大山

標高 1711m    難易度 ☆☆    登り130分 下り89分(行者コース) 鳥取県
倉敷からの距離   144Km        登頂日 2013/10/18  ガイドブック  写真 動画

駐車場10:46−10:58一合目−11:09ニ合目−11:22三合目−11:32四合目−11:44五合目−11:46分岐−12:02六合目12:03−12:19七合目−12:40八合目−12:48九合目−12:57山頂13:10−13:15九合目−13:20八合目−13:32七合目−13:39六合目−13:47分岐−14:09元谷−14:23大神山神社−14:35大山寺橋−14:39駐車場

登山
 今日は、大山(だいせん1711m)を訪ねる 台風の影響もあり長期予報では雨の日が多い 今日は曇り時々晴れ 降水確率10%とまずまず 晴れ間が出る事を願い 訪ねる事に 紅葉はどうだろうか

 登山支度をして出発する 駐車場から大山山頂を伺う事が出来る 午後から曇りとの予報 天気がもってくれる事を期待し 少しでも早くと気持ちがあせる 自動車道を少し歩き 夏山登山道から石段のルートを登って行く 入口にヒカゲミツバがまだ花を咲かせていた 特筆する花や実に出会わず(あまりわき目をせずに)石段を登り 丸太で整備された登山道に入る

 木々は色付き始めたところ 薄日が時折射すがあまりぱっとしない 今年は寒暖差が少なく紅葉は遅いように思う それでも 薄っすらと黄色味がかった木々は紅葉の季節を感じさせてくれる ツルリンドウの実 アクシバの赤い実が顔を見せてくれる アクシバはちょくちょく顔を見せてくれる 一合目を過ぎたところでツルアリドウシ チゴユリ ツルシキミ ヤマジノホトトギスなどの実が顔を見せる この間数名の方が下山されすれ違う 大山登山は登山者が多く すれ違う都度記録するのはやめる

 二合目を過ぎる タンナサワフタギ ホツツジ ムラサキマユミ コマユミ ユキザサ マムシグサの実を見つける 花はオオカニコウモリと少ない ムラサキマユミはツリバナと同じような形の実だ ムラサキマユミだとは知らずにツリバナと思ってカメラに収める 足元から10cmほどの背丈の枝からつる下がっている 落ちた実かなと思って触れてみたら枝が繋がっていた 感心して写真に撮る ツリバナだと思っていたので調べる事もせずに他の実を調べ 大山の植物のところを見ていたら ムラサキマユミの写真が出ており ツリバナで無く ムラサキマユミと確認出来た次第 どちらもニシキギ科ニシキギ属の植物とわかった

 三合目を過ぎ 四合目も特筆すること無く登って行く 四合目を過ぎた辺りから樹間から三鈷峰を見る事が出来る 六合目で写真を撮ればよいと登って行く ウツギの実を見て五合目に出る 先ほどまで人声が聞こえていたが出発されたのだろうどなたもいなかった

 五合目を少し行くと 元谷からのルートと合流する 下りはここを降りる予定 分岐からルートを覗き込む 急な下り坂が待っている 木々は幾らか色づいている 昨年は10/26にここを訪ねており随分と色付いていたが 色合いはまだ淡い 太陽の陽射しが得られないのも残念 下山時に期待し ルートを登って行く

 五合目辺りまではブナ樹林帯の中のルートであったが この辺りから潅木帯となり眼の高さに花や実を見つける事が出来 楽しみなルートコマユミが多く あちらこちらで小さいオレンジ色の実をつけている カメラの自動焦点の焦点が定め難いのかピントがずれている写真が多い 赤いナナカマド 青いサワフタギ そしてクロウメモドキと思われる黒い実も顔を見せる コウゾリナが一輪花の姿を留めていた そして六合目に出る

 先ほどまで見えていた三鈷峰はガスがかかり山容を伺う事が出来ない 時刻は12時を少し過ぎている これから更にガスが濃くなってゆくのかも知れない 韓国から来られた団体だろうか10名ほど 日本語でない言葉で話しておられた 六合目から米子の街の方を見ると正面にナナカマドが実をつけているのを見る事が出来る まだ葉を残していたが遠景を背に赤い実を沢山見る事が出来た

 一連の写真を撮り ルートを登って行く 八合目までの登りが結構きつい ルート脇にはアズキナシが多い 赤い実を見ただけでは何だか判別出来ないので写真に撮りながら登って行く あちらこちらで写真を撮ったがどれもアズキナシと判別した ナナカマド コマユミ サワフタギ マムシグサ イヌツゲ クサボタン タニウツギなどの実を見つける 七合目付近の標高の高いところでコマユミがびっしりと実をつけているのは感動した クサボタンの実はこうして見ると随分とおしゃれだ アキノキリンソウはまだ咲いており ホソバノヤマハハコは何とか花の姿を留めていた

 八合目を過ぎると木道のルートとなり展望が開ける ダイセンキャラボクが一面を覆っている 実を見つけられないかきょろきょろと探しやっと一つ見つけた hadaのページによると 大山山頂のキャラボク群落では、ほとんど実を見ることができない。 と記されている 九合目の標識を見て数分行ったところにサワフタギが実をつけていた ガスが出てきてルリ色の美しさが見られなかった 20名余り団体とすれ違う 警察学校の学生との事 そして山頂に出る

 山頂にはざっと20名ほどの方が休んでおられた 三角点には通行止めと表示されロープで行けないようにしている ガスが出てきて 剣ヶ峰はガスの中 その先の山並みは見えない ガスが薄くなって剣ヶ峰が見えるようになってきた 何人かカメラのシャッターを押してあげ 私も押して頂く 青空が見え 剣ヶ峰の山頂が見えるようになったかと思ったらすぐにガスが出てきて隠れてしまった

 食事を終え下山する とんとんとテンポ良く降りて行く 登って来られる方に配慮しながら降りて行く 六合目の展望はガスが更に濃くなり山容は全く見えなくなっていた 五合目手前の分岐から元谷へ降りて行く 太陽の陽射しは残念ながら得られなかった 降りている方と陽射しが得られず残念ですね と声をかけたが それでもいい色できれいですね との返事があり これはこれで素晴らしい ここに来ないと楽しめない景観 空気もおいしいでねと話し お先に失礼する

 写真を撮りながら降りて行き 元谷に出る 元谷から遊歩道へ10名ほどのグループが降りて行かれたのでルートを避け自動車道を経由して降りる


アプローチ
 湿った空気が入り雲が出易いとの予報どおり 曇り空の下、倉敷を出発 通勤ラッシュの時間となり酒津公園の交差点から渋滞 なんとか川辺橋 総社大橋を抜ける 豪渓泰橋入口温度は11℃ 大分下がってきた 橋を渡り180号を左折して高梁 井倉 新見と走って行く 井倉10℃ 新見11℃ 新見を過ぎると車は少なくなり一人旅 千屋を過ぎ 明地トンネルに トンネルの点検補修工事を行っており 誘導車が来るまでしばらく待たされる 対向車が抜け 誘導車が過ぎると 通行可能となる トンネルを抜けると 短い間だが大山の山容を見る事が出来る 少し雲があるが全体がはっきり見える 青空も伺え一安心 峠を下り 高尾で181と合流 日野で180と別れ181を直進する 左手に日野川を見ながら川に沿って下って行く 日野川沿いの温度は14℃ 溝口で県道45へ枡水ヶ原へ向かう 大山が正面に見えて来る 枡水ヶ原の温度は15℃ 陽射しを受け上昇している 大山循環道にも温度表示があり12℃ 紅葉はこれからだ 下山(しもやま)駐車場に駐車