那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り102分(Cコース) 下り69分(BAコース)  岡山県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 2010/01/11   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場10:32−10:42登山口−10:44分岐−10:56林道−11:00森林説明ガイド−11:12アイゼン11:20−11:37大神岩−11:47_1.1Km−11:57八合目−12:03_500m地点−12:13三角点12:15−12:24那岐山頂12:40−12:49_500m地点−12:50分岐−12:52分岐−12:55八合目−13:12六合目−13:15分岐−13:20五合目−13:39橋13:42−13:44分岐−13:46登山口−13:52駐車場

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 今日は三連休の最終日 この連休に登られた方は多く ルートはしっかり踏まれているであろうとの予測で輪カンジキは持たず 6本爪の軽アイゼンのみ準備して出発する 渓流沿いのルートを行く ルートには雪は無い 日陰部分に白い粉を撒いたように雪が見られるがそれもほんの少し 擬木の階段にも雪は無く林道に出る

 林道も雪は無い 上の駐車場は一杯 駐車場に駐車出来ない車が側道の空地に駐車していた 路面にも雪は見られず難なくここまで走れたようだ 林道はすぐに舗装路面から未舗装の路面となる ルート脇の花はまだ 黙々とルートを登って行く

 登山口が近づくと前方に山頂が見えてくる 山頂の尾根ルートだろう真っ白な部分がある事がわかる 視界もだいぶきくようになってきた

 登山道入口と書いてある標識のところで林道を別れルートを登って行く まだ雪の姿は見えない B,Cコースの分岐はCコースをとり直進する ルートの状況では帰路Bコースを選ぶかも知れないが登りに選ぶと雪が多いと難航する可能性がある Cコースであればラッセルの心配は無い

 ルートを登り上の林道に出る ここで、足元に雪が見られるようになる 土も見えている ルートを登って行く 森林の説明がある場所や水場を過ぎて行く 次第に雪が増え 雪の上を歩くようになる 雪は踏まれた後氷結してアイスバン状態が多く滑りやすい いずれアイゼン着装が必要になるだろうからと木のベンチのある場所でアイゼンを履く

 アイゼンを履くと小気味良くサクサクと決まり歩きやすい 雪は次第に増えてくるがルートはしっかり踏まれており40,50cm幅のルートが出来ておりそのルートを追って行く 大神岩では市街地を見ておられる方がいたが、この状態では雪景色は望みようもないのでパスして先に進む

 嬉しい事に時折陽が射しこんでくる さーっと明るくなる その機会に写真を撮ろうとするが カメラをケースから取り出し 電源スイッチを入れる間に翳ってしまう そんな事を何回か繰り返している間に太陽が顔を出す時間が長くなり 写真にも撮れるようになる 1.1km地点 八合目 500m地点と登って行く

 500m地点を過ぎたところで下山されて来られる方と挨拶を交わしすれ違う 下山もこのルートか問われたのでA,Bコースの状況を見て判断すると返事させて戴く

 樹林帯を抜け視界が広がる 積雪量は少なくブッシュが顔を出し夏山登山道の状態がはっきりわかる 地肌が出ているところもある 樹氷は見られない 滝山が見え隠れしている ガスによるものだ 山頂方向ははっきり見える そして三角点ピークに出る

 まず、休憩小屋に行く 2008/3に見た休憩小屋の景観が忘れられない 今日はその面影は全く見られない それでもつららが軒先に下がっておりつららを入れ滝山に繋がる山並みの景観を写真に撮る

 ルートに戻り 尾根を山頂に向かう 途中2名の方とすれ違う 雪景色を楽しみながらルートを行く 避難小屋には立ち寄らず山頂に出る

 山頂にはどなたもいない あれだけ車があったのだから結構賑わっているかと思ったが予想外であった 避難小屋におられたのかも知れない 写真を撮ったり 昼食をとる 行動をとめると冷えるのでウインドウブレーカを着て暖をとる 休んでいる間に2名の方が登って来られたが 比較的短時間で下山 登って来られたルートへ戻られていた スノーシューを持っておられた方がおられた、滝山方面を狙われたのかも知れない

 私も昼食を終え 下山する 下山はどのルートで下りるか、山頂に出て考えようと思っていた A,Bルートを見るとしっかり踏み固められたルートが出来ている この様子なら輪カンジキ無しでも大丈夫だろうと判断しA,Bコースに向かう

 Cコースとは一味違った雪景色が迎えてくれる 積雪量も違う 同じ山でもこんなに違うのかと感心させられる ルートを覆うようにして枝がたわみその上に雪が積もっている 不用意に触れると頭から雪をかぶってしまう恐れがある 太陽が顔を出すようになり周辺がぐっと明るくなる 雪景色を楽しみながらルンルン気分でルートを行く

 山頂から500m地点を過ぎ 少し行くと Bコースとの分岐に出る 足跡はAコースの方がしっかりしているがBコースもはっきりとしたルートが出来ている Aコースの方がルートを選び易く これまでも何回か下りているのでAコースに向かう

 今度は鳥取側に下りる東仙ルートとの分岐に出る 鳥取側はトレースが見られなかった この時期は鳥取側に下りるのはかなり難航するだろう

 Aコースを行く ルートは右にカーブして前方にAコースの小ピークが見える ピーク目指して下りて行けば良く ルートの確認がし易い ルートは踏まれておりしっかりしている 雪が無い時より足元に細かい注意を払わずに下りてゆける 太陽の陽ざしを受けながら 純白の景観を楽しみ 写真を撮りながら下りてゆく 八合目の標識を見てどんどん下りて行く

 おりてゆくにつれ雪は次第に粘り気を持ち アイゼンの爪に雪玉が出来るようになってきた 足を振ったり 切り株をけとばしたりしながら雪玉を外し下りて行く アイゼンを脱いだ方が良かったかも知れないが大きな支障も無かったのでそのまま下りて行く 六合目まで下りると積雪量は10cmもないだろうかぐっと減ってくる

 六合目から林道を経由してBコースに向かう 蛇淵コースBの案内標識がありそれに従い林道から左に入って行く 林道にはフェンスがある このフェンスは雪が積もったら開閉が困難になるのではと思っていたが 一部開けてあり開閉する必要は無かったようだ

 ルートを下りて行く このルートもトレースがついており何ら心配ない そしてBコースの五合目に出る 雪も随分減ってきたが軽アイゼンを外して手に持つよりはと橋のところまで履いたままおり 橋を渡ったところで脱ぐ 橋の上はまだ雪があったが渡ったところから雪は無かった

 ルートはすぐに登ってきたルートと合流 そして登山口に出る 林道を下る 上の駐車場の車は大分減っていた 渓流沿いのルートをおり 車のところに


アプローチ
 新年初登山で那岐山を狙っていたが鳥取県の降水確率と私の都合となかなか一致せず、9日を見送って11日としたが 岡山の山メーリングリストでは良い天候だったとの情報があり残念な事をした 今日は鳥取県の降水確率は低いものの全国的に曇りという予報 倉敷もくもり空ではあるが出かける事とした

 いつものように429を走る 先月25日以来の429ではあるが久々の感じがする 吉備路 足守 黒谷池を走り 吉備中央町に入る くもり空でガスは無い 加茂川 旭町と過ぎて行く 休み乢トンネルを抜ける 山並みは見えない 津山市街地の手前で53に合流する JRの線路と併走する箇所でも泉山等の山並みは見えない 市街地を抜け、津山インターチェンジを過ぎたところで429とは別れ53を直進する この辺りに来ると那岐山に連なる山並みが薄っすらと見えてくる 日本原の温度表示は2℃ その先に那岐山を展望出来る場所があるが山頂付近はガスの覆われ判別出来ない 町並みには雪は見られない

 那岐山登山口の案内に従い左折して登山口を目指す 山頂付近に白いものがちらっと見えた山頂付近には雪はありそう 路面には雪は無く 日陰部分に残っているのを見つけられる程度 第二駐車場まで路面の心配もなく走って行けた 駐車場にはすでに2台駐車