那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り134分(Bコース) 下り69分(Cコース)  岡山県
倉敷からの距離   102Km        登頂日 2011/07/05  ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場9:27−9:35林道−9:40登山口−9:43BCコース分岐−10:24五合目−10:33黒滝分岐−10:58フェンス−11:10道標_1Km−11:12八合目−11:27尾根−11:28道標_500m−11:41山頂11:52−11:55ヤマツツジ11:57−12:02三角点−12:10道標_500m−12:13八合目−12:19道標_1.1Km−12:25大神岩−12:39水場−12:42休憩所−12:45林道−12:53合流−12:54登山口−13:03駐車場

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 渓流は連日の降雨もあり水量を増し、ごうごうと音をたて流れている 渓流にかかる橋を渡り渓流に沿って登って行く 薄暗いルートにサワギクが一輪花を咲かせているのを見つける そしてルートを行く 流れてきた川の水が流れの中だけで処理出来ず ルートにも流れが出来ている 水の流れで足が掬われたりするといやだなと思いながらこわごわ歩いていったが特に問題はなかった 今度は擬木の階段 階段から水が流れおちている ステップには水たまり 足を滑らさないよう注意しながら登って行く もう一度擬木の階段を登ると林道に出る ここにも駐車場があり5台駐車していた

 林道を登って行く 早速花が顔を出す ウツボグサ ドクダミ オカトラノオ ヒメジョオン ヒヨドリバナ キジムシロなどが出迎えてくれる 登山口に来ると山頂方面が見えるがガスに覆われている 登山口から登山道に入る

 入口にヤマジノホトトギスが一輪特徴のある花を咲かせている 今年始めてだ 花の時期が長いのでこれから何回も出会うだろう ヒメジョオンやニガナを見て 分岐を右にBコースへ入る しっとりとしたいいルート 足元には渓流を見る事が出来る そして橋を渡りルートを行く 那岐山国有林と書いた大きな看板があり登山での注意事項が記載されている この辺りも水が出ておりルートに流れたり いつもはちょろちょろとしか流れていないところも結構水量があり滝のように流れている

 ルートは水捌けがいいのだろう 水たまりもなく滑るような心配もない しっとりと湿気を含み弾力がある ルート左下には渓流がごうごうと流れているのを見る事が出来る ニイニイゼミだろうかチーというモノトーンの鳴き声が聞こえてくる 花はヤマアジサイがあちらこちらで顔を出す 萼の澄んだ青色が好きだ 清楚な感じがする カメラでは色合いの表現が難しい 足元に白い花が散っている 上を見るとマタタビだ 沢山の花を咲かせており 蕾もある 喜んでカメラに収める

 このルートはマタタビが多い その気になって周辺に留意するとマタタビを見つける事が出来る 覚えた場所もありまた出会えたと再開を喜ぶ マタタビやヤマアジサイ以外ではコナスビ サワギク トチバニンジン ミズタビラコに出会う ウツギは花を終え実を稔らせていた そして 五合目に出る

 五合目の標識の手前にはAコースに行く分岐があり 蛇淵Bコースとして案内されている 今日はそちらに行かず 直進しBコースを行く 五合目のところにフェンスがあり開閉して抜けて行く そのすぐ先にキツリフネなどが群生していた事があり期待していたが、今日はそれらしいものは見つけられなかった ミズタビラコ コナスビそしてトリアシショウマが顔を見せてくれた トリアシショウマをマクロで撮ると美しいという情報を得ていたのでトライする レンズで覗いてぴったり合わせるのと違って 神だのみみたいな所がある でも安価なコンデジでこれだけの映像を撮ってくれる技術の進歩は素晴らしい

 ルートは風倒木により樹林が一掃された地帯 植林が進められており 若木を守る為のフェンスが設置されている 小鳥のすずやかな鳴き声が聞こえてきた ヤマジノホトトギス ニガナ ヒヨドリバナ コナスビ アザミ クサイチゴの実などを見ながら登って行くと前方に白い花 ササユリだ 以前もこの場所に咲いていた事を覚えている 割と近い場所に4輪花を咲かせていた 喜んでカメラに収める

 山頂が見えてくる場所だが相変わらずガスに覆われている 目を転じるとAコースの山が見える 雲の間に青空も覗け天候は良くなってきている この辺りは樹木が無いので雲がある方が強い陽射しを浴びないで助かる ナガバモミジイチゴが橙色の実をつけていた トリアシショウマが幾つも顔を見せる そして出口のフェンスを開閉して抜けて行く

 今度は笹原の中のルート オトギリソウを見つけたが花は少ない 樹林帯に入りあと1kmの標識がある 標識の少し手前でタニギキョウを見つけた 小さい白い花 ところどころで出会う事が出来嬉しい 八合目の標識を見てルートを行く ウツギが花を咲かせていた 五合目手前では実が出来ていた 標高差でこんなに違う その先でもまたウツギに出会うまだ蕾もあった ルートを登って行くとヤマツツジが咲いていた 那岐山のヤマツツジは山頂周辺に群生しており期待される

 樹林を抜け 草原のルートを登って行くと尾根分岐に出る 分岐を左に進むとすぐに500m地点の標識がある 緩やかなアップダウンでぐんと歩きやすくなる 足を伸ばしてぐいぐいと歩くのは気持ちが良い ルート脇にヤマツツジ コナスビ オトギリソウ ニガナ クルマムグラ アザミなどを見て山頂に出る

 山頂ではお二人連れが昼食休憩されていた 三角点ピークの先には滝山に連なる縦走路を見る事が出来た しかし、蒜山や大山は何も見えなかった 避難小屋の周辺にはヤマツツジの赤い絨毯が広がっていた 景観を楽しみながら昼食をとり記念写真を撮り下山する 下山しようとしたところで男性お一人で登って来られ挨拶を交わす Bコースの様子を問われルートはしっかりしているとお答えし 失礼する

 避難小屋を過ぎてからルートを左に入り ヤマツツジを楽しむ 下山時にはシロニガナ オカタツナミソウに出会う ササユリにも数ヶ所で出会った 要所要所で時刻チェックの為の写真を撮る 足場はしっかりしており、下りのテンポを楽しむ


アプローチ
 昨日の夕方はものすごい雨 MozartRequiemの結団式があり記憶に残っている 天気予報がくるくる変わりなかなか山登りに良い日がない 今朝になりテレビの天気予報でもネットの情報でも梅雨の中休みと報じている事から出発する 倉敷の空は雲が多いながらも薄日が射している いつものように429を吉備路 足守 加茂川と走って行く 429は交通量は少ないものの追い越し禁止の片側一車線であるから前にゆっくり行く車がいると列が出来る 制限速度は出して貰いたいと思いながら忍耐の時間 登り坂で2車線になっているところでやっとお別れする 次の交差点で左折する車が多く 急に少なくなる やっといつものペースだ 道の駅を過ぎ 旭川ダムへ 雨が降ったせいもあろうがかなり水位をあげている 旭町を過ぎ 休み乢トンネルを抜ける 山並みは見えない 津山の手前で53号に乗り 津山の市街地を抜ける 津山インターを過ぎ 日本原の温度26℃を確認 那岐山を展望出来る場所でも山容はガスの中で見えない 今日はガスが深い 那岐山登山口の標識を見て左折 道の駅を右手に見て更に車を走らせ いつものように第二駐車場に駐車 一台もいない