中蒜山



標高 1123m 難易度 ☆☆  登り108分 下り58分 その他43分   岡山県
倉敷からの距離   119Km   登頂日 2013/05/08   ガイドブック  F写真 山の音 動画

塩釜ロッジ駐車場10:11−10:27一合目−10:41二合目−10:52三合目−11:01四合目−11:08展望−11:10五合目−11:17六合目−11:28七合目−11:30鎖−11:42八合目−11:49尾根分岐え−11:59山頂12:22=12:43上への尾根=13:05山頂−13:10尾根分岐−13:14八合目−13:21七合目−13:26六合目−13:30五合目−13:33四合目−13:38三合目−13:45二合目−13:53一合目−14:03駐車場

登山
 今日は中蒜山(なかひるぜん1123m)を登り 上蒜山に向かう尾根道を訪ねてみよう どんな花が咲いているか楽しみだ

 登山支度をする 草原の先に中蒜山のピークが見え 青空と草原のグリーンが鮮やか 少し右に目を移すとヤマザクラが花を咲かせている ウグイスの鳴き声も聞こえ実に心地良い 草原に紫色の花の固まりがあるので近づいて見ると ムラサキサギゴケが咲いていた リュックを背負い斜面を降り 駐車場の端にコブシが白い花を咲かせ その隣にはヤマザクラが花を咲かせていた 黄色い花の固まりはウマノアシガタ その脇にムスカリが固まって特徴のある花を咲かせていた ムスカリはロッジの方が植えたのかも知れない

 塩釜ロッジの店の前に塩釜MAPと書いた案内イラストが掲載されていた この案内図は記憶にない この前訪ねたのはいつだっただろうかと調べると 2011/7/12とかなりご無沙汰していた 例年この時期は下蒜山からフングリ乢の尾根道に咲くイワカガミを訪ねていた 中蒜山は樹林帯の中の登りで花にあまり期待出来ないのでつい ご無沙汰していた 中蒜山から上蒜山への尾根道は今頃花はどうだろうかと確認したく 中蒜山登山を考えた

 冷泉の呑み場を左に見て すぐに登山道を登って行く 樹林帯は新芽が出たばかりで明るい 初々しさを感じながらルートを行く クロモジが顔を見せてくれる 樹林が途切れ前方が見え 山頂もちらっと見える 足元の草原にはミツバツチグリが黄色い花を咲かせていた ルートは幅広のルートに出 標識に従い右折する 車の轍も見られる ルート脇にゼンマイ ナガバモミジイチゴ ヒメオドリコソウ ムラサキサギゴケ タネツケバナなどを確認しながら進むと一合目に出る

 ここから幅広のルートと別れ中蒜山への登山道に入る 新緑は美しく 新緑のトンネルの中のルート 萌黄色に輝く木々は美しい ミツバツチグリが固まって咲いていた 樹林帯とは言え 太陽光線もたっぷり降り注いでいる おや! トキワイカリソウだ 下蒜山でも三合目付近でトキワイカリソウに出会えたが一合目を入ってすぐだ ここでトキワイカリソウに出会えるとは! と、喜びカメラに収める 少し行くとまたトキワイカリソウ その先にもと幾つも顔を見せてくれる 

 おや 今度はヤマルリソウだ ヤマルリソウもあちらこちらに顔を見せてくれる 斜面に広がって咲いているのもある これはいいとパチパチカメラに収める 花に期待していなかっただけに予想と反し 大喜び ボタンネコノメソウも黄色く輝いていた この辺りは枯れ沢のようになっており 流木が残されている 降雨があるとすぐ水が出るようだ そして二合目の標識に出る

 二合目を過ぎると花は少なくなる ナガバモミジイチゴが花を咲かせているのを見て三合目に 三合目からは桧の樹林帯の中の登り 花は期待出来そうもない そうだ 今日は歩数を数えてみようと三合目から数え出す 数えた数字はカメラの動画撮影機能を使って私の声を録音 所要時間は撮った写真の撮影時刻で記録 秒以下は切り捨てて分単位で所要時間のデータをとってみた
 

  登山口-一合 一合-二合 二合-三合 三合-四合 四合-五合 五合-六合 六合-七合 七合-八合 八合-尾根 尾根-山頂
steps       686 508 580 630 792 560 630
time 16 14 11 9 9 7 11 14 7 10
time 10 8 7 5 3 4 5 7 4 5

 花は四合目と五合目の中間付近にクロモジ オオカメノキが咲いていた 五合目を過ぎると傾斜がゆるくなり歩みも軽くなる 歩数の割に所要時間が少ない事からも歩き易さを推測出来る 五合目を過ぎた辺りから右手樹間に下蒜山のピークを見る事が出来る また 新緑の樹林の中に白い花をつけた木をあちらこちらに認める事が出来る 離れてはいるがオオカメノキと思われる

 六合目の標識を過ぎるとまた樹林帯の中の急な登り 足元を確保しながら急登に耐える 男性3名のグループが休まれていたのに出会う 歩数をカウントミスしないよう頭に残しながら挨拶をしたので少し記憶が怪しいが彼らもこれから登るとの事だった お先にと声をかけ失礼する 七合目を過ぎたところには鎖場があるが 鎖に触れる事なく登ってゆける でも傾斜は結構きつい イワカガミが花芽を膨らませていたが花を咲かせているものには出会えなかった ショウジョウバカマも顔を出し 八合目の標識に出る

 八合目の標識を少し登ると樹林を抜ける ショウジョウバカマ カタクリと花が顔を見せてくれる 急な斜面を登って行き尾根分岐に出る 尾根分岐を左にとり中蒜山山頂を目指す

 尾根ルートはぐっと足が楽になる ショウジョウバカマ ミツバツチグリ カタクリなどを見ながらルートを行く やがて避難小屋が見えてくる 振り返ると下蒜山につながる縦走路を追う事が出来る そして中蒜山山頂に出る

 避難小屋から話し声が聞こえていたが 山頂にはどなたもいない 上蒜山がくっきり見え その右手に矢筈ヶ山 甲ヶ山を見る事が出来る そこにはまだ白いものが残っていた 上蒜山を背景に記念写真を撮る 食事をしながら山頂をうろうろする カタクリがあちらこちらに咲いている そうこうする内に先程の男性3名グループが登ってきた また 男性お一人が登って来られた その方に中蒜山への下山ルートを訊ねられた お聞きすると上蒜山から縦走された由 イワカガミが咲いていなかったかと伺ったがカタクリ ショウジョウバカマは咲いていたがイワカガミは咲いていなかったとの事

 食事を終え 上蒜山に向かう縦走路を訪ねる ショウジョウバカマ ミツバツチグリ ダイセンキスミレ カタクリを見ながら降りて行く ゆるく左にカーブして降りてゆく キクザキイチゲが咲いているのを見つける カタクリの花が増えてくる ルートの右にも左にもカタクリが顔を見せる カタクリの花の固まりが途絶えるところまでルートを行き そこで戻る この先は樹林帯の中の登りで花は無さそうだ

 ルートを戻り 避難小屋のある尾根に出る 山頂には何名かおられるようだがそちらには寄らずに尾根を降り 登ってきたルートを降りる 各合目の標識の写真を撮って下山時間を記録しながら 登山口までテンポ良く降りて行く



アプローチ
 このところ好天気が続く 今日も青空が広がる いつものように429を走る 吉備路から県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る 吉備中央町 加茂川 旭町と走る 旭川ダムは今日も満々と水を湛えている 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走り落合へ 落合で313に乗る 落合入口温度16℃ 313を落合 久世 勝山 湯原と走ってゆく 櫃ヶ山登山口には2台車が停まっていた 勝山16℃ 湯原18℃ 新熊居トンネル 中和トンネルと抜け 482と合流する 蒜山市街地手前で313と別れ 482を直進する 下蒜山登山口を示す標識を右折し サイクリング道路と並行している自動車道に乗る 塩釜の冷泉入口を右折し登山口の塩釜ロッジ駐車場に 駐車場の奥の斜面に登山者用駐車場の標識が設置されていた 斜面の草原に駐車させて戴く