那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り119分(Cコース) 下り61分(Cコース)  岡山県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 2008/03/08   ガイドブック  F写真

駐車場10:46−11:00登山口−11:03分岐11:14−11:26林道−11:30森林ガイド板−12:03大神岩−12:14_1.1Km−12:32_500m−12:46三角点12:51−13:01山頂13:26−13:32三角点−13:38_500m−13:47_1.1Km−13:52大神岩−14:11林道−14:17分岐−14:18登山口14:22−14:31駐車場

登山
 今日は久々に雪山 那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 2台の車で来られた方は犬の散歩がてら訪ねて来られたようで・・・・まで行こうと思っていると伺う どこかわからなかったので伺うと看板のある場所のようだった お先にと渓流にかかる橋を渡り 進むと早速雪道 あ! しまった スパッツを装着するのを忘れた 忘れないようにリュックから出していたのでもう一度車に戻り スパッツを履きなおして再出発

 渓流沿いのルートを行く 落石で崩れていた箇所が整備され崩落部分は撤去されていた ここの崩落は確か2004/10の風台風の時だったと思うので、かれこれ3年以上経過している 工事をやっていた気配は無かったのでこのままかと思っていたが 工事に取り掛かれば早いものだ

 渓流沿いの擬木の階段を登る ズブーと膝まで埋もれる 日陰部分は雪が残っており結構深い 手すりを掴まりながら体勢を確保し登って行く 渓流のルートを終え 林道に出ると そこは踏み固められた雪道 上の駐車場には6台程駐車 自動車道は雪が無かった

 林道を登り 登山口の標識を見て登山ルートに入って行く ルートは踏み固められており輪カンジキを履く必要は無さそうだがアイゼンはいずれ履く必要があるだろう それなら早めに履こうと、Bコースの分岐の所でリュックを下ろし履くことにする この分なら4本爪の簡単なものでいいかなとリュックの中をやっと探し出し、履こうとしたが 金具にフックを嵌める事が出来ず 結局断念し6本爪のものを履く ゴムの劣化か 目が悪くなったのか この機会に更新しておこう

 分岐をCコースへ行く Bコースにもトレースが見られたがこの冬は積雪量が多い 踏み固められたルートの方がぐっと楽だ ルートを登って行く 前方に山頂ピークが見えてくる、真っ白だ 台風で樹林帯が全滅 見通しが良くなった 林道を横断し、少し登ると看板のある所に出る 犬を連れた方はここが目的地のようだ ここを過ぎると また、山頂が見える 今日は山頂付近にはガスはかかっていない

 雪面は実にきれいだ 滑らかなウエーブ 何物も優しくふんわりと包み込んでくれる 真っ白な清潔感もまたいい 雪の斜面の美しさを楽しみながら登り 大神岩に出る 大神岩と書いてある標識の大の部分がかろうじて頭を出している 大神岩で標高1000mになる

 足跡を追い登って行く 1.1Km地点の標識は大分頭を出していた 太陽の陽射しを受ける場所は積雪量が減っている 太陽が顔を出し周辺が明るくなったかと思ったら またすぐ隠れてしまった 八合目の標識はこの辺りだろうかと注意していたが見つける事が出来なかった そして急な登りを行くと 500mの標識がある この辺りから樹氷を見る事が出来た 太陽の陽射しを受けなかったのが幸いした 登るにつれ樹氷は成長し 美しさを見せてくれる そして滝山に続く尾根や山頂ピークが見えて来て そして三角点ピークに出る

 三角点ピークにある休憩小屋は吹きさらしの位置にあり 景観としても面白い 今日もそちらに近づいて見ると 中からお二人連れが出て来られ 中の景観はすごいですよと声を掛けて戴いたので 小屋の中に入ってみる 吹き抜けの窓に雪庇が出来ており何とも表現出来ぬ景観 中を見ていると、また登山者が来られ 写真を撮ってあげましょうかと声をかけて戴き 雪壁に囲まれた部屋の中で写真を撮って戴く こんな世界が出来るものかと改めて感心する

 これまでに何名もの方とお会いし挨拶を交わす 単独の方4名 お二人連れ4組8名 3名のグループ 5名のグループ 単独の方は皆男性だった

 休憩小屋を後に 山頂ピークに向かう 途中お二人連れとすれ違う 避難小屋は入口付近に雪が積もっており部屋の中には誰もいないようだ 避難小屋の周辺に雪の壁が出来ておりそちらで休んでおられる方がおられた 私はそのまま横を抜け山頂に向かう

 山頂に出る 山頂にはどなたもおられない 山頂の標識は雪の中 山頂標識の側にある1m程の木の柱が頭を出している状態 これほどの積雪は初めてのように思う 山頂からは残念ながら大山は見えなかった 泉山は判別出来たがその先は雲に覆われていた 風も無く寒さを感じる事なく、山頂での景観を楽しみながら昼食をとる 昼食をとっていると避難小屋で休まれていた方がお1人スノーシューを履いて登って来られた 奥様とご一緒だが疲れたとの事で私だけ登ってきたとの事 三角点の休憩小屋の中はきれいでしたねと話すと 見ていない 帰りに寄ってみようと話しておられた 山頂に立つやすぐに下山されてゆかれた

 私も下山する事に Bコースへ降りる事も考えたが トレースはあるもののスノーシューで輪カンジキで歩いてみるとかなり埋もれる 下りなので登り程の負担は無いとは思うもののこの深い雪の中をチャレンジするのは見送ろうと登ってきたルートを戻る事に

 特に問題も無く 順調に下山 看板のある所を過ぎ 林道を過ぎ しばらく降りた所で登る時にお会いした犬を連れたご家族が休んでおられた 看板の所まで登られたのですかと声をかける先方も私の事を覚えておられ ご苦労様と声をかけて戴いた それにしても3時間近くを散歩されておられたのかと感心する

 登山口の所で輪カンジキを脱ぎ 林道を降りて行く 上の駐車場で男性お二人が大きな荷物を背負って出発しようとしている 避難小屋でのお泊りと伺い 小屋の前は雪があったようですが と お話しすると スコップを準備しています と話しておられた なるほど、雪山で泊まるのにはスコップは必需品のようだ

 後は車の所に どの駐車場も車はぐっと少なくなっていた


アプローチ
 429を走るのは先月の2日以来 久々に県北に向かう 青空の下 車を走らす 吉備路 足守 加茂川と走り 旭川ダムに出る 水は満々と湛え 空の青さを写し美しい 旭町を過ぎ 休み乢トンネルを抜ける 真っ白く冠雪した泉山が顔を出すかと期待していたが期待に反し 山影は見えない 霞がかかっているのか遠望はきかない 津山の手前で53に合流 53からは左手前方に冠雪した泉山を確認する事が出来た 津山の市街地を抜け53を進む 日本原の温度表示は5℃ 雲が出てきて太陽の陽射しが翳り寒々しくなってきた 登山口の標識を見て左折し第二駐車場に 車が2台続けて駐車場に入り 最後の駐車枠に滑り込む この様子だと登山者は多そうだ