタ マイヅルソウ イワカガミが咲いていた 三角点ピークについてリュックを下ろしていると菅笠を被った男性の方が登って来られた 挨拶をする間も無く剣ヶ峰に向かわれて行かれた 写真を撮ったりしながら登って行く様子を見ているとなんと15分もしないうちに剣ヶ峰の山頂に立たれていた

 ピークの周辺でシコクハタザオ イワニガナの写真を撮る いずれも写真を撮って調べて判った花だ 良く見ると南の斜面のガレ場にイワカガミが花を咲かせていた 音の方はカッコー ホトトギス ウグイス エゾハルゼミなどの鳴き声が聞こえてきた

 昼食を終え 周辺の花の写真をとりながら山頂に戻る 山頂で記念撮影していた方のシャッターを押してあげたりしてから下山する ダイセンオダマキの咲いている場所でもう一度三脚をセットして花の写真を撮る 後はとんとんとテンポ良く降りて行く 2時間かかって降りたところも30分で降りてしまった 足の方はご心配をおかけしましたが大丈夫です 下山する足音を聞いてください


アプローチ
 7時前に倉敷を出発 順調に川辺橋を抜ける 総社大橋を渡り180に乗る手前の温度表示は20℃ 薄日が射すものの梅雨時でもありぼんやりした天気 中国地方は久々に高気圧に覆われ晴れとの予報

 180号を高梁 井倉 新見 千屋と抜け明地峠のトンネルを抜け鳥取県に入る 今日は峠から大山を見る事が出来る 高尾で181と合流 日野町から180と別れ181を走る 溝口から県道45に乗り桝水ヶ原に向かう 先月見えなかった大山の山容、今日ははっきりと見える 2車線から1車線になる所はヤマボウシの群生地 まだ咲き始めかあまり目立たなかったが咲いているのを確認する

 新見や千屋の温度は23℃ 日野川沿いの温度の確認をし忘れたが桝水ヶ原で26℃を示しておりびっくり 随分と気温があがってきた 大山循環道を走り下山駐車場に駐車させて戴く 今日は車が少ない