那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り133分(Bコース) 下り73分(Cコース)  岡山県
倉敷からの距離   102Km        登頂日 2012/10/01  ガイドブック  F写真 動画

駐車場10:07−10:18林道−10:25登山口−10:28BCコース分岐−11:10五合目−11:18黒滝分岐=11:24黒滝=11:31黒滝分岐−12:04道標_1Km−12:07八合目−12:20尾根−12:21道標_500m−12:33山頂12:47−12:55三角点−13:02道標_500m−13:06八合目−13:14道標_1.1Km−13:20大神岩−13:37水場−13:40休憩所−13:43林道−13:51合流−13:53登山口−14:00駐車場

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる アケボノソウ キツリフネは咲いているだろうか?

 登山支度をして出発する 昨年9/23に1,000回記念登山にここを訪ねている 丁度同じ時期だ アメリカセンダングサ メナモミ ツリフネソウに加え ハナタデ ベニバナボロギク ヒガンバナを見て 渓流に架かる橋を渡る 渡ったところに渓流を展望出来るように設備した場所がある 以前この付近でキツリフネに出会った記憶があるので 少し注意して見ると ラッキー キツリフネが一輪花を咲かせていた 喜んで何枚か写真を撮ったがどれもピントが甘く残念だった すぐ近くにツルニンジンが幾つも花を咲かせていた

 渓流沿いのルートを行く ノブキが多い ミヤマタニソバ シロヨメナが顔を見せる 階段を登り 渓流沿いのルートを行く ここではアキチョウジが幾つも花を咲かせていた 擬木の階段を登って行くと林道に出る この駐車場に1台駐車していた

 林道を登って行く ツリフネソウ シロヨメナ キツネノボタン ユウガギク アキチョウジ イヌトウバナ キツネノマゴと小さな花も見つけながら行くと 見栄えがすっきりしている花 何だろうと近づくと何と アケボノソウ ここで出会えるとは予想外 喜んでカメラに収める アキノキリンソウ キンミズヒキ ノラニンジンも咲いていた そして登山口に出る 山頂方面はガスで全く見えない

 ルートを行く 暫くは石がごろごろしている ガンクビソウ アキチョウジが顔を見せる すぐに分岐に出る 分岐を右にとりBコースへ向かう ウスバアザミが咲いているのを見て 樹林の中を行く 渓流にかかる木の橋を渡る ルートが少し荒れているが難しい事はない 足元に注意して登って行く そして渓流を左手下に見ながらルートを登って行く 花は少ない セミの鳴き声はもう聞こえない 小鳥の鳴き声が時々聞こえるがすぐやんでしまう 渓流の音を聞きながら登って行く

 ぽつぽつと花が顔を見せてくれる アキノキリンソウ ガンクビソウ アキチョウジ ミヤマタニソバ キバナアキギリ マツカゼソウ イヌトウバナ そしてマタタビの実を見つける ヒカゲミツバも顔を見せてくれる マタタビの実を見て少し登るとルートは右に曲がる この辺りでアケボノソウに出会った記憶があると注意して登る ミズヒキ シロヨメナ サンインヒキオコシなどに出会うもののアケボノソウに出会う事なく 五合目に出る

 五合目標識の手前にAコースに向かう分岐があるがそのままBコースを行く 五合目の標識のところにあったフェンスは取り払われ 開閉する事なく抜けて行く テンニンソウが顔を見せる 少し行ったところはキツリフネが群生していたところと期待していたが これも空振り サンインヒキオコシ テンニンソウ オタカラコウを見るに留まった

 この辺りから風倒木地帯となり昔の面影は全くない 倒木は整備され歩くのには支障が無くなっている サワギク アキノキリンソウ サンインヒキオコシを見て黒滝分岐に出る 滝口にノラニンジンが咲いていた記憶がある 滝まで足を伸ばしてみる 分岐から0.2Kmとの事 急な下りルートには鎖が設置されていた リュックがルートに当たるので半身にして降りる 滝口に出る 滝の落差は10m位だろうか 期待していたノラニンジンは花が終わり実をつけていた

 ルートを戻り 風倒木地帯を登って行く 山頂付近からガスがどんどん降りてくる キツネノマゴの小さい花を見つける サンインヒキオコシが時々顔を見せるが花は少ない やがて樹林帯に入り 昔の面影のルートとなる ガスの中のルートを行く 霧のしずくなのか笹の葉には水滴がありどうしても濡れてしまう カメラを濡らさないよう留意して登って行く テンニンソウ アキノキリンソウを見て あと1km地点 そして八合目と登って行く 八合目を過ぎてすぐに水が出ているところがありミゾソバが花を咲かせていた

 ガスの中の樹林を行き 樹林を抜けると草原のルート されど花は見られない 尾根分岐に出て 左に折れる 500m地点をチェックし ルートを行く 尾根ルートは緩やかなアップダウン 歩き易い ここも花は少なく イヌタデ オトギリソウを見つけるに留まり山頂に出る

 山頂にはどなたもいない ガスで避難小屋すら見えない 山頂標識の所で記念写真とする 食事をしながら 山頂をうろつく キンミズヒキが花を咲かせているだけだった 風があり 汗をかいた身体には少し冷たく感じる 食事を終えすぐ下山する

 下山はCコースを降りる 下山にかかったらすぐアキノキリンソウ ホソバノヤマハハコに出会った 避難小屋を過ぎ 三角点ピーク そして下山ルート 樹林帯に入る前でリンドウに出会う やっと秋の花に出会えた感じ 八合目を過ぎた地点でモリアザミに出会う 後は特筆する事なく ルートを降りて行く

 登山口で二組4名の方と会う 何か写真を撮っておられたので 何を撮っているか伺うとキツリフネだった ノラニンジンの反対側に咲いていたのだ そのお二人連れはAコースから登られたと話しておられた

 今日はアケボノソウとキツリフネを期待して訪ねたが期待していた場所では出会えなかったが 登山口という思わぬ場所で出会えた


アプローチ
 幸い台風がそれた 天候が回復するとの予報で急遽出発する いつものように429を行く 吉備路から県道271を経由して 足守 加茂川と走って行く 足守の周辺の稲田は黄金色になり そこにヒガンバナの赤い帯が見える 稲田がひときわ美しく見える すでに刈り取られた所がわずかだがある 空は曇り 時折小雨が降り 車の窓に雨滴がつくがワイパーを使うに至らず いつの間にか消えてしまう ラジオの予報では雲が出易く 県北の山間部ではところにより雨 明日は高気圧に覆われ良い天気との事 明日にすれば良かったかなと思いながら車を走らす 加茂川を抜け 旭川ダムへ 水位は低め 雲に覆われ陽射しは無い 旭町市街を抜け 休み乢トンネルを抜ける その先も曇り 山並みは見えない この辺りは稲田の刈り取りは終わっていた 津山市街地入口で53に合流 そのまま53を走って行く 日本原の温度表示は21℃ 那岐山に連なる山並みはガスに覆われていた 那岐山登山口の標識を見て左折 道の駅を右手に見て更に登ってゆき 第二駐車場に駐車 1台もいない