那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り89分(西仙コース) 下り63分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   122Km        登頂日 2007/04/17   ガイドブック  F写真

駐車位置10:52−11:06ゴーロ橋_2.7Km−11:12イワウチワ−11:27シャクナゲの峰11:34−11:40馬の背小屋−11:51標高1000m−11:59紅葉トンネル−12:21三角点−12:28山頂12:38−12:46_500m−12:48分岐−13:05標高1000m−13:08林道−13:17標高800m−13:20イワウチワ13:25−13:36林道−13:46駐車位置

登山
 イワウチワ満開の情報を得て再度那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 雨が降っているのでしばらく車の中で待機する 20分程待つと雨は止んできたようなので登山支度をして出発する ここを訪ねるのは10日振り ミツマタならびに渓流の音は同じだがルート脇には ミヤマカタバミがあちらこちらに顔を見せ ボタンネコノメソウ ヤマネコノメソウが顔を見せてくれる

 ゴーロ橋の手前から登山ルートに入る 入口に特徴のあるコチャルメルソウが顔を見せる 分岐を尾根ルートに進み渓流を渡り斜面を登って行くと 早速イワウチワが出迎えてくれる 雨滴に濡れたイワウチワが一面に咲いている ルート脇にイワウチワが次から次と顔を見せ楽しませてくれる 写真を撮りながら登って行く 鎖のある斜面を登って行くとしやくなげの峰に出る シャクナゲの花芽はまだだ

 しゃくなげの峰周辺の斜面はイワウチワの群生地 沢山の花が咲き楽しませてくれる ところが、斜面に踏まれた跡が見える 花の写真を撮ろうとしたものと思えるが残念な感じがする 花はほとんど斜面を下向きに咲いているので下に降りて上向きに狙ったのだろう でも、ルート脇にも沢山花が開いていおり正面から狙える花を見つけることが出来るのにと残念に思う

 デジカメの気楽さも手伝って何枚もカメラに収める こうして群生している花の写真を撮るのはなかなか難しい マクロで撮ると全体の雰囲気が表現出来ない 全体を撮ろうとすると花が小さくなってしまう 雨上がりの花はなかなか潤いがある 葉もつやがある

 しゃくなげの峰を後にルートを行く まだまだイワウチワの花を楽しむ事が出来る 馬の背の山小屋に出る ここはタムシバ 早春の風物詩よろしく花を咲かせている 10日前にはまだ咲いていなかった 今日もまだ蕾の状態のものが多い

 小屋を過ぎ 樹林帯のルートを行く イワウチワはまだ続く 高度が高くなるにつれ蕾の数が増えてきているようにも思うが 日当りの良さも影響しているのだろう 標高1000mの標識の手前で固まって咲いていた ウグイスの鳴き声がどこからか聞こえてくる 周辺はガスが濃くなってくる

 標高1000mを過ぎるとイワウチワは終わる 樹林のルートを登って行く 紅葉トンネルと書いた標識を過ぎて間もなくアセビの花を見つける 今度はショウジョウバカマ ほんの少し顔を見せてくれた 数は少なくこれからのようだ

 ドウダンツツジのルートを抜け 樹林帯を抜ける ガスが濃く視界がきかない 滝山は全く望めない 三角点の休憩小屋も近づいてやっと小屋があるのがわかる状態 岡山側から登られたのだろう3名の女性グループに出会う 生憎の天気ですねと挨拶を交わす 三角点から山頂は見えない すぐに山頂に向かう

 ガスの中、尾根道を山頂に向かう ウグイスの鳴き声がどこからか聞こえてくる そして山頂に出る 山頂は誰もいない 山頂からは山小屋ですら見えない状況 簡単に昼食をとりすぐに下山する

 下山は東仙ルートを降りる 途中までABコースと同じルートを行く Bコースの分岐地点に新しい標識が立っていた Aコースの分岐ではAコースの標識は新しいが鳥取側に向かう標識は更新されていない 同じ標柱にある標識だが岡山県と鳥取県では管理が違うようだ

 東仙ルートを降りて行くショウジョウバカマが一輪花を咲かせていた 丸太の階段の下りでは足元が濡れているので注意をしながら一歩一歩降りて行く 林道を横断し 渓流を跨ぎ少し行くとイワウチワの群生地に出る 左手の斜面に注意し、登りきったところで左に少し入る 沢山の花が一面に咲いている 雨滴で化粧し一味違う 周辺の斜面にも沢山咲いている ここでも何枚も写真を撮る 群生地の花を楽しみ ルートを降りる ルート脇両側からイワウチワが顔を出す 斜面を覗き込むとあちこちに花を見つける事が出来る 東仙ルートにこんなに花が多いとはこれまで気がつかなかった イワウチワは林道に降りるまで続く

 イワウチワ以外に タムシバも白い花を咲かせている 下ばかり見ていると見逃す 樹間から向かいの尾根の斜面に咲いているのを見つけた

 林道に降り 渓流沿いを降りて行く ここでもミツマタ ミヤマキケマン キブシ ミヤマカタバミ ボタンネコノメソウなどに出会った


アプローチ
 いつものように429を走る 吉備路の桃は終わり淋しくなった 桜も終わり新芽が出てきている 倉敷は晴れていたが 加茂川に近づくと小雨が降ってくる 天気予報では中国地方に所々局地的に雨雲があるが 時間と共に小さくなっていると報じている どうやらその雨雲の中にいるようだとそのまま車を走らす 案の定少し走ると雨は止む

 旭川堰堤の桜は新芽が出 葉桜模様 三休公園ではミツバツツジがまだ咲いているようだ 休み乢トンネルを抜ける 山並みは見えない 津山市街地の手前で53に乗る また雨が降り出す 雨は降ったり止んだり 市街地を抜け 那岐山に続く山並みが見えて来る 那岐山山頂は厚い雲に覆われている 日本原の気温表示は10℃ 黒尾峠に向かうとまた雨が降りだす 道路脇の温度表示は8℃ 6℃と下がってくる 黒尾トンネルを抜けたところは7℃ 鳥取県側に降り 那岐山登山道の案内標識を左折し登山口に向かう 道路沿い小学校前の桜は満開 矢張りここの花が咲かないと春は来ないようだ 因美線のガードを潜り 登山道の標識に従い左折する 道なりに走り林道を登って行き登山口に 登山口周辺の空地に駐車 すでに1台駐車