那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り120分(Bコース) 下り68分(Cコース)  岡山県
倉敷からの距離   102Km        登頂日 2006/08/16   ガイドブック  F写真

9:31駐車場−9:42登山口−9:44BCコース分岐−9:47橋−10:23ABコース分岐−10:24五合目−10:33黒滝分岐_1.4Km−10:53フェンス−11:04道標_1Km−11:07八合目11:09−11:20尾根−11:22道標_500m−11:33山頂11:50−11:56三角点−12:03道標_500m−12:07八合目−12:14道標_1.1Km−12:20大神岩−12:38休憩所−12:41林道−12:49合流−12:51登山口−12:58駐車場

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 駐車場を覆っている木に花が咲いている 写真に撮って調べてみるとクサギらしい ツクツクボウシが鳴いている 天気は曇り 渓流沿いのルートに入って行く ゲンノショウコ ハナタデ キツネノカミソリが顔を見せる 渓流の流れを見ながら登って行く 今度はミンミンゼミの鳴き声が聞こえてくる

 林道に出る 林道に出た所に駐車場があり7台駐車 登山支度をされている人もおられる 林道を登って行く キンミズヒキ ダイコンソウ ウツボグサ アカソ ジンジソウ等を見つける そして登山口に着く

 登山口からは山道となる 樹林帯の中のルート 最初石がごろごろしているが土のルートになると土を踏む感触が心地よい ヤマジノホトトギスがまだ花を咲かせている 分岐をBコースにとる 分岐から橋までのルートは樹林がきれいで好きなルート 橋のたもとにはキツネノカミソリが咲いていた

 橋を渡るとルートは狭くなり登りがきつくなる ルート脇に花が顔を見せる 薄いピンク色をしている花が咲いている ヤマアジサイの種類なのだろうか?(インターネットを拝見された方からクサアジサイと教えて戴いた ありがとうございました) ヤマアジサイは薄い青色の花だがもうピークは終わっており 色あせた残り花を見る事が出来る ヤマジノホトトギス ハナタデ トチバニンジン フシグロセンノウ ツリフネソウ ダイコンソウ ミズヒキ カタバミ オトギリソウ マツカゼソウ クルマバナ セリ キンミズヒキ ツユクサ キツリフネ ウド シシウドとルート脇で出会った花の名前をメモする キツリフネに出会えたのは嬉しい 五合目の先にキツリフネの群生地がある事を見つけていたので来月には訪ねてみたいと思っていたが この時期から花は咲き出すようだ

 分岐に出たらAコースに行こうかBコースを行こうか迷っていたが キツリフネが咲いているのがわかったし 今日は幸い曇り空 迷う事なくBコースを行く 金網のフェンスがありそこを開けて入って行く フェンスは風倒木地帯を整備し植林した若木の保護のようだ かなり広い範囲を囲っている

 フェンスを入ったところに五合目の標識がある すぐにキツリフネの群生地に出る 数は少ないものの黄色の花が咲いており喜んで写真に撮る 何枚もマクロで写真を撮ったもののことごとくピントが外れていてピントが合っていたのは1枚という惨たんたるもの 黄色の花を自動でピントを合わせるのは難しいらしい 手動でピントを合わせる操作を覚えておかないといけない

 この周辺はキツリフネとツリフネソウの群生地 ほかにダイコンソウ ミズタビラコ オトギリソウ ニガナ ヤマジノホトトギスが顔を見せる すぐに黒滝分岐の標識があるが滝には寄らずに山頂を目指す

 倒木ですかっり変わった斜面を登って行く 木陰が無いので太陽の陽射しを受けると暑いだろうなと雲が出ている事を喜びながら登って行く 風がどこからともなく吹いてくる 心地よい ルート脇にツルニンジンの蕾とツルリンドウを見つける どちらも可愛らしい 入口と同様のフェンスがあり抜けて行く フェンスを抜けて10分程登った所に山頂まで1kmを示す標識がある

 フェンスを過ぎた辺りから太陽が顔を出し 暑さが厳しくなる 1Km標識の辺りから樹林帯に入り 木陰に入るとほっとする ノリウツギ ホツツジが花を咲かせている 八合目で小休憩し麦茶を飲みのどの渇きを潤す

 セミや小鳥の鳴き声は聞こえてこない 足音だけが聞こえてくる 不思議な静寂だ ノリウツギがあちらこちらに花を咲かせているのを見ながら登って行き尾根に出る 尾根道でもノリウツギ ホツツジを楽しむ事が出来る やっとウグイスの鳴き声が聞こえてきた 暑さの為か声にはりがない

 心地よい土の感触を楽しみながら尾根道を行き、山頂に出る 山頂には7名 3パーテイが休んでおられた 子供4人を連れて登って来られ 今山頂に着いたよと携帯電話で話しをされていた ほほえましい光景だ 山頂からの景観は、滝山に繋がる山並みを判別出来るものの 少し離れるとぼんやりして山容すら確認出来ない 昼食をとり下山する

 下山はCコースを降りる 三角点 500m標識と降りて行く 途中何人か登って来られた人とすれ違う 小学生低学年と思われる女の子2人を連れて登って来られたご夫婦ともすれ違った お盆休みを子供と一緒に山を楽しむのは良いことだと思う 八合目付近のブナ樹林帯でも小鳥やセミの鳴き声を聞く事が出来なかった コバノフユイチゴが赤い実を実らせているのを見つける あとはテンポ良く降りて行く

 登山口から林道に出て 上の駐車場の手前から渓流沿いのルートに下りて行く 親と一緒に川遊びをしている子供を目にする 気持ち良さそうだ 渓流沿いにシートを敷いてバーベキュー等を楽しんでいる人達が3グループも 第二駐車場は満車であった 涼みながら飲み方を楽しむには絶好の場所だ


アプローチ
 429を走る 429は倉敷の市街地を抜けると交通量は少なくなり、沿道の自然が増え自然を楽しみながらマイペースで車を走らす事が出来る 足守周辺には稲田が広がり稲田の美しさを感じる事が出来る 稲田を過ぎると黒谷池を左に見て丘陵地帯 新緑の時期は木々の色の変化を楽しむ事が出来る 道の駅かもがわ 小森温泉を過ぎると旭川ダムの堰堤に出る 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜けると県北の山並みが見えてくる 今日はぼんやりしており山容の判別が困難だ また稲田が両脇に広がる 津山の手前で53に乗る

 53号に乗ると交通量が増えてくる 流れに乗り市街地を抜ける 津山インターチェンジを過ぎた辺りから左手前方に那岐山に連なる山並みが見えてくる 日本原の温度表示は28℃ 那岐山登山口の案内に従い左折し登山口の第二駐車場に すでに1台駐車