那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り121分(Bコース) 下り60分(Cコース)  岡山県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 2007/09/21   ガイドブック  F写真 山の音

駐車場10:22−10:33登山口−10:35BCコース分岐−11:14ABコース分岐−11:15五合目−11:23黒滝分岐_1.4Km−11:45フェンス−11:57道標_1Km−11:59八合目−12:11尾根−12:12道標_500m−12:23山頂12:38−12:44三角点−12:50道標_500m−12:52八合目−12:57道標_1.1Km−13:03大神岩−13:18水場−13:20休憩所−13:23林道−13:30合流−13:32登山口−13:38駐車場

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる キツリフネに出会えるだろうか

 登山支度をして出発する 那岐山のBコースにキツリフネが群生している所がある この時期はどうだろうかとBコースを狙う

 自動車道から渓流沿いのルートを行く 早くもツリフネソウが顔を見せる ツリフネソウはあちらこちらで目にする事が出来るがキツリフネはその機会が少ない 渓流を渡ってすぐに黄色い花が咲いている 近づいて見るとキツリフネだ ここにも咲いていたのだと新しい発見 シラヤマギク ノブキ アキチョウジ ミズヒキなどが顔を見せる ノブキは花から種になっていた

 渓流沿いのルートを過ぎ 林道に出る ここにも駐車場があり 駐車場にはみ出すほどの車が駐車していた 林道沿いのルートを登って行く ゲンノショウコ キンミズヒキ ツリフネソウ シシウドなどが顔を見せる ツリフネソウがあちらこちらで顔を見せる

 登山口に出る 登山口入口にBコースは風倒木処理のため通行困難です との標識がある 困難と書いてあり通行禁止ではないので予定どおりBコースを狙う キツリフネの群生地は五合目近くであり その先の通行が困難であえばAコースに迂回出来る そう判断しCコースとの分岐をBコースに向かう

 橋を渡りBコースのルートを登って行く しばらく急な登りが続く その後傾斜が緩くなり足取りも軽くなる ルート脇には次々と花が顔を見せる アキノキリンソウ キバナアキギリ イヌトウバナ クサアジサイ ベニバナボロギク マツカゼソウ ムラサキニガナ ニガナ アマニュウ ダイコンソウ ミズヒキ アザミ サンインヒキオコシなどが顔を見せる 花が終わっているヤマジノホトトギスも目にとまった

 五合目手前の渓流沿いにメタカラコウ テンニンソウが咲いていた メタカラコウは大きな花で目立つ Aコースへの分岐 五合目の標識 そしてフェンスを潜る テンニンソウがあちらこちらで顔を見せる 地味な花だが名前がいい そしてキツリフネが群生していた地点に出る されど花は一つも無い もう終わったのだろうか? メタカラコウが群生していた セリが固まって咲いており ミゾソバも群生している 花につられ登って行くと また メタカラコウが群生していた 期待していたキツリフネには出会えなかったがメタカラコウの群生に出会え満足する

 風倒木を処理している様子が見られないのでそのままBコースを登って行く この辺りは樹林がすべて台風の風で倒され 陽ざしを遮るものが無い 幸い今日は曇り 暑い陽ざしを浴びること無く登って行ける ルート上に風倒木の作業道があちこちで交差しているが登山ルート表示が要所要所にあり安心して登って行ける ルートでツルリンドウ イヌタデ オトコエシ メナモミ コメナモミ オトギリソウ ヨウシュヤマゴボウ ヨツバヒヨドリ コバノフユイチゴなどに出会う

 ガスが益々濃くなり 時々パラパラとやって来る 雨が降り出したのかと思ったがどうやら木の枝に溜まっている雫が風に吹かれて落ちてきているようだった 出口のフェンスを抜ける こちらのネットは大分壊れており3ヶ所紐で縛ってあった

 フェンスを抜けて登って行く サンインヒキオコシ ツルニンジン ヤマジノホトトギスに出会う ここではヤマジノホトトギスはきれいな花を咲かせていた 1Km地点 そして八合目標識を過ぎ 尾根分岐に出る 尾根道に出るとゆるやかなアップダウンとなり足も軽い 500m標識の近くにテンニンソウが咲いていた テンニンソウは山頂にも咲いていたりあちらこちらで顔を見せてくれる

 尾根道の途中で男性1名とすれ違い 山頂に出る 山頂には誰もいない ガスが濃く 避難小屋ですら見えない ガスの中で記念写真を撮り 昼食をとる 食事をしていると急に賑やかになり つぎつぎと7名の方が登って来られた 生憎何も見えませんね 今日は全国的にいい天気だとの予報だったのにと話を交わす

 食事を終え 下山する 下山はCコースを降りる すぐに、登って来られるご夫婦連れとすれ違う 避難小屋にも何人か休んでおられるようだったが 中を覗かず降りて行く ガスに覆われた三角点での景観を楽しみ テンポ良く降りて行く 花は幾つか咲いていたがテンポ良く降りていると見つけられるチャンスは減る 特筆するものも無く駐車場に


アプローチ
 いつものように429を吉備路 足守 加茂川と抜けて行く 旭川ダムが満々と水を湛えているのを見て 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける 今日は曇り空 トンネルを抜けて見える筈の山並みは雲に隠れている 津山市街の手前で53に合流する 左手前方に泉山が見えてくる筈だがやはり雲の中 津山市街を抜け 那岐山に繋がる山並みが見えてくる筈だが 見えるのは裾野だけ 山頂はガスに隠れている 那岐山登山口の案内に従い第二駐車場まで進む ここには一台も駐車していない