毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り95分 下り92分(白馬山経由)  岡山県
倉敷からの距離   114Km        登頂日 2015/06/15  ガイドブック  F写真 動画

駐車場10:26−10:48登山道入口−10:52三合目−11:04四合目−11:09五合目−11:16六合目−11:27七合目−11:39八合目−11:52九合目−12:01山頂_1218m12:19−12:27九合目−12:38俣野分岐−13:13白馬山_1060m−13:45林道−13:51駐車場

登山
 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる

 登山支度をして出発する ナナカマドを見てトイレの脇のルートを行くと左手にイタチハギ 異様な花の形はドキッとする ここに咲いているとは今まで気づかなかった 強そうな花 広がるかも知れない 園地にはあちらこちらにヤマボウシが白い花を咲かせている ルートを行くと白い花びらが沢山散っているエゴノキだ 花は高いところで上手く撮れそうもない と思っていたらまたエゴノキ 今度はカメラに収める

 草花は見つからないなと探すとキランソウを見つける ウツギが花芽を膨らませ ヤブデマリはまだ花を残していた 渓流沿いにもエゴノキが花を咲かせ、カキドオシ コナスビの花を見つけた おや! こんな場所に白い花 大きな木に沢山の花を咲かせていた 帰宅して調べる ネット検索でわからず 樹木図鑑を一枚づつめくりオオバアサガラのようだと判明 このような花を咲かせる木があるのを知る

 樹林帯に入って行く すぐに白馬山への分岐がある 今日は帰路に白馬山経由のルートを選ぶ

 ウワバミソウ ミズタビラコが顔を見せる ミズタビラコが結構あちらこちらで顔を見せる ミズタビラコの花弁をマクロで撮るとなかなか可愛い 陽射しを受けている様子やポーズを取っているような花をカメラに収める ムラサキサギゴケ アカショウマ イヌガラシ キツネノボタン ミツバツチグリなどを見つけるが数は少ない コアジサイ ヤマアジサイ ウリノキ ウツギ ミヤマホウソなど木の花や花芽が目立つ

 大きな案内板を見て登山道に入る 道幅が狭くなり草がぐっと近づく ウリノキやミヤマホウソがまた顔を見せる ミヤマホウソは結構多い 旭川源流の碑と書いた丸太の碑がある 気づかずに通り過ぎる事が多いのだが今日は気づいたのだカメラに収める エンレイソウ アカショウマ トチバニンジンなどを見つけながらルートを行くと ルートが幾分左にカーブして登りの場所がある ここからの渓流の眺めが良い 今日もここでスナップを撮る そしてその登りを数歩登ったところにムラサキマユミが花芽を膨らませていた

 渓流沿いのルートとなる ヤマアジサイ コアジサイが幾つも顔を見せる ヤマアジサイの装飾花が薄紫色の清楚な色を見せてくれる 花はまだ コアジサイはここでは咲きだしている 淡い青色の花や白い花と幾つも咲いている 踊るような花は可愛らしい

 渓流を後にルートを登る この登り口にはモミジハグマが顔を見せる 花はまだ 特徴のある葉を伸ばし、花茎が伸びてきたところ

 ここを過ぎるとブナ樹林の中の登り 小鳥の鳴き声 エゾハルゼミの鳴き声が聞こえてくる カメラの動画機能が壊れ 山の音の収録を止めている そのせいもあり登山記録に音を記載する事が減っているように思う この時期の小鳥の声はいい

 トチバニンジンの花芽を見つけ 四合目を過ぎる すぐに毛無大岩があり 岩を右に見て登って行く 小さい白い実を見つける タニギキョウの実のようだ 花もまだ残っているものもあった こんな形の実をつけるのかと新たな発見

 六合目に水場があり、五合目辺りから花が顔を見せてくれるので楽しみなところ だが、コナスビ ミズタビラコが顔を見せてくれた程度であった シケシダが葉を伸ばし ミヤマイラクサが特徴のある葉を伸ばしている 花はまだだ 六合目の標識を過ぎるとすぐに六合大杉のところに出る 私は杉よりブナの方が好きだ 見応えのあるブナの樹を楽しみながら登って行く 足元にハナニガナが幾つも顔を見せる

 暫くはブナ樹林の中の登り 花は見られない 七合目の標識を見て 登りに耐える 左にカーブして傾斜がゆるくなると 八合目が近い 谷を左に見てトラバースするようにルートを行く 白い花を見つける コバノフユイチゴだ 花に出会えると嬉しい 一息入れカメラに収める そして八合目に出る

 八合目の標識と山頂まで0.3kmの標識が並んでいる 八合目の標識が倒れたのか 誰かが並べて置いてくれたようだ 標識を過ぎたところでまた登りがある しかし、そう続かず、すぐになだらかな登りとなる ギンリョウソウを見つける 枯れた笹の葉から顔を出しており危うく見つけそこなうところだった 今度はオオカメノキの実 花を咲かせている時を知っている そして九合目の避難小屋のところに出る

 ルート脇にハナニガナが沢山咲いている そこを過ぎるとまたブナ樹林の中の登り ジグザグにルートを登って行く 振り返ると避難小屋とブナ樹林とを見る事が出来る この景観も好きだ ジグザグにルートを登り草原に出る手前でショウジョウバカマ実を確認する 春先咲いていたものだろう そして草原に出る

 ここに出ると 田浪の集落を俯瞰出来る 山頂は近い ヤマツツジが咲き結構目立つ ヒメハギ シロバナニガナ アカモノ コナスビ ヒヨドリバナの花芽を見て山頂に出る

 山頂には男性がお一人 昼食休憩をされていた 天候が生憎ですねと挨拶を交わす 大山はガスで見えない  蒜山もぼんやりしてはっきりしない 白馬山経由で登られたのですか?と伺うが 良く聞こえなかったようで、こちらからと、縦走路の方を示された ササユリは咲いていましたかと伺うと1輪咲いていたと伺う

 私も昼食をとり 記念写真をとる まだ、食事をされていたので お先に ササユリを見つけに行ってきますと話すと ササユリは鳥取県側のようだったよ とのコメント 縦走路は岡山県と鳥取県の県境となっているので鳥取側だよ と言う意味に理解し 御礼を言って尾根を行く

 私の記憶では 山頂から少し降りた地点に幾つもササユリが咲いていたというイメージが残っている 少なくとも花芽を見つける事は出来るだろうと きょろきょろしながら山頂から降りてゆく だが見つからない 樹林に入る手前だと思っていたが見つけられないまま樹林に入る

 オオカメノキ ナナカマド ブナ サワフタギなどが迎えてくれる この辺りはシーズンにはオオカメノキが白い花を咲かせ楽しませてくれるところ オオカメノキの実をあちらこちらに見つける事が出来る サワフタギが特徴のある花を咲かせていた オオナルコユリ ツルアジサイも顔を見せてくれたがササユリは見つけられないまま俣野分岐に出る

 鳥取県側というのは俣野ルートの事だったのかも知れない 田浪から登られたものと思っていたが確認しなかった せめてカタクリ広場の俣野側を回ってルートを行く

 白馬山への縦走路を行く アップダウンが幾つかあるが 標高で200m程低いので 下りが多い 花を見つけながらルートを行く ユキザサ* ナナカマド* ツルアジサイ タチシオデ* サワフタギ カタクリ* アマドコロ ミヤマガマズミ* ソヨゴ* ハナニガナ ギンリョウソウ コアジサイ ミヤマシグレの花芽(*は実)を見つけ白馬山に出る ここから大山を伺えるのだがやはりガスで見えない

 白馬山からルートを降りる コバノフユイチゴ ツルアジサイを確認するが 最後までササユリに出会えず駐車場に 記録を調べると 沢山のササユリに出会ったのは2012/7/9であった それにしても花芽すら見つけられなかったのは残念だ2013/6/17の記録によれば 幾つも花芽を見つけたと記録しているのに



アプローチ
 天気予報が好天してきたのを幸いに山を訪ねる 泉山でササユリを見た事から毛無山を思い出し、訪ねることとした 倉敷の空は薄曇り 太陽の陽は射しているが、梅雨のこの時期 ぼんやりとした天気 吉備路を走り県道271を経由して足守の手前で429に合流 足守 加茂川 旭町と走る 旭川ダムは相変わらず水位は低い 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合入口23℃ 落合で313に乗り久世で181に合流し、勝山へ 勝山で313と別れ181を美甘 新庄と走る 勝山22℃ 美甘23℃ 新庄24℃を示していた 新庄の道の駅を過ぎ、毛無山登山口の標識に従い県道58へ右折 後は登山口の標識に従って車を走らせ駐車場に 駐車場には2台駐車 燃費は行き28.1km/l 往復226.8kmを35.3km/lで走行