那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り91分(西仙コース) 下り50分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   122Km        登頂日 2007/05/09   ガイドブック  F写真

駐車位置10:36−10:52ゴーロ橋_2.7Km−11:13シャクナゲの峰11:18−11:24馬の背小屋−11:35標高1000m−11:42紅葉トンネル−12:05三角点−12:12山頂12:22−12:30_500m−12:31分岐−12:33分岐−12:44標高1000m−12:47林道−12:55標高800m−13:03林道−13:12駐車位置

登山
 今日はシャクナゲを狙って那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 駐車場付近に咲いていたミツマタはもう姿が見えない ナガバモミジイチゴが白い花を咲かせていたが ミツマタの姿が見えないと随分と感じが違う 渓流沿いのルートを登って行く ここもミヤマカタバミはすっかり姿を消してしまい花が少なくなった カキドオシ ムラサキケマンが紫色の花を咲かせ趣を異にしている ヤマネコノメソウは黄色の部分に黒いものが出来ている 種との事だ 白い小さい花が所々に咲いているが名前がわからない

 ゴーロ橋から山道に入る 分岐を尾根ルートにとりシャクナゲの峰に向かう 渓流を渡り ルートを登って行く イワウチワが咲いていた所に出る ここから咲いていたのだなとつい先ほどのように思い出される 上を見るとシャクナゲが花を咲かせている かなり大きな木に育っているので注意して見ないと気がつかない可能性がある あちらの木にもこちらにもと見つける事が出来る 花は残念ながら少しピークを過ぎたようで 中には形が崩れているものも見える 足元を見たり、花を探して見上げたり 結構忙しい

 鎖のある所を登って行きシャクナゲの峰に近づくと花の数は増えてくる また ルートから近くで見る事が出来る花もある 太陽の陽射しを受け ピンクの花が輝いている そしてシャクナゲの峰に出る シャクナゲの峰という名前があるとおり沢山のシャクナゲの木があり花を咲かせている イワウチワと違い大きな木に咲いているので随分と感じが違うがこうした木々がピンクの花を咲かせるのはまた違った趣がある 足元を見ると イワウチワの栄華の名残が偲ばれる

 シャクナゲの峰を後に山小屋に向かう 山小屋のところにもシャクナゲが花を咲かせていた タムシバはもう花は終わっていた

 ルートを登って行く ミヤマシキミが特徴のある花を咲かせている 幾つも顔を見せているのは面白い オオカメノキが白い花を咲かせ ウグイスをはじめ小鳥達が鳴いている おや! イワウチワだ まだ花の姿を留めている 4/7に訪ねて1ヶ月程経過するが こうしてみると随分長い期間楽しませてくれる 本当にありがとう

 標高1000mの標識を過ぎた所でお二人連れに会う 休んでおられたのか突然前を登っておられるのに気づく ルートを空けて戴けたので挨拶してお先に失礼する

 紅葉トンネルと書かれた朽ちた標識を過ぎ少し登ると足元にアセビの花が一面に落ちている まだ木に残っている花もあった 先月咲いていた花であり結構咲いている期間は長い サラサドウダンの新芽が顔を出している ルートにキランソウ ミツバツツジ ショウジョウバカマが顔を出す ショウジョウバカマは色が褪せたものが多いがいい色をしたものも見つける事が出来た

 樹林帯を抜けると視界が広がり 滝山に続く尾根が見えてくる 今日は尾根道ははっきり見える そして三角点ピークに出る 今日は人影が見えない すぐに山頂に向かう

 山頂に向かう尾根道にはミツバツチグリの黄色の花が陽射しを受けて輝いている ウグイスの鳴き声を聞きながら尾根を行き 山頂に出る 山頂には誰もいない 今日は大山は見えない 蒜山三座がぼんやり 山がある程度にしか班別出来ない ウグイスの鳴き声を聞きながら昼食をとり 下山する

 下山は東仙ルート ABコースと途中まで一緒に降り 分岐を鳥取側に降りる 尾根道には ミツバツチグリがあちらこちらに顔を見せる 分岐の近くでアセビがびっしり花を咲かせていた ここはまだ花がしっかりしていた オオカメノキが白い花を咲かせていた

 分岐を東仙ルートに降りて行く 足元がしっかりしているのでテンポ良く降りて行く 標高1000mの標識の近くにユキザサが花芽を覗かせていた 林道を横断して少し降りた地点でチゴユリが咲いているのを見つけた ここでもミヤマシキミが斜面に沢山顔を見せていた

 標高800mの標識を過ぎ 渓流を跨ぎ 少し登る 左手の斜面はイワウチワの群生地 ナガバモミジイチゴが結構咲いている おや イワウチワが数輪花の形を留めている なんとか花の形はしているがもう勢いはない 尾根沿いの斜面はもう花は無い あれほど賑わっていたのが消えてしまい不思議な感じがする

 丸太の階段をテンポ良く降り 林道に出 渓流沿いのルートを降り 駐車場に ルート脇にミヤマキケマン ムラサキケマン ホウチャクソウが咲いていた


アプローチ
 昨日は高梁市で30℃を越えたとの事 一気に気温が上昇し、今日も気温が上昇するとの予報 いつものように429を走り 足守 加茂川 旭町と抜ける この季節は沿道の花は一休み 旭川ダム沿いのヤマブキも終わり少し淋しい 休み乢トンネルを抜ける 泉山は霞んで見えない 津山の手前で53に合流し 市街地を抜ける 津山のインターチェンジを過ぎると車の数は少なくなり走り易くなる 日本原の温度は22℃ 黒尾峠では25℃とどんどん上昇してくる 黒尾峠を過ぎ 那岐山登山道の案内標識に従い左折 案内に従い 登山口に向かう 林道にかかるところで道路脇にシャガが沢山花を咲かせていた 登山口の駐車場には1台駐車していた