那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り77分(西仙コース) 下り49分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   122Km        登頂日 2007/04/07   ガイドブック  F写真 山の音

駐車位置9:35−9:46ゴーロ橋_2.7Km−10:04シャクナゲの峰10:14−10:20馬の背小屋−10:23鎖−10:28標高1000m−10:35紅葉トンネル−10:55三角点10:57−11:04山頂11:26−11:34_500m−11:35分岐−11:47標高1000m−11:50林道−11:57標高800m−12:00イワウチワ12:05−12:11林道−12:20駐車位置

登山
 今年も那岐山(なぎせん1255m)のイワウチワを訪ねる 昨日の新聞に森林公園が早くも開園したとミズバショウの写真と共に紹介があった 雪が少なく早くなったものだろう イワウチワはどうだろうかと気になり急遽訪ねる事にした

 車のドアを開くと渓流の流れる音がごうごうと聞こえ ミツマタが特徴のある花を咲かせる またこの季節が巡ってきたと 懐かしさのようなものを感じる 登山支度をして出発する

 渓流沿いのルートを登って行く ルート脇にミヤマカタバミが恥らうように少しピンクがかった花を一輪咲かせていた フキノトウも顔を見せる ミツマタが群生している 樹林帯の中に白い固まりがあちらこちらに認められる ミツマタは花弁に近づいて見ると黄色くみえるが離れて見ると 白っぽく見える

 ゴーロ橋の手前から登山道に入って行く 分岐を右に尾根コースに進む 渓流を越え斜面を登って行く すぐにイワウチワの群生地に出る まだ蕾だ 矢張り時期は少し早かったようだ ルート脇はイワウチワの群生が続いている いくつも蕾を見つける事が出来るが花はまだ 鎖のあるルートを登りしやくなげの峰に出る

 イワウチワが咲いていました ほんの数輪でしたが薄っすらとピンク色をした花弁を開き 春だ春だと大きな声で歌っているようだ 喜んで写真を撮る 写真を撮っていると突然ピューピューと小鳥が近くで鳴く 早速音を収録する 姿は確認出来なかった

 イワウチワの花に出会えた事を喜び しやくなげの峰を後にする ルート脇にイワウチワの群生は続いているが どれもまだ蕾 馬の背小屋を過ぎても イワウチワは続いており標高1000mの標識の手前まで楽しむ事が出来る

 標高1000m地点を少し登ると紅葉トンネルと書かれた朽ちた標識がありカエデの樹林帯となる 更に登って行くと今度はドウダンツツジの樹林帯となる どこからかウグイスの鳴き声が聞こえて来る 左手の樹間に山頂ピークが見えてくる ドウダンツツジの樹林帯を抜けると眺望が開けあちらこちらで鳴いているウグイスの鳴き声も聞こえてくる 滝山に繋がる尾根ルートが見え そして三角点ピークに出る

 ピークから山頂に人がいるのが見える お二人のようだ すぐに山頂に向かう ウグイスの鳴き声があちらこちらから聞こえてくる 風もなく春の雰囲気に浸りながら山頂へ向かう 三角点ピークの北側斜面に白いものがまだ残っている そう言えば翌日4日に蒜山に雪が降り 雪景色が報道されていた その時のものだろうか

 山頂に出る ご夫婦が休んでおられ挨拶を交わす 昼食をとりながら休んでいると私が登ってきたルートとは反対側のルートから男性の方がお1人で登って来られた 伺うとBコースから登られたとの事 私が西仙ルートを登ったとお話すると すかさずイワウチワはどうでしたと問われ 蕾の状態だった旨お話する そんな話をしていると ひょっとして山本さんではないですか? と 問われる ホームページに掲載している写真を見て 声をかけて戴いた 岡山の山々というホームページを出されていると伺う 岡山の山のメーリングリストに加入されておられないのですか? と 伺うとML開設時に加入されているがこれまで時間が無くメールは発信していないとの事だった 今日はメーリングリストに加入されておられる方と初めての出会いとなった 記念に写真を撮らせて戴き 反対方向に別れる

 下山は東仙ルートを降りる ABコースと分岐まで一緒のルートを行き 分岐から鳥取側に降りる 階段状になっているルートをテンポ良く降りて行く 標高800mの標識を過ぎて 渓流を跨ぎ 最後の登りを登ったところから東仙ルートのイワウチワの群生地になる ルートを左に少し入り花のスポットに行く そこにはイワウチワが数輪固まって花を咲かせていた 喜んでカメラに収める

 花のスポットを後にルートを降りて行く ルート脇にイワウチワの蕾をあちらこちらに見つける事が出来る こちらもこれからだ そして林道に降りる 渓流沿いのルートを降りて行く ミツマタがあちらこちらに花を咲かせている

 林道を降りると右手に大きな登山道案内図がある それを見て右手方向に進み車の所に戻る 途中橋のすぐそばにダンコウバイが黄色い花を咲かせていた


アプローチ
 午前中は天気の崩れはないとの予報で、朝のジョギングを行わず倉敷を出発する 車のウインドウに少し雨滴が落ちてきたが、すぐに消えたので そのまま目的地に向かう 空はどんよりとしている 桃の花が咲き 吉備路は艶やか 陽射しが無いのが残念 沿道は桜が咲き 目を楽しませてくれる 429を足守 加茂川と抜け 旭川沿いの桜を楽しむ どんよりとした空で華やかさは見られない

 旭町を抜け休み乢トンネルを抜ける 泉山はなんとか判別出来る程度 津山の手前で53に乗り 市街地を抜ける 今日は鳥取側から登るので黒尾峠を抜ける 日本原の温度表示を見落としたが黒尾峠は10℃だった 左手下の道路が近づいて来ると 那岐山登山道の案内標識が見えて来る 標識を左折 戻るようにして登山口に向かう 那岐小学校前の桜は一分咲き 桜がまだならイワウチワもまだ早いかもしれないと思いながら車を走らす 因美線のガードを潜りすぐ左折 線路に沿って走り 道なりに進んで行けば林道に進む 渓流沿いに走って行くと十字路に出る 右折し橋を渡り すぐ左手の空地に駐車 一台も車はいない