毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り82分 下り84分(白馬山経由)  岡山県
倉敷からの距離   113Km        登頂日 2016/04/16  ガイドブック  F写真 動画

駐車場10:29−10:45登山道入口−10:48三合目−10:56四合目−11:00五合目−11:06六合目−11:15七合目−11:28八合目−11:41九合目−11:51山頂_1218m12:07−12:2九合目−12:20俣野分岐−12:52白馬山_1060m−13:26林道−13:31駐車場

登山
 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる

 車が多いという事はカタクリが期待される 登山支度をして出発する 園地にタネツケバナ ウシハコベ セイヨウタンポポがぽつぽつと顔を見せる お! タムシバだ 白い花を沢山咲かせている この様子ならタムシバも楽しめそうだ ニワトコが花を咲かせているのを見つける 目立たない花だがマクロで見るとなかなか可愛い
 
 毛無山山の家を過ぎ 渓流沿いのルートを行く 5名のグループとすれ違う 登山者では無さそう 挨拶を交わす 熊の目撃情報があった だが今日は聞いていないが と注意があった お礼をいい渓流沿いの花を楽しむ ミヤマカタバミ サンインシロカネソウ コチャルメルソウ タネツケバナ ヤマネコノメソウを見つける事が出来た 道路を挟み反対側の渓流沿いにはキクザキイチゲ カキドオシ ミヤマエンゴサクを見つける事が出来た どの花も太陽の陽射しを受け輝いていた このようにウロウロしては道が捗らない でも何時の間にかこうしたペースになってきた
 
 樹林の中に入る ミヤマカタバミがあちらこちらで白い花を咲かせている 木漏れ日を受け輝いている花も見られる 樹林特有の雰囲気の中に♪くりかえし咲くつぼみ 懐かしさが伝わる ゼンマイ ボタンネコノメソウ エンレイソウ フキノトウなども顔を見せる
 
 登山道入り口の大きな案内板を過ぎると道幅は狭くなり 花が更に近くなる ルートに沿って咲くミヤマカタバミに導かれルートを行く エンレイソウが群生しているところを確認 カンスゲやミヤマキケマンを見つけ三合目を過ぎる
 
 渓流沿いのルートを登る ハシリドコロが顔を見せる この辺りはモミジハグマが顔を見せるところと思いながらジグザグに登ってゆくと 若い芽が地から顔を出している 可愛い葉を広げているものもある このようにして育って行くのだと新しい発見 少し前には雪が積もっていただろうにと感心する そしてブナ樹林の中を登って行く
 
 樹林の中は花は少ない 五合目を過ぎると六合目を中心に花が顔を見せてくれる ミヤマキケマン コチャルメルソウ ハシリドコロ ボタンネコンメソウが顔を見せてくれる ここを過ぎるとまた花は少なくなり ブナ樹林の中の登りとなる
 
 七合目を過ぎたところで学生のグループと出会う 伺うと岡山工業高校の山岳部との事 大きなリュックを背負っておられた
 
 ブナ樹林の中にところどころに白い花を確認できる タムシバだ 白馬山の下りのルートにはタムシバが多いので楽しみだ 八合目の標識を過ぎ 少し急な登りを過ぎると 美しいブナ樹林のルート タムシバの木も一本見られた 根が弱いのか木が傾いていた それでも白い花を沢山咲かせていた
 
 九合目には避難小屋がある 入口の戸が開いており人声が聞こえる 休んでおられる方がいるようだ 私は寄らず そのまま登って行く この登りもブナ樹林の美しいところ 振り返って避難小屋を入れてカメラに収める
 
 樹林帯を抜けると笹原のルート 山頂は近い 振り返ると登山口の田浪の集落を伺う事が出来る 笹原のルートを登って行くと右手に蒜山三座に連なる山並みが次々と見えてくる そして山頂に出ると大山を見る事が出来る この変化は好きだ 雪景色の時が思い浮かぶ
 
 山頂には何組かのグループが大山の景観を楽しみながら昼食休憩をされていた のどかな陽射しを受け、なかなかいい景観だ お一人で休まれておられた男性の方と挨拶を交わす 伺うと鳥取側の俣野から登られた由 カタクリはどうでしたかと伺ったが 知らないのでとの事だった 登りの笹原の中でも見つからなかったのでまだ早かったのかな? と少し落胆する 白馬山への縦走路を示す標識に温度計が括り付けられていた 見ると20℃を示していた
 
 私も大山を背景に記念写真を撮り 昼食を終えて白馬山に向けて降りて行く カタクリに出会えないかとキョロキョロと周辺を見ながら降りて行く 山頂近くには花は見られなかったが降り始めて2分もしないところで咲いているのを見つけ カタクリ見つけた!と喜ぶ 降りて行くに従い次々と顔を見せてくれる 九合目の標識があり その近くに幾つも咲いている ブナ樹林の形が良く 花と樹林を楽しむ事が出来る キクザキイチゲも顔を見せる いつも顔を見せてくれる場所だ ルート脇には次々とカタクリが顔を見せてくれる 蕾もある 咲き始めだろう皆元気が良い すれ違った方と挨拶を交わす 今年は早いですね そうですね とお互い通じ合う 山頂でお会いした方 関心が無いものには気づかないようだ こんなに沢山咲いていても気づかれないのだ 認識とか認知という問題は奥が深い
 
 俣野分岐に出る 分岐のコーナーがカタクリ広場としてロープで囲われている 周辺に樹木がある為だろうか尾根筋より生育が遅く、蕾の状態が多い シーズンにはこの周辺で休憩されている人が多いのに 今日はどなたもいない 私も広場の花をカメラに収め すぐに、白馬山へ向かう
 
 白馬山までの尾根道でもカタクリが楽しめる タムシバの清楚な花も楽しめ また、ブナ樹林の景観もなかなかいい 俣野分岐の近くのタムシバは蕾の状態だったが 少し降りたところでは元気よく咲いている 青空を背景にぐんと輝きが違う カタクリは随所に顔を見せてくれる 花を撮り ブナ樹林の景観を撮り 楽しみながらルートを行く 白馬山に近づくとルート両脇にカタクリがお出迎え シロバナカタクリに出会えないか 以前に見つけた場所を中心に探したが見つけられなかった 咲く時期が少し遅いかも知れない
 
 白馬山山頂標識の周りにも沢山カタクリが咲いている 地面に臥せってカタクリの写真を撮っておられる こうしてじっくり向き合うのも良さそうだが私の性格ではそこまで到達出来るか怪しい 尾根道から見えていた大山はここを下ると見なくなる いつもの場所から大山をカメラに写して ルートを降りる
 
 下山ルートはタムシバが多い 南向きの斜面であり尾根道より花は進んでおり 花が開ききったり 白い色が褪せたりしていた このルートのタムシバを楽しむにはもう少し早い時期が良かった ルート脇に花をつけている木がかなりある また 樹間を覗き込むと幾本も花を咲かせているのを見つける事が出来る 高度を下げ 常緑樹の樹林帯の中にも白い花を認める事が出来た
 
 山の英気をたっぷり吸収出来実に心地良い 凱旋桜は駐車場はどこも一杯の状況 今日は帰宅してから合唱の練習がある 桜は見送ろう



アプローチ
 青空の下、倉敷を出発する 車載温度は13℃を示している いつものように429吉備路を走り 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る 足守の街並みを過ぎると沿道の緑がぐんと近づく ここを走るのは久しぶり 調べると、昨年12/5櫃ケ山登山以来だ リフレインに歌っている♪くりかえす 景色のうつろいに心が弾む 加茂川の道の駅で小休憩をとり小森温泉 旭ダムと429を走る 沿道のヤマブキの黄色い花が目立つ 旭川沿いの桜はすっかり葉桜 三休公園のミツバツツジの色が山肌に見える 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ向かう 落合入口温度14℃を確認し313に乗る 落合 久世 勝山と走り 勝山から313と別れ181へ直進する 山が更に近くなり新緑の中のドライブを楽しむ 勝山18℃ 美甘18℃と気温は上昇してくる 新庄の凱旋桜が見ごろと新聞に紹介されていた 道の駅の付近には駐車場の案内をされている方がおられ 道の駅駐車場には入れそうもない 新庄川に沿って駐車場が設けられており そちらに誘導されていた 私は立ち寄らずに毛無山を目指す 県道58へ右折 県道沿いにも桜並木があり 咲き誇っていた 桜並木のところに毛無山へ向かう分岐があり 桜を背に登山口へ向かう 登山口へ向かう道路工事は終了したようで 迂回する事無く 駐車場へ 駐車場には多くの車が駐車していた