大山

標高 1711m    難易度 ☆☆    登り148分 下り65分 鳥取県
倉敷からの距離   146Km        登頂日 2009/08/18  ガイドブック  写真 山の音 動画

駐車場10:58−11:11一合目−11:22ニ合目−11:33三合目−11:45四合目−12:00五合目12:01−12:02行者別れ−12:20六合目12:31−12:46七合目−13:12八合目13:13−13:39山頂13:48−13:58八合目−14:09七合目−14:15六合目−14:22五合目−14:27四合目−14:32三合目−14:39二合目−14:45一合目−14:53駐車場

登山
 今日は、大山(だいせん1711m)を訪ねる

 登山支度をして出発する その時車が1台入ってきた 駐車出来る場所があるだろうかと心配しながら目で追ってゆくと奥の方に駐車可能な場所があったようで車を入れておられた 県道の路側帯には駐車している車が無かったので大丈夫と思っていたが結構多くの方が来られている

 自動車道を少し歩き、夏山登山道の石段を行く 入口にシシウド ツリフネソウが花を咲かせ出迎えてくれる セミの鳴き声を聞きながら石段を登って行く ミズヒキ ノブキ イヌトウバナ ユキノシタ等が顔を見せるがいずれも地味な花 ユキノシタはもうピークは過ぎている

 石段のルートを終えるとブナ樹林の中のルート 丸太で階段状に整備されている 大山頂上まで2.5Kmの標識があるので那岐山Bコースと似たような距離だ 1合目を過ぎたところに標高900mを示す標識があり 標高差は約900mになる ルート脇には花は少ない それでも ヤマジノホトトギス ノササゲ イヌトウバナ ヤマアジサイなどを見つけながら登って行く ヤマジノホトトギスが結構咲いている ヤマアジサイはもう色が無い

 二合目 三合目と登って行く 夏休みであり行列をつくっているのではないかと心配されたが 前にも後ろにも人はいない 時折下山されてくる方と挨拶を交わす 小学生か中学生と思われる5,6名のグループが大きな荷物を背負って降りて来られた すれ違う時に山で泊まったのと声をかけると ええ との事だった 指導者と思われる方が最後に降りて来られていた 子供たちにはいい経験になった事だろう その後も降りて来られる方と挨拶を交わす 子供連れで来られている方と何人もの方と出会った 登ってきたの 頑張ったね と 声をかける

 オオカニコウモリ ガマズミの実 ソバナ ウド イタドリ ナナカマドの実 色が残っているヤマアジサイ シシウドなどを見ながら登って行く 今日は足が重い ここでこんなに重いのでは果たして登れるのだろうかと心配になる 五合目で麦茶を飲み喉の渇きを潤し六合目を目指す

 クサボタンが顔を見せる 特徴のある花だ クサボタンの実も出来ていた これも特徴がある 黄色の花を見つけたがブタナと言うのだろうか ソバナ イワニガナ キュウシュウコゴメグサ ミヤマアキノキリンソウ オトギリソウ ホソバノヤマハハコなども顔を見せ楽しませてくれる そして六合目に出る

 六合目からの景観はいつ見ても素晴らしい 大山三鈷峰から連なる大山北壁が良く見える 見えている内に写真に撮っておこうとパノラマで編集出来るように何枚かカメラにおさめる 景観を楽しみながら昼食をとる 少しバテ気味だったので休憩も兼ねて一息入れる 私と前後して登って来られた方は 今日はここまでにすると話しておられた 暑さが応えたのだろうか

 一息入れ 出発する 六合目からは日陰となるような部分は少なく 太陽の陽射しを浴びながらの登りとなる 日陰が少なくなっただけ北壁を見通せる機会が増える 花を楽しんだり 大山三鈷峰に連なる北壁の景観を楽しみながら一歩一歩登って行く ウリハダカエデ ナンゴククガイソウ シコクフウロ ダイセンオトギリソウなどが顔を見せてくれる ナンゴククガイソウはもう色が無い 花や景観に惹かれなんとか八合目に出る ここまで登ればしめたものだ 八合目の標識のすぐ裏にトモエシオガマが三輪 花を咲かせていた

 八合目を過ぎ 少し登ると木道がありその先にちょっとしたお花畑があるシコクフウロ シモツケソウ ダイモンジソウ シュロソウが顔を見せてくれた シモツケソウ シュロソウはピークを過ぎていた そしてダイセンキャラボクの群生しているルートを抜け 山頂まで続く木道に出る

 これまでより傾斜が緩くなるが それでもふうふう言いながら登って行く ルート脇に色がまだ残っているナンゴククガイソウが一輪咲いていた また ここでもトモエシオガマに出会う事が出来た 突然ガスが出てきて景観がガスに隠されてしまった 別山と周辺のガレ場の背景がガスで隠され一味違った景観になる さっきまで見えていた大山三鈷峰は見えなくなる またたく間の変化に驚かされる

 シコクフウロ シモツケソウ キュウシュウコゴメグサに加え サラシナショウマの白い花が顔を出す 群生しており見ごたえがある シシウドが大きな花を咲かせている サラシナショウマの群落を過ぎると 山頂の避難小屋が見えてきて 山頂に出る

 山頂には昼の時間も大分過ぎており休んでいる人は少なかった 三角点ピークに行こうとしたら 立入禁止と書いた標識が設置されていたので それを無視してはまずいだろうと その先に行くのは取りやめた 縦走はやめてくださいと言うのはわかるが 三角点ピークまでは行けるといいのにと残念に思った 先ほどガスが出てきたので 剣ヶ峰はガスの中かと心配していたが その心配は外れ くっきりとした剣ヶ峰を見る事が出来た 山頂からの景観をカメラに収め下山する

 下山は登ってきたルートを慣れたテンポで降りる


アプローチ
 中国地方は高気圧に覆われ天気が安定しているとの事 倉敷の空は青空が覆っている 青空の下のドライブは久し振りのような感じだ 天気が安定している事を幸いに大山に登ろうと出発する 高梁川沿いを走る 川面は空の青さを写し美しい 今日は川辺橋の渋滞はなく比較的流れは順調 総社大橋を抜け川面の景観を楽しみながら豪渓泰橋を渡り 180に合流する 橋にある温度表示は23℃ これから気温は上昇して行く

 車の流れに乗り 高梁市を抜ける 今日はガスは出ていない 井倉25℃ 新見27℃と走って行くにつれ気温は上昇してくる 新見市街地では何箇所も道路工事を行っており 片側交互通行を余儀なくされる 新見市街を抜けると一人旅 ゆったりとした気持ちで車を走らす 千屋を過ぎ 明地トンネルにかかる ここでもトンネル内点検作業の為 片側交互通行 パトロールカーが最後尾を走り 走行を制御している 直前に行ってしまったようで結構長い時間待たされトンネルを抜ける トンネルの先は鳥取県 大山はぼんやりしているが山容を確認する事が出来る

 明地峠を下り 高尾で181に合流 日野で180と別れ181を直進し、日野川に沿って走って行く 川沿いの温度表示は30℃から32℃と30℃を越えてきた 溝口で県道45へ左折し桝水ヶ原に向かう 桝水ヶ原の温度は何度かなと思って確認するとなんと32℃ 本当にこんな温度なんだろうかと思うが確認のしようが無い 大山循環道を走り 下山駐車場に 駐車出来るか心配だったが 丁度1台入口付近のいい場所が空いていてそこに駐車 早くに登られた方が使われていたのだろう 幸いだった