金甲山



標高 403m    難易度 ☆     登り76分(怒塚山経由) 下り56分   岡山県
倉敷からの距離   30Km        登頂日 2008/01/15   ガイドブック   F写真 山の音

駐車場所10:21−10:25鉄塔#39−10:33鉄塔#38−10:38鉄塔#37−10:49鉄塔#36−10:51標識−10:56怒塚山山頂11:23−11:35鉄塔#127−11:39分岐−11:48金比羅宮跡−11:58道路−12:04金甲山山頂12:17−12:21駐車場展望台12:25−12:30みつがしわ新道入口−12:45誠徳院−12:56登山口−13:13県道−13:17駐車場所

登山
 今日は怒塚山(いかつかやま332m)を経由して金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 県南の山なのでオーバウエアは不要かなと思っていたが やはり寒い オーバーウエアを履いて出発する これでは雪山と変わらないな 手袋が重ねで無い点とスパッツをつけていないだけと苦笑いする

 写真で見たルート表示が駐車場のすぐ上にありルートはすぐわかる 写真を見た時に右金甲山 左怒塚山を示すのかと勘違い 怒塚山を経由して金甲山とわかった そのルートを入るとルート表示もあり 迷う事なく山頂に立てる ルートを入ってすぐは竹林 そこを抜けると民家の上を通る 駐車場からのルートを開設する前は民家の軒先を通ったそうだ

 ルートは中国電気の鉄塔に沿っている 鉄塔巡回路を利用されているようだ ルートに入ってすぐ最初の鉄塔に出るNo39らしい またしばらく登るとNo38鉄塔に出る その脇にみつがしわ会と書いた標識がある ルートの開設 維持をして戴いているとの事である 時折 視界が開け 岡山港の方角が見える 車の音がひっきりなしに聞こえてくる 市街地の山ならの事で致しかたが無い

 希少植物の盗掘跡という標識が立っている ルートが知られるとこうした被害が出て来るのは実に残念だ ここにはコクランが咲いていたと後から伺う

 すぐに展望の得られる場所に出る 真っ青な青空 岡山港も青空の色を映し 美しい 遠くに白い雲がぽっかりと浮んでいる そしてNo37鉄塔に出る

 鉄塔から少し登るとお花畑なのだろうか 花の名前を書いた丸い木がある ツルニンジン ウラシマソウ ヒヨドリジョウゴ イノモトソウ ホタルカズラ ヤブソテツ フタリシズカ ヒメウズと書かれている 知らない花も結構ある こうした花に出会えるのであれば嬉しい事だ

 そこからルートの登りがきつくなる 鉄材のアングルで階段状にルートを作って戴いており その階段を登って行くとNo36鉄塔に出る そろそろ鉄塔の巡回路から外れて怒塚山の山頂に向かう筈だ 左に90度曲がりNo35の方へ向かうと山頂方向を示す標識があるのでそこを左に進んで行くと 山頂を左から巻くようにして怒塚山山頂に出る

 山頂には長い竹棒に鋸のようなものを持ち 巡回されてる方がおられ 今日はと挨拶を交わす 今日はいい天気ですね 大山が見えますよ と 教えて戴く 古い話になるが金山を登った時大山を見る事が出来た ひょっとしたら見えるかなと密かに思っていたがわからなかった え! どこですか と 伺うと この先 岡山空港の滑走路が見えるでしょう その延長ですよ と 教えて戴く 眼を凝らし 良く見ると白い山が見える 毛無山では見えなかった大山がここから見えるとは実に嬉しい 今日は私の誕生日なのですよ 嬉しいですねと御礼を言う ここから大山を見る事が出来るのは実に珍しい事ですよ との事

 登山道は平成14年に整備された事 みつがしわ会は50数名おられる事 怒塚山は昔、見張り場に使われており 山頂周辺の少し平坦な場所は土豪の跡だ などと興味深い話をいろいろと話して戴く

 ご一緒に記念撮影を撮らして戴く 慌ててセットしたものだから木陰に顔が入ってしまいすみませんでした メールアドレスを伺うと名刺を戴いた 大森さんという方が見たり聞いたり考えたりと言うページに記載があるからと教えて戴き 御礼を言って別れる 帰宅してインターネットで調べるとなんと 今日名刺を戴いた方はそこに投稿されていた澤本さん 月に10回は登っておられると話しておられたので出会われている方も多いと思われる 了解を戴いて 一緒に撮った写真を掲載させて戴いた

 ここから金甲山までは150m下るよと教えて戴いたが どんどんと下って行く こちらのルートになると県道の車の音は聞こえて来ない いくつもの小鳥の鳴き声が聞こえてくる 冬になると雪山の小鳥達はこちらに引越ししていると伺った事がある 天気もいいし気持ちがいいのだろう 少し登り返し 鉄塔No127に出るそしてまた下り 何回かアップダウンを繰り返す そして自動車道を示す標識に続きすぐ誠徳院・奥池・郡と書いた分岐に出る 誠徳院へのルートは昔降りた事がある 澤本さんによると竹ヤブで荒れているとの話だった そのまま直進する 今度は鳥居の所に出る

 車道5分と書いた標識があったが 鳥居を潜って登っていった記憶があるので鳥居を潜り 金毘羅宮を通る 左手にロープで囲われたルートがあり ロープを跨いで登って行くと 自動車道に出る 後は自動車道を登り 閉店されたレストハウスの屋上に行くと 金甲山の二等三角点がある

 みつがしわ新道がある筈だが 気がつかなかった インターネットに掲載されていた地図をコピーしたものを持ってきていたので確認してみるとどうやら金比羅宮の中を抜けた為 通らなかったようだ 下山時確認してみよう

 山頂のある屋上からは瀬戸内海の展望が良い 野良猫だろうか何匹もいるのは気持ちが悪い 昼食をしていると寄ってくる 餌をやるからいついているのだろうか 早々に下山する 大山の方角はここからは見えなかった

 下の駐車場の展望所から北の方角を見通す事が出来る 大山の方角を探してみたが雲が出てきておりそれらしいものは判別出来なかった 景観を見ていると車で登ってこられた方が大きなレンズのカメラを持って来られる 伺うと600mmのレンズで鷹が飛んでいるのを撮るのだとの話 飛んでいる鷹を撮るとはすごい いい写真が撮れるといいですね お先に失礼と声をかけ下山する

 自動車道から金毘羅宮へのルートを降りて行き 金毘羅宮と仕切りになっているロープを跨がずに降りて行くと みつがしわ新道の分岐に出る 分岐をみつがしわ新道の方向に向かう ルートを降りて行くと 右手にどこか記憶のある景観 昔、漕いだヤブではないだろうか ルートを降りて行くと 渓流を跨ぎ誠徳院に出る ここは金甲山を最初に登った時のルートだ 確か、渓流を少し行ったところでルートが消え 仕方なくヤブを漕いでいったら自動車道に飛び出した 苦労した時の事は結構頭の隅に残っているものだと懐かしく思いながら降りて行く このルートは金甲山から下るだけで誠徳院まで出ればあとは平坦なルート 澤本さんの話では 城山のツツジがいいと伺った 金甲山登山口(怒塚山を経由しないルート)を過ぎると道路は舗装されており 舗装道路の分岐を左方向に選んで行くと 郡の交差点の近くに出た



アプローチ
 金甲山を訪ねるのは3度目 11年振りになる 利用可能な駐車場が無かったのでつい足が遠のいてしまった 昨年岡山の山メーリングリスト情報で紹介があり機会を狙っていた 駐車可能な場所もインターネットに紹介があった

 駐車可能な場所は児島湾締切堤防からの道路と県道45と交差する郡交差点である 倉敷から2号線で岡山に出て児島湾締切堤防の道路を行けば県道45に交差しT字路交差点の正面が駐車出来る所にあたる 私は児島湾締切堤防に入るルートがわかり難かったので岡山バイパスを抜けてから県道45へ右折して目的地へ向かった

 駐車場はインターネットに写真が掲載されている場所だが駐車禁止、登山者は西に と書いてあり 西の方角に行くと出入り口駐車禁止と記載されており どこに駐車して良いかわからなかった 幸い登山者らしい軽自動車が白枠の記載されていない場所に駐車されていたので その横に駐車させて戴いた