大山

標高 1711m    難易度 ☆☆    登り121分 下り87分 鳥取県
倉敷からの距離   148Km        登頂日 2007/07/28  ガイドブック  写真 山の音

駐車位置9:55−10:02大山寺橋登山口−10:13一合目−10:24ニ合目−10:35三合目−10:44四合目−10:55五合目−10:57分岐−11:10六合目11:14−11:24七合目−11:44八合目−12:07山頂12:22−12:33八合目−12:49七合目−12:55六合目−13:02分岐−13:21元谷−13:35大神山神社13:36−13:50駐車位置

登山
 今日は、大山(だいせん1711m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 大山寺の町並みを抜け大山寺橋から夏山登山道に入る あちらこちらで人に出会う この様子では登山道は行列かな? と 心配したが 夏山登山道の石段に来ると 前に人がおらず 落ち着いたたたづまいが迎えてくれ ほっとする ルート脇の花は少なく ユキノシタがなんとか花の形を留めていた ヤマアジサイも顔を見せてくれたが鮮やかさは無い

 石段のルートを終え ブナ樹林帯のルートとなる ガスがかかり太陽の陽射しは無い セミの鳴き声が聞こえて来るがいつものにぎにぎさが無い ひっそりと静かに鳴いている 小鳥の鳴き声は聞こえて来ない 天候が影響しているのかと思っていたら二合目の標識を過ぎた辺りから聞こえてきたが こちらも控えめ

 下山して来る人と挨拶を交わしながら登って行く 休憩をとりながら登って行かれる人もいる ルートの幅が広いので大きな支障も無く登って行ける ひときわ賑やかな子供達の声が聞こえてくる 幼稚園の子供達だ 父兄や先生に引率され 段差に手をかけよじのぼるようにして登っている 微笑ましい姿だ 私も子供がこの位の時に家族連れで来た事があり その時が思い出される

 しばらく一緒に登って行く 三合目の手前だったと思うが ルート脇の空地で一休みされ お先に失礼する その後どこまで登ったのだろうか 登山者の中に子供連れで登っておられる方が結構おられる 降りてきた子供に山頂まで登ったの すごいねと声をかける 嬉しそうににこっと微笑む 子供達もこんにちはと挨拶を交わす事を覚え 半分得意気に大きな声でこんにちはと声をかけてくれる 苦労して登った事に喜びが込められているように感じる こうした事を自然に導いてくれる 山は矢張り素晴らしい

 ルート脇にはヤマアジサイ ヤマジノホトトギス アカショウマなどが顔を出す ヤマアジサイは登って行くに従い 花が活き活きとしてくる 三合目を少し登った地点で草花が濡れている メモに 10:39濡れている と書いている 雨が降ったのだろうか 降りてくる人を雨に降られていないかそれとなく見るがそのような気配は見えないので 天気は大丈夫そうだ

 四合目を過ぎると花が少し多くなる ヤマアジサイ ヤマジノホトトギスが多い オトギリソウ ナンゴククガイソウも顔を見せてくれる 五合目 分岐と登って行くとシモツケ クサボタン ホタルブクロなども顔を見せる 花の名前を話ながら降りて来られる方 ほら可愛い花がそこにと子供達に話しかけている声が聞こえてくる 花も重要な役割を担っている

 六合目の展望の良い場所に出る ベンチには沢山の方が休んでおられる 残念ながら大山北壁は全く見えない 周辺を見回すとナンゴククガイソウ シモツケ ホソバノヤマハハコ アカショウマなど見つけた ウグイスの鳴き声も聞こえて来た

 水分補給をしてすぐに出発する 七合目を過ぎた所でシコクフウロ シモツケソウが顔を見せる 急な登りのルートで場所によっては片側交互通行や一列に並んでの登りになる 流れに任せついて行く 汗はびっしょり もう少しで八合目だとはあはあ息をはずませながら登り なんとか八合目に出る

 八合目を過ぎると急な登りは無くなり一息つける これまで風が無かったがかなり強い風が吹いて来る ガスは相変わらず 10m先もぼんやりしている ガスが風に流され吹き付けて来る ダイセンキャラボクの繁る隘路では団体の下山に遭遇し、しばらく待たされる ダイセンキャラボクの隘路を抜けると木道のルート なだらかな登りになっているのだが結構きつい ルート脇の花を見ながら登って行く ナンゴククガイソウ ダイモンジソウ カラマツソウ シコクフウロ シュロソウ エゾノヨロイグサ ホツツジ サラシナショウマ キュウシュウコゴメグサ コオニユリの蕾などに出会う 花は風でゆらぎ ガスで太陽の陽射しは隠され花の色は今一 また視界もきかずお花畑の全貌を楽しむ事が出来ず残念だ それでも何枚か写真を撮りながら登って行く

 山小屋の周辺には高校生のグループと思われる一団がお弁当を広げていた 遅れた生徒を引率して来られたようで 激励の歓声があがっていた その横を抜け 山頂に出る 山頂はさぞ賑わっているかと思っていたが 10名程度の人だっただろうかいつもの賑わいは無い 私はいつもだとすぐに三角点ピークに向かうのだが 今日はガスがひどく 三角点ピークやその手前のピークですら見えないので今日はここまでにする

 山頂は風が強く 視界はきかない 登って来られた人はウインドウブレーカやレインコートを着ている 時折ガスが薄くなり 山頂標識が見えるようになる その機会を狙って何名か記念写真を撮っていたが 三脚の使用も難しそうだし 背景は何も見えないので写真撮影は見合わせる 汗に濡れた下着とシャツを着替え 昼食をとり下山する

 下山は登ってきたルートを戻る ダイセンキャラボクの隘路は支障なく抜けたが八合目からの下りではやはり渋滞にあった 六合目の展望は相変わらずきかない 五合目手前の分岐を元谷に降りる こちらのルートになると登山者は少なくなり自分のペースで降りて行ける 丸太の急な階段をトントンとテンポ良く降りて行く 一歩一歩降りている人とはペースがかなり違うのであっと言う間に追いつき 追い抜いてしまう 他人に迷惑をかけないよう留意しながら 自分なりの下りのペースを楽しむ

 子供を連れて登った時は足を引きずるようにして下山し 旅館に入って子供達にぱんぱんになった足をもんでもらった事を思うと 懐かしい思いで一杯になる

 元谷に出る ここでも高校生グループが休憩していた 元谷から遊歩道へのルートに団体グループが降りて行くのが見えたのでそちらを避け 林道経由で下宝珠越えルートまで行き 大神山神社に降りた 蝉しぐれを聞きながら石畳のルートをテンポ良く降り 駐車場に


アプローチ
 朝のジョギングを行わずに7時前に倉敷を出発 朝から陽射しが強い 高梁川沿いの河川敷では夏祭りの準備が行われている 今晩花火大会があるようだ 休日の為か順調に川辺橋 総社大橋を抜ける 豪渓の先で180に乗る 温度表示は24℃ これから上昇してゆく事だろう

 中国地方は高気圧に覆われているものの気圧が不安定で所により雷やにわか雨があると報じている 高梁 井倉 新見と走って行く 太陽の陽は射し込めているものの薄雲が広がっておりすっきりしない いつも見える花見山の山頂は今日はガスがかかって見えない 明地峠を越えると山並みは雲の中 日野川沿いからも烏ヶ山や大山の山並みを見る事が出来ない 川沿いの温度表示は28℃と大分上昇してきた

 溝口から県道45に乗り 桝水ヶ原に向かう 正面に見える筈の大山の山容も伺う事が出来ない 桝水ヶ原の温度表示は23℃ ここまで来てもロープウエイすらはっきりせず 山頂はガスの中

 下山駐車場に入れようとしたが、駐車出きるスペースは無い 沿道に駐車するのは避け 大山寺町の駐車場へ 道路入口にある第四駐車場はバス用のスペースが幾つか空いていたが、乗用車用は一杯 第一駐車場の第二パークに入れる 今日は登山者も多そうだ