那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り120分(BAコース) 下り65分(Cコース)  岡山県
倉敷からの距離   102Km        登頂日 2009/10/09   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場10:56−11:04林道−11:10登山口−11:13BCコース分岐−11:53ABコース分岐−12:01林道−12:05六合目−12:37八合目−12:42東仙分岐−12:43B合流−12:44道標_500m−12:56山頂13:03−13:10三角点−13:17道標_500m−13:20八合目−13:26_1.1Km−13:32大神岩−13:45水場−13:50林道−13:57合流−13:58登山口−14:00上の駐車場−14:08駐車場

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 太陽の陽が射しているのに霧雨が降ってきた 登山支度をしている間に止む 雨雲はかかっていないとラジオで言っていたが このような状況までは見通せないのだろう 自動車道を数歩歩いて渓流沿いのルートに入る アメリカセンダングサ アキチョウジ ハナタデ ツリフネソウ ゴマナなどが顔を見せてくれる 渓流はいつもより水量が多く勢いよく流れている 渓流にかかっている橋を渡り ベンチのある場所を抜け、渓流に沿って登って行く ここにはノブキが花を終え、特徴のある実をつけていた おや? 擬木の階段が小さな滝になり水が上から流れている 擬木に足をかけ登って行く ここを下るのはどこでスリップするかわからないので帰路は自動車道を下りよう こんなところまで水が流れているのだから 渓流の水量はかなり多いいのだろう

 渓流沿いのルートを行き 上の駐車場に出る 駐車場には5,6台駐車していた 駐車場まで舗装されている その先は未舗装ながらも林道としてしっかりした道路がついている 林道を登って行く ゴマナ ツリフネソウ アキチョウジ ゲンノショウコ キツネノボタン ミズヒキ ノギクなどの花が顔を見せる ウドだろう特長のある花の先に暗紫色の実をつけていた

 登山口に出る 登山口にはBCコースの案内標識があり その少し先に蛇淵コースBと書いた標識がある 今日はそのコースを登る 登山口からルートを少し登ると山頂方面が見える 山頂はガスに覆われていて見えない ミヤマアキノキリンソウ アキチョウジなどを見ながらルートを行く アキチョウジがかなり固まって咲いていた

 B,Cコースの分岐をBコースに向かう ここから少しの間だが木立がきれいで好きなルートだ ふと見上げると風景林 津山営林署と書いた丸い標識が枝に付けられている 標識があるという事は何らかの管理を行っているのだろうか 風景林を過ぎて 木の橋を渡る ここもごうごうと渓流が流れている 流木が引っかかっている 先日の台風の影響だろうか?

 橋を渡り ルートを登って行く ここの登り口もいつもはチョロチョロ渓流が流れている程度なのがかなりの水量で流れており 滝のようになっている 見上げると谷筋を流れる水の流れを追う事が出来る かなり雨が降ったようだ ルートが崩れていないといいなと思いながら登って行く

 ルートの左手下からごうごうと言う渓流の音が聞こえ 樹林越しに渓流の流れを見る事が出来る 今までもこのルートを何回も登っているが渓流の流れにこれほど注目した記憶がない 何枚か写真を撮りながら登って行く

 ルートにはミヤマアキノキリンソウ オオカニコウモリ キツノノボタン キバナアキギリ ヤマハッカ アケボノソウ ガンクビソウ ゴマナ ハナタデが顔を見せる アケボノソウは以前にも出会った記憶があり また出会えて嬉しかった 渓流の音が近づき 分岐に出る

 分岐は直進がBコース 右に曲がり 尾根筋を登って行くのが蛇淵コースB 標識も出ている 蛇淵コースBに従い 尾根筋の登りを登って行く Bコースに行くとすぐに五合目の標識とフェンスがある 登っている尾根からも見下ろす事が出来る おや ミヤマタニソバだ サトイモの葉のような形をしている 途中で出会わなかったと思っていたらこんなところで出会う 実は名前を思い出せず苦労した 花の本をひっくり返すが見つからない 那岐山で出会った記憶があるので該当する記事を探して やっとみつけた ここにも書いておこう

 尾根筋を登って行くと林道に出る ここにも標識がある 標識に従い右に登って行く ルートを行くと前方にAコースの山が見えてくる コルの位置がAコースの六合目になっており どうやらそこが蛇淵コースBの終点のようだ 従って今度はAコースを登って行く

 Aコースを登る ルート脇にイヌタデ ガンクビソウ サンインヒキオコシ ベニバナボロギク ヤマハッカ テンニンソウ ミヤマアキノキリンソウ そしてここでもミヤマタニソバを見つけながら登って行く 登ってゆくにつれガスが出てくる 八合目の標識まで登ると一息つける ガスが流れ景観に微妙な変化をつけているのを楽しみながら登って行くと鳥取側への下山口の東仙ルートとの分岐に出る

 ここからは軽いアップダウン Bコースとの合流点 500m地点の標識を見ながらぐいぐいと足を伸ばす ミヤマアキノキリンソウとベニバナボロギクを見つけたが花は少ない そして山頂に出る

 山頂にはどなたもいない ガスに覆われ避難小屋ですら見えない 風が時折ビューんと吹いてくるので三脚を伸ばすと倒れる心配がある 足を低くしていつもと違った角度から記念写真をとる じっとしていると冷たく感じる 昼食は半分ほど食べ 後は下山してからにしようとすぐに下山する

 下山はCコースを下りる 三角点ピークを登っている時にガスがすーと消えルートが良く見えるようになった 振り返ると山頂ピークはまだガスが流れている ガスが消えている間にと急ぎ 三角点に出る 三角点から休憩小屋の先に滝山に連なる山並みがちらっと見えたが またガスがやってきて見えなくなってしまった

 あとはいつものコース 樹林帯に入る前にリンドウに出会えないかと足元を探しながら下りたがリンドウを見つける事は出来なかった 樹林帯に入り 足元に注意しながらテンポ良く下りて行く ミヤマアキノキリンソウやアキチョウジなどが咲いているのをちらちらと横目で見ながら下りて行く こちらのコースの方が花の数は多いかも知れないが 花の種類はBコースの方だろうか?

 五合目辺りで男性お一人とすれ違う 山は雨ですかと聞かれたが雨は降っていないがガスがかかっていましたとお話し すれ違う 駐車場に5,6台の車がいたのでどなたかに出会うかと思っていたが お会いしたのはこの方だけだった

 B,Cコースの分岐まで下りてきて振り返ると山頂付近のガスは消え 山頂ピークが見えた 先ほどの方は山頂からの景観を楽しめたかも知れない 上の駐車場には先ほどの方の車と思われる一台だけになっていた 渓流沿いのルートは避け 林道を下りて第二駐車場へ


アプローチ
 昨日は台風18号が2年ぶり本州に上陸 突風による被害が報告されているが幸い岡山県は中心からそれ大した被害も無く 通り過ぎてくれた 台風一過の青空とは行かず 雲が残っているが 雲の薄いところから青い空が覗かれる いつものように429を走る 刈り入れ時が間もないと思われる稲田が広がる 台風の影響を受けず安心されたものと思う 太陽の陽が射しておらず鮮やかさが今一

 空は次第に明るさを増してきて 加茂川辺りで陽が射しこむようになってきた 旭川はまだ水位は低め 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける 割と山並みがすっきり見える だが 泉山の山頂付近はガスに覆われているようだ 津山市内に入る手前で53に合流する JRに沿って走る位置から泉山の山頂付近がガスに覆われている様子を確認出来る 津山の市街地を抜け53を直進する やがて爪ヶ城や那岐山に連なる山並みが見えてくる 那岐山はガスに覆われている 日本原の温度表示は19℃ いい季節だ 那岐山登山口の標識を左折して登山口の第二駐車場に 今日は一台も駐車していない