那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り102分(Cコース) 下り70分(Cコース)  岡山県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 2008/01/04   ガイドブック  F写真

駐車場11:08−11:17登山口−11:19分岐−11:30林道−11:35森林ガイド板38−12:08大神岩−12:18_1.1Km−12:28八合目−12:34_500m12:36−12:48三角点−12:55山頂13:10−13:17三角点−13:27八合目−13:34_1.1Km−13:39大神岩−13:58ガイド板−14:01林道−14:08分岐−14:11登山口−14:20駐車場

登山
 新年初登山を例年通り那岐山(なぎせん1255m)を狙う

 雨が止んだら出かけようと 登山支度をする スパッツのジッパーがなかなかはめられない 森林公園でも苦労した その反省から左足を先に装着し 右足を装着しようとしたが 今度は右足で難航する やっとはまったかと思ったら 元から外れる 良く見ると ジッパーの金具が取れていた 森林公園では奇跡的に装着出来たようだ その後しつこくトライするがダメ 雨は降るし スパッツは装着出来ないし 登山を見合わせろと言う事かなと車に入り 雨が30分以上経っても止まなければ断念しようと腹を決める

 天気予報の時間になり 中国地方は雨雲は見られない 県北は午後には晴れてくると報じている それなら止むだろうな スパッツ無しだと雪が深いとダメだな その時はその時で判断しよう 山頂に立たないといけない訳でもないし と思い雨が止むのを待つ

 雨が止んだ 霧雨なので車の外に出てみないとわからない よし、出発しよう ほぼ30分待機し 出発する 渓流沿いを登って行く 擬木の階段の所はステップに水が溜まっている 登りはいいが下りは擬木に足を掛けると滑りそうだし 水の中に踏み込むのはいやなので今日も下りは自動車道だなと考えながら登って行く 林道に出る 上の駐車場には作業用の車以外3台駐車 そぐそばで伐採作業が行われていた 林道を登り 登山口からルートに入って行く 雪は無い Bコースとの分岐を直進しCコースを登る 少なくとも大神岩くらいまでは行けるだろう

 雨は止んだものの霧が濃い 分岐から少し登ると山頂を見渡す事が出来るのだが市街地は全く何も見えない 幸い風は無く 寒さは感じない 上着を着たり 冬用の手袋は2枚重ねで履いているので暑い位 林道を横断して 森林について説明している案内板のあるところでリュックを降ろし 上着をしまったり 手袋も内側の1つにしてあとはリュックにくくりつける

 ルートには白いものはあるが地肌が出ている状態 雪が解けて緩い所もあるがそう気にならない 水場を過ぎて、樹林帯の中のルートに入って間もなく 先方に4名の男性グループが大きな荷物を背負って一歩一歩登っておられる 間もなく追いつき ルートを空けて戴く すごい荷物ですね 山小屋でお泊りですか? と伺うと ええ 宴会で それは楽しいですね と言葉を交わし お先に失礼する 汗を流して運び込んだもので宴会とは 伺っただけでも楽しくなる 一緒に汗を流して喜びを共有出来るのだから さぞかし素晴らしい事だろう このガスも晴れるに違いない

 ルートを登って行く 雪は次第に増えて来る しかし 積雪量は数cmで知れている ルートの足跡を見ると お1人で登られているものと 2,3人で登られているのではないかと思われるものがしっかりとついている どんな形で出会うか楽しみだ そんな事を考えながら登って行き 大神岩に難なく到着 大神岩周辺の笹の葉の顔が見えており積雪は5cmも無い 更に行けそうだ 大神岩からの眺望は期待出来ないのでそのままルートを登って行く

 男性がお1人で下山して来られた 挨拶を交わし 雪の事を尋ねる ここより少し多い程で余り変わらないですよ 山に行っても何も見えないですけど との事 どうやら雪の心配は無さそうだ 御礼を言い別れる

 1.1Kmの標識のところでスナップ写真を撮っているが霧が随分と濃くなってきた 霧の中に突っ込むような形でルートを行く 霧が濃いとは言え10m程度は視界がきく 八合目手前で男性2名女性1名のグループが降りて来られた 晴れるというので登ったが生憎の天気ですねと挨拶を交わす 手には雨傘を持っておられた 傘を差しながら登られたようだ

 結構気温が下がってきているのか汗で濡れた部分が冷たく感じられる 手袋を見ると黒い手袋に白いものが点々とついている 手から出た汗の蒸気が手袋の表面で凝縮しているようだ このまま登って行き 尾根道で風に吹かれると厳しいので樹林帯にいる間に上着を着ておこうと500m地点で足を止め リュックから上着を出し 手袋も重ねて履き尾根対策をとる

 ルートはこの辺りでも登山道がはっきり解る程度 樹林帯を出た所では地肌が見えているところもある状態で積雪量は知れている だが相変わらずガスは濃い 視界のきかない中、ピークを目指す やがてガスの先に標識が見えて来る ご苦労様お待ちしておりましたとねぎらってくれるようだ 寒い中ご苦労様と声をかけたくなる

 兎に角ガスが濃い 三角点ピークから休憩小屋の写真を撮ってみたがどこに写っているかわかるだろうか 当然山頂ピークは見えない その足で山頂を目指す 避難小屋からも山頂ピークは見えない程 積雪は数cmと知れており難なく山頂に出る 山頂には男性お1人がおられ 挨拶を交わす 天気が良くなるとの予報で来ましたが何も見えませんね 清音から来られたと話しておられた 奥様は今日から仕事で倉敷まで送ってからこちらに来たと話されておられた 東からのルートに足跡が見られたので Bコースから登られたのですか? と 伺ったがいやCコースとのご返事だった しばらくして お先にとCコースへ下山されて行かれた

 幸い風も無く 寒さを感じずにすんだ 昼食をとり下山する 下山コースをどうするか迷った ABコースは足跡があるが 積雪量は10cm程度はあろうか 少し積もっている スパッツさえ履いていれば迷わずにABを選んだが 今日は自重しておこうとCコースを降りる

 Bコースを登って来られたのは最初に出会った方のようだ すると お1人の足跡は先ほど山頂で出合った方で 複数の足跡は3名で八合目で出合った方だな と足跡パズルを解いたりして ルートを降りて行く

 山頂ピークを降り始めたところで宴会用の荷物を背負った4名のグループが登って来られた いよいよお楽しみですねと挨拶を交わし降りて行く 踏まれた跡は滑り易くなっているので出来るだけ踏まれていない部分を選んで降りて行く 1.1kmを過ぎた所で男性お1人で登って来られるのに出会う 晴れると言っていたのにちっとも晴れてこないな と やはり予想外の天候であった事を話しておられた

 大神岩に出た所で薄日が射してきた これから天気は良くなるようだ 霧も大分消え 見通しが得られるようになってきた 下山途中何度も山頂方面を見たが 山頂周辺はガスに覆われ最後まで顔を出さなかった



 帰路岡山に寄りスパッツを購入する ファスナーをはめる部分も使い易くなっていた

アプローチ
 今日は高気圧に覆われ好天気が期待される 期待通り青空の下 倉敷を出発する いつものとおり429を走る 岡山県冬期道路気象情報システムというサイトが出来冬季の道路状況を調べるのが楽になった 足守 加茂川と抜けて行く 旭町を過ぎた辺りから雲が出て来て太陽が隠れる 休み乢トンネルの出口は霧に覆われたようで山影は何も見えない 津山市街の手前で53に合流する 津山では時々太陽が顔を出すが爪ヶ城をはじめとする山並みは見えない 429と別れ53を直進する 日本原の気温は3℃ 小雨が降りだし車のフロントガラスに水滴が着く 那岐山を正面に見通せるスポットでも山並みはすっぽり霧の中に隠れてしまい 山の裾野も見えない こんな事は珍しい 那岐山登山口の標識を左折 登山口に向かう 道路脇にも雪は無い 難なく第二駐車場に 小雨はまだ降っている しばらく車で待機としよう