那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り113分(西仙コース) 下り54分(東仙コース)   鳥取県
倉敷からの距離   120Km        登頂日 2015/04/24   ガイドブック  F写真 動画

駐車位置10:48−11:04ゴーロ橋_2.7Km−11:12イワウチワ−11:28シャクナゲの峰−11:41馬の背小屋−11:46イワウチワ−11:53標高1000m−12:30三角点12:36−12:47山頂12:50−12:56_500m−13:00分岐−13:13標高1000m−13:16林道−13:25標高800m−13:31イワウチワ−13:36林道−13:46駐車位置

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる イワウチワはどうだろうか?

 駐車スペースを心配していたが思っていたより車は少ない 花のタイミングを失してしまった可能性がある 駐車した道路脇にミヤマカタバミが花を咲かせている 早速のお出向かいだ 花に挨拶をして出発する

 ヤマザクラが花を咲かせ ミツマタも特徴のある花を咲かせている 駐車場の脇を抜け渓流沿いのルートを行く ミツマタ ミヤマカタバミそして渓流の音 シーズンが始まるという感覚を味わう ゼンマイがあちらこちらで顔を見せる クロモジが花を咲かせている 咲き始めだ コガネネコノメソウを見つける 小さいながらもしっかりした花をつけている 登山道を示す標識があり その少し先にヤマエンゴサクが薄い青色の花を咲かせている そしてゴーロ橋に出る

 ここが登山道入口になる 那岐山頂上2.7kmと書いた標識に従いルートに入って行く 入口に那岐山守る会の名前で新しい案内があり 登山道沿いの樹木名札は地元産杉板で作成したものです と記載されていた 名前を確認出来ありがたい

 すぐに分岐があり尾根コースへ向かう イワウチワやシャクナゲは尾根コースで楽しむ事が出来る 渓流を渡る いつも渡っている所より少し上流に一本橋が設置されている 割と新しい 昨年の写真を見ても写っている

 ルートを登って行く そろそろイワウチワが顔を見せても良い頃だ イワウチワの葉は確認出来るが花は無い もう終わったようだ まだ残っている花があっても・・・と思う間に一輪お出迎え 薄いピンクの花を大きく開き出迎えてくれた その花に続き次から次と顔を見せてくれる ピークを過ぎた花も見られたがまだ充分楽しめる

 あそこに こちらにと楽しみながら登って行く 鎖が設置されているところを登って行く あのような斜面に花を咲かせているなど右を見たり 左を見たり シャクナゲの峰に出る シャクナゲが花を咲かせていないか 今度は枝先を探す 花芽を膨らませているのを見つける タムシバやアセビも見つける

 シャクナゲの峰の周辺はいつもイワウチワが咲き乱れている場所 日当たりが良く咲くタイミングが他の花より早いのだろう 今年は店じまいのようで出会えなかった 少し過ぎるとまたイワウチワが咲いている 花を楽しみながらルートを行く この辺りでシロバナのイワウチワを見つけた筈ときょろきょろする 一輪咲いているのを見つけ 近づいてカメラに収める

 馬の背小屋に出る この辺りはタムシバが幾つも顔を見せてくれる 今日も出迎えてくれた

 馬の背小屋を後にルートを行く 樹林の中のルート このルートにもぽつぽつとイワウチワが顔を見せてくれる 数は少ないものの嬉しい 鎖が設置されているところもある 一歩一歩登って行く 標高1000mの標識がある イワウチワはこの先では出会った事は無い 今日も最初にイワウチワ出会った時刻と最後に別れを告げた時刻を記載した 30分を超える時間楽しませてくれた

 標高1000mの標識を過ぎ少し登ると 傾斜がゆるくなり一息入れる事が出来る 眼も周辺を見回す余裕が出来る 左手には山頂ピークが見えてくる そして落葉樹林帯のルートへ入って行く 木々はまだ芽吹いておらず樹間に稜線を伺う事が出来る アセビの木が数本ある いつもはびっしり花を咲かせているのだが今年は目立たない 花は終わったのか?と再度良く見ると 咲き始め状態のものを見つける事が出来た 今年はアセビに出会う機会が少ない 下山ルートにもアセビの群生している所があるが花には気付かなかった

 そしてサラサドウダンの群生林の中のルートを行く 見事に花を咲かせている時をイメージしながら登る シーズンの時は見事である 足元の岩が増えてくるとサラサドウダンの群生林は終わりに近い そして草原の斜面に出る 右手に滝山へのルートが見える 更に登って行くと 休憩舎が見えてくる もう一息だ

 休憩舎に出る 三角点ピークには幾人もの人が見られる 休憩舎は修復が完了しトイレも使えるようだ 滝山から縦走されたのだろう 縦走路からお二人連れが来られ挨拶を交わす 山頂は混雑している可能性がある 今日はここで記念写真を撮ろう リュックを降ろし麦茶で喉を潤し 縦走路を背景にカメラに収める

 一息入れ出発する 三角点ピークには先ほどのグループは出発されどなたもいなくなった 山頂には何人かいるのを伺う事が出来る 尾根を山頂へ向かう 前方に先ほどのグループが列になって登って行く様子を伺う事が出来る 後を追うようにして山頂に出る

 山頂には山頂標識を中心に先ほどのグループが集合写真を撮るべく準備をされている どうやらグループのメンバーがカメラをかまえているようなので 撮ってあげようかと声をかけ シャッター(と言うかタブレットのカメラのマークの部分)を押す 私にとって初めての経験だった カメラを持っている人からも依頼があり対応する

 このグループ私と同様西仙ルートを登り東仙ルートに下りるとの事 イワウチワはこれからですかねという話があり いやピークは終わっているようです 蕾は見つけられなかったでしょう と意見交換をする これから休憩されるのかと思ったらすぐ下山にかかるとの事 この集団を後から追いかけるのはちょっと大変と判断し お先にと下山にかかる

 下山ルートは予定どおり東仙ルートを降りる 尾根の鳥取県側に部分的に雪が残っているところが見られたがルートには全く雪は無く 雪解け状態でもなかった 足元はしっかりしておりテンポ良く降りてゆく 先ほども記載したが この辺りはアセビの群生地であるが花に気付くことなく降りて行く

 標高800mの標識を過ぎ 渓流を跨ぐようにして渡り 少し登る この辺りからイワウチワを楽しめる 女性の方がお一人花を探しておられた ぽつぽつと咲いているのを見つける ここもピークを過ぎたようだ ルート脇にも顔を見せてくれるが数は少ない 左側斜面に幾らか固まって咲いていた タムシバも楽しめる筈だが見回しても見つけられなかった タムシバも終わったようだ

 林道に降り あとは渓流を左手に見ながら降りてゆく ミツマタが花をつけていたがこれもピークを過ぎていた 私の前に駐車していた車はまだそのままだった


アプローチ
 このところ天気が安定している 今日は日本が高気圧に覆われ全国的に好天の予報 青空の下倉敷を出発する 車載温度計は15℃ 吉備路を行く 青空とは言え春霞状態 鬼城山もぼんやりとした景観 県道271を経由して足守の手前で再度429に合流し北上する 加茂川道の駅 旭川ダムと走る ダムの水位は相変わらず高い 旭町 休み乢トンネルと走って行く トンネル出口から見える泉山もそこに見える筈と思って見ないとわからない状態 春霞で空との区別がはっきりしない そのまま429を走り 津山市街地手前で53と合流し 津山市街地を抜ける 津山インターチェンジを過ぎ 429とは別れ53を直進する 日本原20℃と温度表示計を確認する 左手に那岐山が見えてくる 今日は鳥取側から登る計画なので 那岐山登山口の標識を見送り直進 黒尾峠へ向かう ループ橋を走り 黒尾トンネルを抜ける 出口温度は18℃ トンネル出口に休憩所&レストランがあったが閉店状態のようだ 峠を下って行く 那岐山登山口を示す標識を見て左に折れ 戻るようにして那岐山登山口へ向かう JRの高架を潜りすぐに左折(小さいが標識はある) 民家を抜け踏み切りを抜け林道に入って行く 対向車に留意しながら林道を走る 舗装されている 樹間から陽が射しこみ前方が見え難くなるアングルがあるので それも考慮に入れ走る 十字路に出る 右に曲がり橋を越えた左手に駐車場があるがすでに一杯の状態 道路を少し登った道路脇にすでに3台駐車している その後方に置けるスペースがあったのでそこに置かせて戴く