大山

標高 1711m    難易度 ☆☆    登り104分 下り87分(行者コース) 鳥取県
倉敷からの距離   147Km        登頂日 2006/10/28  ガイドブック  写真

駐車位置9:44−9:49大山寺橋−10:00一合目−10:11ニ合目−10:19三合目−10:27四合目−10:35五合目−10:37分岐−10:46六合目10:48−10:58七合目−11:13八合目−11:28山頂−11:31三角点11:47−11:50山頂−11:59石室−12:07八合目−12:18七合目−12:26六合目−12:33分岐−12:52元谷−13:11大神山神社−13:27駐車位置

登山
 今日は、紅葉を狙って大山(だいせん1711m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 自動車道を登って行く マツムシソウが咲いていた ガーデニングとして育てているようだ 大山寺橋を行く 大山三鈷峰から大山に連なる北壁が見える 宝珠越えのルートがきれいに紅葉しているのが見える 駐車場の先の石段を登って行く わずかヒカゲミツバがまだ花の形を留めていたがもうすっかり花は店じまい 下山駐車場からの登山道と合流し石段のルートを登って行く 前にも後にも登山者 元気良く会話が弾んでいる

 石段が終わりブナ樹林帯のルートになる ブナ樹林は色づき始め 太陽の陽射しを受け輝いている 登って行くに連れ色が鮮やかになってくる 一合登るとほぼ100m標高があがる 二合目を過ぎ間もなく標高1000mの標識 この辺りになるとすっかり秋の色 太陽光線を受けて輝いている木々を楽しみながら登って行く 二合目を過ぎた辺りからぽつぽつと休憩を取られているグループがおられる 普段山登りをされていないときついだろうなと思いながらお先に失礼する 通してくださいと声をかけすごい勢いで登って行かれた方がおられた 降りて来られる人もいる 挨拶を交わしながら登って行く

 五合目付近から大山三鈷峰が樹林の間から見えて来る 五合目の標識を過ぎるとルートは狭くなる 行者コースと合流する チラッとルートを見るこの辺りはもう落葉して紅葉は終わり しかし下の方に色づいた木々が輝いているのが見える 帰路はこちらを降りよう

 行者コースとの分岐を登って行く 追い抜きや交差がしにくい場所はテンポに合わせて登って行く 六合目に出る 眺望の良い場所だ 多くの方が休んでおられる いつものように三鈷峰から北壁の写真を撮る ナナカマドが赤い実をたわわに稔らせていた

 写真を撮ってすぐに登って行く 三鈷峰から続く北壁の山並みの展望を得られる場所が随所にあり雄大な景観を楽しみながら登って行く 振り返ると登ってきたルートを俯瞰出来る そして沢山の方が登っているのがわかる 場所によっては降りてくる方との交差が難しい場所がある 相互に譲り合って登って行く

 八合目を過ぎると登りは一段落 ダイセンキャラボクの中のルートを抜け木道を行く サワフタギが青い実を稔らせていた そして山頂に出る 山頂はかなりの方が休んでおられた 更に、避難小屋の周辺に休んでおられるグループが幾組も見られた すぐに三角点ピークに向かう こちらにも7,8人の方がおられた 三角点ピークはこもで養生され立入禁止の表示があった 山頂の風化防止策なのだろうか

 ここからの景観は何度見ても素晴らしい いつの間にかガスが出て剣ヶ峰の左手はガスに隠れてしまった 20分程前に八合目から撮った写真にはその気配は無い 山の天気は変わりやすい 剣ヶ峰から烏ヶ山に連なる山並みは楽しむ事が出来る ガスも趣を加えてくれる 剣ヶ峰に人が立っている姿や降りて来られる方 また、その先のピークにも3,4名の方が立っているのが見えた こちらにも沢山の方が登っておられた

 昼食を終え下山する 下山は木道を石室の方に降りて行く 風に吹かれると手が冷たく感じる そろそろ手袋が必要になってきた 石室の先に旧正面登山道行止りと書かれた標識があった 桝水ヶ原に降りるルートはここから降りるのだろうか?

 木道をぐるっと回り、登ってきたルートと合流して降りて行く 雲が出て太陽の陽射しが遮られるようになってきた 行者コースを降りる時が心配になる 下山も渋滞状態 狭いルートだと追い抜くわけに行かない 登って来る人もまだ大勢いて何度か通り過ぎるのを待つ テンポ良く降りれるところはとんとんと降りて行く そして六合目に出る 六合目からの景観はもうガスの中 休まずに降りて行く

 分岐を行者コースに降りて行く 幸い太陽が顔を出してきた 降りてすぐにルート脇にソバナと思われる花を見つける ソバナは青い色をしているが白い 今時に花を咲かせているとはと驚きながら写真に収める 降りて行くと紅葉した木々が迎えてくれる こちらのルートは夏山登山道と比べ登山者は少ない それでも降りて行く人 登って行く人とすれ違う きれいですねと声をかけ喜びを共有する 何枚も写真を撮りながら降りて行く 時々太陽が隠れ色が消える そしてまた色が出てくる 色の出ている空間が移ったり 光の変化がいろいろな趣を醸し出してくれる

 下に降りるにつれ太陽が隠れる時間が長くなってきた ああ良かったなと太陽の陽射しに感謝する 元谷に出る 宝珠越えルートの紅葉が見える 三鈷峰は姿を認める事は出来るがガスの為だろうかはっきりしない 北壁には相変わらすガスがかかっている 太陽の陽射しも翳っており少し残念 元谷周辺では三脚をセットして景観を狙っている人が何人もおられた

 下山途中宝珠越えルート登山口からの紅葉状態を確かめる 登山口周辺は色づき始めたところでこれからだ 大神山神社を経由して駐車場に


アプローチ
 7時前に倉敷を出発 高梁川沿いを走り 川辺橋・総社大橋と抜け豪渓の先で180に乗る 温度表示は12℃ 中国地方は高気圧に覆われ晴れとの予報だが雲が出ている 県北に濃霧注意報発令中、車の走行に注意して下さいと報じている 紅葉を楽しむには太陽光線は重要 天気予報を見て今日を選んだのだがこの様子では大丈夫だろうかと心配になる 高梁・井倉・新見と走るが晴れ間が見えない 新見の温度表示は11℃ 新見の市街地を抜け高速道路を潜った辺りから青空が見えてきた 一安心して車を走らす

 道路の温度表示は9℃と10℃を切ってきた 朝晩はかなり冷え込んでいるようだ 千屋を過ぎ 明地峠を抜ける 明地峠は片側交互通行 監視の車が行き来し交通整理を行っている 幸いタイミング良く待ち時間なしで走って行けた 雲海が見える可能性があるので駐車場に立ち寄り大山方向を俯瞰する 予想どおり雲海が広がっておりカメラに収める

 峠を越えると鳥取県 峠を下り高尾で181と合流し、181に乗り日野川沿いを下って行く 大山や烏ヶ山に連なる山並みが良く見える 溝口で県道45に乗り、桝水ヶ原に向かう 大山が正面に見えどんどん近づいてくる 標高表示500mの辺りから木々が色づいてくる 桝水ヶ原の温度表示は19℃ 大分上昇してきた 大山循環道を走り駐車場へ 休日でもあり下山駐車場や大山寺橋の駐車場は満車 市街地の先の広い駐車場に駐車 ここも80%程度は埋まっておりなんとか空いている所を見つける事が出来た