那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り116分(西仙コース) 下り57分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   121Km        登頂日 2009/05/26   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車位置10:20−10:40ゴーロ橋_2.7Km−渓流コース−11:17馬の背小屋−11:21鎖−標高1000m−12:07三角点−12:16山頂12:34−12:43_500m−12:46分岐−12:59標高1000m−13:02林道−13:12標高800m−13:20林道−13:31駐車位置

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)西仙ルートを訪ねる 泉山でベニドウダンが咲いていた、那岐山のサラサドウダンはどうだろうか

 予想していたより車が少ない 花のシーズンはまだだったのかなと思いながら登山支度をする 周辺を見回すとコガクウツギ タニウツギが咲いている 足元には黄色のミツバツチグリの花 花の写真を撮ろうと近づくとその近くに小さな花が ツメクサとタチイヌノフグリのようだ ツメクサは葉に特徴があるが タチイヌノフグリは肉眼では花の状態が分からなかった デジカメのマクロでたまたま上手く撮れ ルリ色の可愛い花を確認する事が出来た

 車を後にし出発 ルート脇にカキドオシが紫色の花を咲かせていた 渓流沿いのルートを右に折れ 西仙ルートに向かう 春先に咲いていたミヤマカタバミなどはすっかり姿を消し 青々とした葉が伸び花は少ない それでもヤブデマリ ミヤマヨメナ ホウチャクソウ タネツケバナ カキドオシ ヤマエンゴサクなどを見つけ ゴーロ橋に出る

 ここから登山道に入る おや! 白い小さな花 タニギキョウのようだ ピントが甘いのが残念だ イワウチワやシャクナゲはもう終わっているだろうからたまには渓谷コースを歩いてみようと 尾根コースとの分岐を渓谷コースに向け直進する 渓流の音を聞きながら渓流に沿って登って行く 小鳥の鳴き声がにぎにぎしい ミヤマキケマンを見つけた クルマバソウがあちらこちらで顔を見せる ルート脇に標識があり これより、約500メートルは渓谷のルートとなります。増水時には足元に注意してください。 と書いてある ルートは何回か渓流を渡る 石の上を伝わって渡り、足を濡らさずに済んだ 増水時は注意が必要だ

 ヒメレンゲ ミズタビラコが顔を見せてくれる 渓流の岩にもヒメレンゲが群生しているのを見る事が出来た また ヤグルマソウが特徴のある5枚の葉を広げていた オシダと言うのだろうか大きなシダが放射状に葉を伸ばしており余り見かけない景観だ 渓流やこうした花を見ながらルートを行くと 先程と同じ標識がある 下って来られた方に対する案内表示のようだ その表示を見てまた渓流を渡る 左手に岩山を見る事が出来る 渓流に沿って少し登ると避難小屋0.1Kmを示す標識がある 標識を見て右に登って行くと馬の背小屋に出る ここで尾根ルートと合流する

 小屋の脇を通ってルートに向かう ルートの入口にベニドウダンが花を咲かせていた この様子なら期待が持てる ルートに入って行く ルート脇にイワウチワの葉がびっしり 花を咲かせていた時をイメージしながら登って行く 鎖が設置されている所があるが使わずに登って行ける 時折チゴユリが顔を見せる ウグイスの鳴き声も聞こえてくる この辺りにもサラサドウダンの木があった筈だと上にも留意しながら登って行きサラサドウダンを見つける 沢山の花を付けている まだ咲いて間がないのか色は今一 時期が少し早かったようだ

 しばらく樹林のルートを行く ウグイスや小鳥の鳴き声を聞きながら登って行く そして待望のドウダンツツジの群落に入る サラサドウダンが圧倒的に多い 結構いい色をしている 太陽の陽も射し薄っすらとピンク色をした花は実に可愛らしい 目のすぐ前に沢山の花を見る事が出来 パチパチと写真を撮る サラサドウダンの咲くトンネルを楽しみながら登って行く 登って行くに従い花の色が薄くなり 花も小さくなる 少しの標高差でも環境が違うようだ そうした変化も楽しみながら登って行ける ドウダンツツジの群落に入って最初に撮った写真が11:36 群落を抜ける最後の写真が12:01 大いに楽しませてもらった

 群落を抜けると視界が開ける 滝山に連なる尾根も見えてくる そして休憩小屋が見え 三角点ピークに出る 山頂が見えるが今日は人がいる様子は伺えなかった すぐに尾根を山頂に向かう 尾根道にもサラサドウダンが花をつけていた 足元にはミツバツチグリが黄色い花を咲かせていた アカモノが花芽をつけていた 山頂直前で女性2名に追いつき 一緒に山頂に出る

 お二人はCコースを登られた由 サラサドウダンの事も良くご存知でもう1週間程すると丁度いいようだとも話しておられた 山頂からの景観は周辺の山々は見渡す事が出来たが大山は判別できず 遠望はきかなかった 昼食をとりながら山の情報を交換する お先に失礼と声をかけ下山する

 下山は東仙コースへ降りる 途中A・Bコースと同じコースを行き 分岐で鳥取県側へ降りる 尾根ルートにもサラサドウダンが咲いており 東仙ルートにも幾本かサラサドウダンが咲いていたが西仙ルートと比較にならない ルートをテンポ良く降りてゆく ユキザサ イワニガナ コガクウツギ ギンリョウソウが咲いているのを見て 登山口の林道に出る あとは渓流沿いのルートを降りて車のところに

 私より前に駐車していた車はすでに帰られ 新しく2台駐車していた 駐車場の先に黄色い花が咲いている ヤマブキが今頃咲くのだろうかと思いながら見に行く ミヤコグサだった 山の斜面に何箇所も固まって咲いていた


アプローチ
 倉敷は薄曇 いつものように429を走る 吉備路 足守 加茂川と走り 旭川ダムに出る 今日も水を満々と湛えている 旭町を走り 休み乢トンネルを抜ける 正面に泉山が見えてくる ここから泉山が見えるのは久々だ 津山の手前で53に乗る 市街地を抜ける 日本原の温度表示は19℃ 那岐山の山並みも良く見える 今日は鳥取側から登るので岡山県側の登山口は見送り 黒尾峠に向かう 峠の温度表示は21℃と更に上昇してくる 峠を越え 那岐山登山道の案内標識を左折して登山口に向かう 因美線のガードを潜り 登山道の標識に従い左折する 道なりに走り林道を登って行き登山口に 登山口にはすでに1台駐車