那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り135分(Bコース) 下り69分(Cコース)  岡山県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 2010/08/20   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場9:44−9:53林道−9:57登山口−10:00BCコース分岐−10:43五合目10:45−10:54黒滝分岐−11:18フェンス11:19−11:31道標_1Km−11:34八合目11:37−11:51尾根−11:52道標_500m−12:05山頂12:17−12:26三角点−12:33道標_500m−12:36八合目−12:43道標_1.1Km−12:49大神岩−13:03水場−13:06休憩所−13:09林道−13:17合流−13:19登山口−13:26駐車場

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 渓流を見ると家族連れが遊んでいる様子が伺える 橋を渡り渓流沿いのルートを行く ハナタデ ダイコンソウが花を咲かせていた 草は繁っているが花は少ない 渓流を渡り 渓流沿いのルートを登ってゆく ひんやりとした感じで心地良い マイナスイオンが充満しているのだろうなと空気の感触を楽しむ ルート脇にクサアジサイ ミズヒキが顔を見せるが花は少ない 擬木の階段を登って行くと林道に出る

 ここにも駐車場があり赤い車が一台駐車していた 林道を登ってゆく 暑い! 渓流沿いのルートから比べると何と暑い事 砂利道ではあるが照り返しが結構ある ツクツクボウシが鳴いていた ルート脇にゲンノショウコ ウド ツリフネソウ ヘクソカズラを見つける 登山口近くに駐車可能なスペースがあり そこにも一台駐車していた

 登山口から登山道に入って行く 石がごろごろしているルートで石から熱気を感じる 台風で樹林が倒され陽射しをもろに受ける 数分で分岐に出 分岐をBコースへ右折する そこからは樹林帯の中のルートとなり心地よさが戻ってくる 短い距離ではあるが平坦なルートで足どりは軽い 木の橋がかかっておりそこを渡ってから登りがきつくなる

 橋を渡ってすぐのところにちょっとした滝?がある 水量が少ない時が多いが今日は流れが出来ている ルートは左下に渓流を見ながらの登りである ここでクサアジサイを教えて戴いたことを思い出す しばらくは花に出会えなかったがやがてヤマジノホトトギス オトギリソウ クサアジサイ ハナタデ ミズヒキ キンミズヒキ ガンクビソウ イヌトウバナ ダイコンソウなどが次々と顔を見せてくれる クサアジサイは薄いピンク色の花を咲かせ可愛い 何枚もカメラに収めたが色が上手く表現出来ない 写真に収めるのが難しい花だ

 確かこの辺りにマタタビが花を咲かせていたが今はどうなっているだろうかとマタタビの木と思われる辺りを探すと実がいくつも出来ていた 葉の色と似たような色で一つ見つけるとここにもあそこにもと見つける事が出来る マタタビの実は熟すと美味しく、マタタビ酒としても利用される由 熟すのはいつごろだろうか

 ルートを行く 樹林の中のルートになり渓流が再び近づいてきて五合目に出る シシウドが大きな花を咲かせ出迎えてくれる 五合目の少し手前がAコースへ向かう分岐になっている 今日はそのままBコースを行く 五合目のところにフェンスがありフェンスを開閉して抜けて行く

 Bコースはフェンスを抜けてすぐのところでキツリフネが群生しているのを見つけた事があり 今日も出会えないかと期待してきた 確かこの辺りと探すがそれらしいものは見つからない 時期が早かったのだろうか? シシウドが幾つか咲いていた ミズタビラコやガンクビソウを見ながら少し登ると今度はオタカラコウの群生地 花芽は膨らんでいたが花はまだだった キツリフネが咲いていた時にはオタカラコウも咲いていたので矢張り時期が少し早かったようだ

 オタカラコウの群生地を抜けると風倒木の被害を受けたところに出る 植林が行われ植林の保護の為フェンスが張り巡らされている 高い木は無く太陽を避ける事が出来ない 幸い雲があり直接陽射しを受けずにすんだが それでも暑い 雲に覆われている間に樹林帯に入れると良い とは言うものの足は重く一歩一歩登って行く クサアジサイ ヤマジノホトトギス オトギリソウ ノアザミ キツネノマゴ ハシカグサ ニガナなどを見つけながら登って行き フェンス出口に着く ハシカグサは白い小さな花 一見ハコベと似ておりハコベ科かと思って探したがアカネ科だった

 フェンス出口につく少し前から雲から太陽が顔を出してきた 薄い雲がかかっており幾らか和らいでいるようだが暑い フェンス出口付近には樹林があり 樹林に入りこむ事が出来一安心 その後は樹林の中のルートかだったかなと思っていたが残念ながらまだ山を巻いて登るルートが残っており10分程陽射しを受けながら登って行く 山頂まで1Kmを示す道標に来れば樹林の中のルートとなり そして、すぐに八合目に出る

 八合目で小休憩とし麦茶を飲み水分補給を行う 八合目のすぐ側に渓流がちょろちょろ流れておりシシウド イヌトウバナ ミヤマタニソバが花を咲かせていた 暑いせいかちょろちょろと流れる水音が心地よい 山の音に掲載していますので 雰囲気を想像して聞いてみてください

 一息入れ樹林の中のルートを登って行く 10分程で樹林を抜け草原のルートとなるが太陽は雲が遮ってくれた 数分で尾根分岐に出る 尾根ルートに出るとここから山頂までなだらかなアップダウン ルートを覆ってくれる木立もあり足は軽い ニガナ オトギリソウ キンミズヒキが顔を見せるが数は少ない テンニンソウが花芽を膨らませていた そして山頂に出る

 山頂は誰もいない 太陽を遮るものがないものの風がふう−と通り過ぎそう暑さを感じない そのうち太陽が雲で遮られ 一段と心地良くなる 遠望はきかないが滝山は確認出来る 爪ヶ城はガスではっきりしない 景観を楽しみながら昼食をとり 記念写真を撮って下山する

 下山はCコースを降りる 山頂の降り口ならびに三角点ピークからの下山ルートにホツツジが沢山花を咲かせていた 六合目付近で子供連れで登って来られた家族とすれ違う 五合目を過ぎたところでも子供連れで下山される家族に追いつく 小学校低学年だろうか ボク登ったの 頑張ったねと声をかけ お先に失礼する 水場では山の冷水を頭からかぶり涼を楽しむ 林道の駐車場では赤い車は残っており2台車が増えていた 渓流では渓流に入り楽しんでいる子供が増えており 駐車場の車も増えていた


アプローチ
 連日暑い日が続いている 湿度も高いのだろう 空に雲はないもののぼんやりと霞んでいる 429を吉備路 足守 加茂川と走って行く 旭川ダムはいつものように水を湛え落ち着いた姿を見せてくれる 旭町を過ぎ 休み乢トンネルを抜ける 山並みは見えない 津山の手前で53に合流 薄っすらと泉山の山容が見えてくる 津山市街地を抜け 津山のインターチェンジ手前で429と別れ53を直進する 日本原の温度表示は32℃ ここまで走ってきて那岐山の山容が見えてくる 那岐山登山口の標識を見て左折 道の駅を右手に見て車を走らし いつものように第二駐車場に駐車 すでに二台駐車 渓流遊びかもしれない