那岐山



標高 1255m    難易度 ☆☆     登り148分(Bコース) 下り79分(Cコース)  岡山県
倉敷からの距離   101Km        登頂日 2015/05/27  ガイドブック  F写真 動画

駐車場10:03−10:14林道−10:22登山口−10:25BCコース分岐−11:11五合目−11:21黒滝分岐−11:56道標_1Km−11:59八合目12:01−12:16尾根=12:18−12:20道標_500m−12:35山頂12:43−12:53三角点−13:01道標_500m−13:04八合目−13:11道標_1.1Km−13:17大神岩−13:35水場−休憩所−13:41林道−13:51合流−13:53登山口−14:02駐車場

登山
 今日は那岐山(なぎせん1255m)を訪ねる

 登山支度をする 駐車場の斜面にコガクウツギが顔を見せる コガクウツギの季節になったのだ トイレの先に新しく那岐山麓周辺マップが設置されている その時は写真に撮っただけだったが良く見ると登山コース以外に大別当城跡 八巻城跡 名木ノ城跡などのコースが新設されたようで その案内も記載されていた 那岐山麓遊歩道として色分けされている

 自動車道を数10メートル行き 渓流沿いのルートに入って行く そのわずかの距離にコガクウツギ オニタビラコ ヒメオドリコソウ オオイヌノフグリ キツネノボタンに出会う 渓流に沿ってルートを行く そこではウワバミソウ ミズタビラコ ヒメレンゲを見つける 擬木の階段を登る 新緑が輝く 白い花を咲かせている木があったが、距離があり何の木か判別出来なかった コガクウツギがあちらこちらで顔を見せる 香りも漂ってくる いい香りだ

 林道に出る 第三駐車場があり5,6台駐車していた 林道沿いも花が多い 見つけては立ち止まりカメラに収める ウマノアシガタ ミズタビラコ タニウツギ ハナニガナ オニタビラコ イワニガナ ヤマツツジ ノミノツヅリ カタバミ トウバナ ノアザミ ノイバラ ウツギの花芽と数多く楽しませてくれる ノミノツヅリは小さな花でピントを認識しにくいようで 何枚か撮ったがすべてピンボケだった 小さな花はカメラも苦手なようだ

 登山口にも案内表示が設置され クマ注意の大きな注意板も設置されていた 林道からルートに入る 入口部分に新しい分岐があり八巻城跡1.5km菩提寺2.6kmと書いた標識が設置されていた すっかり様子が変わっておりびっくり ここを訪ねたのはいつだったか調べてみたら昨年の6月だった この約1年の間に仕上げたようだ

 入口を少し入れば、以前のルート コガクウツギやハナニガナを見てルートを進み B,Cコースの分岐に出る 今日もBコースを登りCコースを降りる予定でありBコース 右へ進む 樹林の中の平坦なルート 薄暗い中に木漏れ日 そこにコガクウツギがスポットライトを浴びている そんな景観も楽しめる 木橋を渡り渓流に沿ったルートを登って行く

 橋を渡って7,8分登った地点に新しく分岐が出来ている 名木ノ城跡0.4kmとある 山麓遊歩道だ 遊歩道はBコースに繋がっている(Bコースまでここから0.9km)

 左手下方に流れる渓流の音を聞きながらルートを登って行く コガクウツギがあちらこちらで顔を見せ 時折良い香りが漂ってくる 思いっきり深呼吸し美味しい空気を吸い込む タニギキョウも顔を見せる 小さい花だがきりりとした姿 カメラ泣かせの花だ あちらこちらで顔を見せてくれるので何枚も撮る 本当に歩留まりが悪い ハナニガナ ギンリョウソウ フタリシズカ ミツバ キランソウ オニタビラコ ホソバノヨツバムグラ サワギクの花芽などを見つけルートを行く

 マタタビが顔を見せてくれる場所だ 確かこの辺りと探すがまだ時期が早いのか見つけられなかった ウリノキは特徴のある花芽をつけていた この辺りから渓流から離れ植生が変化する ヤブデマリが白い花を咲かせている ルートの反対側を見るとハウチワカエデのような特徴のある花を見つける だが葉がカエデとは違う 調べて やっと判明したのだがチドリノキ 撮った写真でGoogle検索しても判明しなかった あれこれ調べて 岡山理科大波田研のサイトでカエデ科で検索したら 該当する写真を見つける事が出来た

 そこを過ぎると 桧の樹林帯のルート 風倒木の被害を免れており堂々とした樹林帯 ルート脇にオシダが幾つも環状に葉を伸ばしており 岡山の山では少し異なった雰囲気を醸し出す タニギキョウが幾つも固まって花を咲かせている 環境が適しているのだろう

 また、渓流の流れが聞こえてきて五合目に出る 五合目手前に分岐がありAコースと合流出来る 今日はそのままBコースを行く 五合目周辺にはヒメレンゲ ウワバミソウ ミズタビラコ クルマバソウなど水の近くに咲く花が顔を見せる ワチガイソウのような小さな花を見つけたが名前はまだわかっていない(どうやらクワガタソウのようだ)

 渓流から別れルートを登る 風倒木の被害を受けたところ 5月とは言え陽射しはきつい 帽子のひさしを後にして延髄をカバーする 植樹が行われ 潅木が増えてきた タニウツギ コガクウツギ クマイチゴ ハナニガナ ミツバツチグリなどが咲き ミヤマカタバミやナナカマドは花芽 サルトリイバラは実をつけていた そして、また、樹林帯に入る

 樹林帯に入るとタニギキョウ チゴユリが顔を見せる 山頂まで1kmの標識につづいて八合目の標識 ここでリュックをおろし麦茶休憩 リュックをおろした近くにタニギキョウ 一息入れながらパチリ 一息入れて出発する すぐ近くに水場がありタネツケバナを見つける

 ここからの登りはサラサドウダンが楽しみ あの木かなと近づき 覗き込む 咲いていました 花の数はそう多くはないが釣鐘状の花を幾つもつけていました いつもだと眼の高さの枝にも咲き 好みのカメラアングルで撮れるのだが 覗き込む形となり光の加減がうまく行かず きれいな写真を撮れなかった その後も何回か花を撮るチャンスがあったが残念な結果に終わった 花に出会えた事を良しとしよう

 尾根分岐に出る 山頂方向とは反対側の尾根を少し散策 サラサドウダンやガマズミの実を見てルートを戻り 山頂へ向かう 山頂まで500mの標識がある ここから先はなだらかなアップダウン まっすぐ伸びているルートは気持ちが良い この尾根でもサラサドウダンに出会う タニウツギ サワフタギは花芽を膨らませ カシワは特徴のある花をつけていた

 Bコースを登っていて山頂に出るまでにご夫婦連れや単独 グループ連れと何組もの方とすれ違った 職場の仲間なのか若いグループも見られた そして山頂に出る

 山頂はどなたもいない 時間は12:30を少し回ったところなのに 景観を独り占め 大山はぼんやりして見えない 三角点ピーク その先に滝山 滝山の後に少しだけ爪ヶ城が顔を見せる 記念写真を撮り下山する

 下山はCコース アカモノ クサイチゴが花を咲かせているのを見つけカメラにおさめる タニウツギ コガクウツギ ミツバツチグリ ギンリョウソウ タニギキョウなど登った時に出会った花だと目ざとく判断しながら降りて行く もっとも 足元に注意が集中し、登りの時のように周辺を見る余裕は無い 足場の良いところはリズム良く降りて行く

 水場に出る 顔を洗い 頭を濡らす 実に心地良い コゴメウツギの花芽が目立つ コゴメウツギは登りでは出会っていない 結構多い 林道に出る ここにも新しい案内板 名木ノ城跡0.5kmの標識がある Bコースの分岐と繋がっている 案内標識によると八巻城跡を経由して山の駅に繋がる山麓遊歩道は4.5km115分と記載があった

 ルートを降りて行く コツクバネウツギを見つける また、コゴメウツギが花を咲かせている 先ほどは蕾だったが 少し降りた地点では花を咲かせている 数輪の花が咲いているのを見た事はあるがこのように木を覆うようにして咲いているのを見るのは初めてのように思う 全体を見ると花弁の可愛らしさは判別出来ないが 近づいて マクロで撮ると可愛い 子供が喜んで跳ね回っているような感じを受ける

 すぐに登ってきた時の分岐に出る 同じルートを降り、駐車場に 一緒に駐車した倉敷の車はまだあった


アプローチ
 暑い日が続く 青空の下倉敷を出発 車載温度は早くも23℃ 吉備路を走り県道271を経由して足守の手前で429に合流 足守 加茂川 旭町と走ってゆく 旭川ダムは水位を下げていた 旭町を抜け休み乢トンネルを抜ける 泉山は薄っすらとその姿を見せる 津山市街入口で53に合流 津山市街地を抜ける 津山インターチェンジを過ぎて 429と別れ53を直進する 日本原の温度25℃を確認 那岐山登山口の案内に従い左折する 山の駅を右に見て更に進み 第二駐車場に駐車 すでに1台駐車 また、私の前を走っていた車も一緒に駐車する 倉敷ナンバーだった